「曹丕八十歳」の感想についてだらだらと。

紫電P @sidenp

曹丕八十歳は、寿命二倍＋なるべく史実から脱線しないというコンセプトゆえに、時間がありすぎて政治ぶん投げたり出負け全開だったりする曹丕にイライラしたり、他国の動きに関して疑問符がつく場面も少なくはない。ただ、それを差し引いても曹丕の内面描写に関しては見るべきところが多く（続く）

紫電P @sidenp

年齢を重ねていくことで、曹植や文学といった史実では解決できなかった曹丕個人の問題が良い方向に向かっていくのが見所だと思う。資料の使い方は緻密だし、曹丕個人が好きなら2000円は高くはないのではなかろうか。ああ、ただ個人と言っても息子との関わりはまあ、うん。

紫電P @sidenp

今後増刷されるのかはわかりませんが、個人としての曹丕や周囲の人間が好きなら手にとってみる価値はあると思います。ただ、諸葛亮好きにはどうかなあ……。RTした光闇の話で言うと、闇属性なのかもしれない。それも、かなり深い。書き方によっては未来への展望も感じさせられるはずの場面だけに。

紫電P @sidenp

まあ、一言で言うと曹丕にコテンパンに論破された上に冷や水ぶっ掛けられて失意のうちに死ぬ諸葛亮というのは、なかなか衝撃的である。その後の曹丕のダメっぷりのせいで、さらに理不尽感が漂う。先の言葉を借りれば、これなら五丈原で史実どおり死んでた方がましだったのでは、というものだろうか。

紫電P @sidenp

蛇足だけどもう一つ。これは自分のスタイルの問題だけれど、イフをやったら「史実と違う道を歩んだこの人物はその後どうなった？」という感情が出るのは視聴者として当然である。これに答えるも答えないも作者のスタイル次第ではあるのだけれど、視聴者にこういう思いがあることは忘れずにいたい。

紫電P @sidenp

#でも思い入れのない人物まで一人一人決めるのは正直めんどくさい

紫電P @sidenp

かなり遠慮無用に書きましたが、もう一点追加。歴史書とたぶんあの小説家の先生のスタイルが影響しているっぽい文章は癖が少なく、すらすら読めました。中盤以降は最後まで一気に読み進められましたが、歴史小説においてはこれってとても大事だと思います。

紫電P @sidenp

いろいろきついことも言ってますが、件の同人誌は2000円でもものすごく安いと思えるレベルの出来なのは間違いないっすよ。これだけははっきりと真実を伝えたかった