The Elder Scrolls V: Skyrim シュトラール放浪譚（13）

いかちゃん @ikachan77_game

手紙をしまってからオナーホール孤児院へ入ると、奥の部屋から老婆の声が聞こえてきた。彼女が当のグレロッド本人だということは直ぐに察しがついた。子供達に向かって蛮声を浴びせており、アベンタス・アレティノの批判に偽りはなかった。 #skyrim

いかちゃん @ikachan77_game

口答えなど以ての外なのだろう、彼女が話し終えると「みんな君が大好きだよ、グレロッド。親切にしてくれてありがとう」と、一斉に口を揃えて答えた。奥から一人の女性が近づいてきた。グレロッドから聞いているもう一人の人物、コンスタンス・ミシェルだった。 #skyrim

いかちゃん @ikachan77_game

グレロッドはいつもあんな感じなのかと尋ねてみたところ、彼女は素直に肯定した。「親切者のグレロッド」とは彼女に対して皮肉を込めた蔑称だった。孤児院では絶対的な権力を持っており、コンスタンスでさえも逆らえないようだ。 #skyrim

いかちゃん @ikachan77_game

念の為、孤児院に預けられているロアー、ルナ・フェア・シールド、サミュエル、フランソワ・ビューフォールの４人にも院長の人柄を確認するも、異口同音の評判だった。食事は夕方に一度だけ、気に入らないことがあれば部屋へ閉じ込めたり暴力を振るうこともあるらしい。 #skyrim

いかちゃん @ikachan77_game

グレロッド本人に何か考えでもあるのかと思って対顔したところ、私に対しても態度や口調は全く変わることなく、むしろクズ野郎呼ばわりされる始末だった。傲慢な院長であることは間違いないようだ。しかし、自ら手を下すべきかどうかを悩んだ。本来ならば衛兵に任すべき仕事だろう。 #skyrim

いかちゃん @ikachan77_game

グレロッドのことだ、衛兵に問い詰められたとしても全ては厳しい躾によるものだと言い逃れているのだろう。私には生殺与奪の裁量などは与えられていないものの、このまま放置しておけば孤児の身に危害が及ぶかもしれない。それからでは遅いし、今よりもっと後悔することになるだろう。 #skyrim

いかちゃん @ikachan77_game

腹を据えて決意を固めるも、正体を隠したままグレロッドを暗殺するには、どうすればよいだろうか。孤児院の外へ出て策を巡らしたところ、一計を案じる。早速、行動を開始して孤児院の南にある門からリフテンの外へ出ると、ショール監視塔へ向かった。 #skyrim

いかちゃん @ikachan77_game

監視塔にはまだリフテン衛兵の死体が残されていた。その内の一体からリフテン衛兵の鎧と兜を剥ぎ取った。リフテンへ戻ると、昨晩に続いて「ビー・アンド・バルブ」で連泊した。第四紀202年暁星の月29日の早朝、リフテンの町中をぶらついてみることにした。 #skyrim

いかちゃん @ikachan77_game

リフテンを散策し終えると、南門から外へ出る。すると、門番のリフテン衛兵は少し慌てた様子で、街の南にある「ロストタン高台」でドラゴンを目撃したことを教えてくれた。まだ時間はあるのでドラゴンを掃討すべく、その高台を目指すことにした。 #skyrim

いかちゃん @ikachan77_game

至る所でホラアナグマと遭遇するも、ほぼ道に迷うことなく「ロストタン高台」（Lost Tongue Overlook）に辿り着いた。石階を登ると、まだこちらには気づいていないフロスト・ドラゴンの姿を発見した。先制攻撃の一矢を放ち、戦闘を開始した。 #skyrim

いかちゃん @ikachan77_game

フロストブレスには散々苦しめられるも、リディアと散開することで一方は囮となり、もう一方は攻撃に専念することが出来た。リディアに気を取られている内に手を休めることなく次々に矢を射ち込み、通算２３匹目のドラゴンとなるフロスト・ドラゴンを倒した。 #skyrim

いかちゃん @ikachan77_game

言葉の壁に刻まれていた「恐怖」の文字に触れると、「不安」のシャウトを獲得した。弱き者はスゥームを恐れ、怯えて逃げて行くようだ。近くにあった宝箱からは黒檀の盾を手に入れ、既に黒檀の鎧とブーツを身にまとっているリディアに譲った。 #skyrim