日立製作所が試作した新型コンピュータについて(2/24更新)(2/25更新)(2/26更新)(2/27更新)
- kamakiri_ys
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@nasakawa 最急下降+ランダムだけでは「擬似的量子アニーリング」ではないように思います。SAでも、大域的なエネルギーと言いつつ、イジングモデルで表現できる問題なら局所相互作用で動いていくので(温度はあくまでも制御パラメーター)、いまひとつSAとの違いがわかりませんでした
2015-02-23 11:18:19@kikumaco ご意見感謝です。どうもランダム性は時間と共に低減させる方向に何らかの調整を行っているようで、このランダム性の調整に、SA法で言えば温度、QA法では磁場低減と同じ役割を持たせているようですね。
2015-02-23 11:34:06@nasakawa 相互作用でエネルギーを下げつつ、ランダムネスをだんだん減らしていくとすると、実質的にはSAと変わらないのではないかなと思います。温度というのはランダムネスの原因なので
2015-02-23 11:39:01さきほどの「量子アニーリングを疑似的に」というのは、どうもイジングモデルの磁場をランダムに振って、それをだんだん弱くしていくのではないかという気がした。まあ、いずれにしても、量子アニーリングをまねたというのは違うと思う。古典的な近似解法のほうが先にあるわけで
2015-02-23 17:07:24量子アニーリングの資料
量子アニーリングを最初に提案したグループのお一人、西森先生による量子アニーリングまとめ stat.phys.titech.ac.jp/~nishimori/QA/…
2015-02-23 19:54:472/24更新
@ProfMatsuoka イジングモデルチップで最適化は非常に興味深いというか、量子コンピュータが実用化しそうなニッチをつぶしに来ている感じだ。Micronのオートマタチップとともに、ついにセルラオートマタ計算時代の到来を感じる。素晴らしい!
2015-02-23 23:22:20@Prof_hrk @ProfMatsuoka ディザリングの妙技。倍精度ではlocal minimumに嵌まってしまうけど、単精度ならすり抜けられるみたいな応用どこかにありませんか?
2015-02-24 00:32:07@k_nitadori @ProfMatsuoka そもそも、このマシンで解こうとする問題は整数問題の浮動小数点化が多いので、特異性が低く、倍精度って何?じゃないでしょうか?
2015-02-24 00:56:35というかインジングモデルでSAというアイデアは昔からあって、今回はそれを日立お得意のスピントロニクスメモリと、有効な並列乱数注入で実装したという話かと。SAを有効に動かすには特に後者が技術的ポイントかと思いますが、ボカされてて詳細がわからない。@Prof_hrk
2015-02-24 10:02:54で、元々D-WaveのQAはSAを量子状態にエンコーディングした話なので、今回のように非常に状態数の多いSAが、常温CMOSで出来て、かつスピントロニクス・メモリという量産化が期待される技術の単純な発展で実用時間で解けてしまうと、実用問題では未来は無いかも。@Prof_hrk
2015-02-24 10:08:02@ProfMatsuoka 全く同感ですが、揺らぎをつかってSAが有力ということを実証したD-WAVEの功績は大きいと思います。 先のTweetのSAはCAの間違いです。すみません。SAは私のIBMでのボスの仕事でした。
2015-02-24 10:14:11はい、サイエンスという意味ではD-Waveの功績は大きいかと。ただ、通常計算機上の進歩著しい最適化アルゴリズムの進展で通常問題では旗色が悪かった上に、大規模NP-Hard問題をスピントロニクス系が実用時間で解かれると、QAは仰るように立つ瀬がもう無いかも。@Prof_hrk
2015-02-24 10:21:44それにしても乱数発生どうしてるんでしょうね。まさか擬似乱数ではないでしょうからデバイスレベルなのでしょうが、それなりにちゃんとしたボルツマン分布を実現する必要がある訳で。。。専門家の解説が欲しいところです。@Prof_hrk
2015-02-24 10:15:36日立のイジングマシンは hitachi.co.jp/New/cnews/mont… と itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14… が詳しい。後者2ページ目「外部のソフトウエア乱数発生器が生成したビット列をチップに入力し、SRAMのビットをランダムに切り替えている」
2015-02-24 10:58:07元祖 simulated annealing だろうけれど量子アニーリングに全面的に言及しているのは社会的要請なのでしょうね。 @h_okumura 日立のイジングマシンは hitachi.co.jp/New/cnews/mont… と itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14… が詳しい
2015-02-24 11:29:31@Hal_Tasaki @h_okumura 読んだ感じだけでいうと、温度でコントロールするのではなくて、ランダム磁場を振って、それをだんだん弱くしていくのかなという予想。いずれにしても「量子アニーリングを擬似的に実現」みたいな表現では、カークパトリックがかわいそう
2015-02-24 11:37:14諸々の圧力などにより、「量子アニーリングよりずっと前からあるアイディアを実現」とは書けないのでしょうね。 @kikumaco いずれにしても「量子アニーリングを擬似的に実現」みたいな表現では、カークパトリックがかわいそう @h_okumura
2015-02-24 11:40:28量子アニーリングを古典計算機で擬似的に実行って言われたら、トロッター分解で1次元上げて古典計算に直すのかと思うのが人情てえもんだと思う
2015-02-24 12:02:17今朝から話題になっている、日立の「量子コンピューター似の新型コンピュータ」。これは純粋な量子コンピュータではなく、近似解を極低温に冷やす必要もない普通のCMOS LSIを使って解ければ、大概の用途では良いだろう、という実用的な成果です。techon.nikkeibp.co.jp/article/EVENT/…
2015-02-24 11:54:35日立の「量子コンピューター似の新型コンピュータ」は、内容自体は既に多くの記事があるので、ここでは開発ストーリーを。実は発表される方は、元半導体メモリのエキスパート、私の仲間です。半導体メモリでは負け組みになった日立で、仕事がなくなってしまったエンジニアが、転向してやった成果です。
2015-02-24 11:57:58