大型SF小説『FEATHER ～世界は、ひとつじゃない。～』第1巻（とその周辺）感想まとめ

猪名川かっぱ @inagawakappa

七村謙「FEATHER」Kindleのサンプルで序盤だけ読んだ。絶対的に描写不足。まず、登場する主役中学生グループの外見の描写はゼロ。性別すら、シゲル、クララ、バドは名前でわかるけど、アルシェ、アウリ、マルセルは台詞で推測するしかない。巻頭に載ってるイラストを見ろってこと？

猪名川かっぱ @inagawakappa

（つづき）七村謙「FEATHER」せっかくベルギーのブリュッセルが舞台なのに、街並みの描写もゼロ（ほんとに一文字もない）だし、カフェだってなぜか猫がいることしか描いてない。あげく、中学生たちが夏休みの自由研究のために電気自動車の工場に研修に行く（見学でなく研修）んだけど（つづく）

猪名川かっぱ @inagawakappa

（つづき）七村謙「FEATHER」工場内で彼らが見聞きするのが「巨大潜水艦の魚雷を思わせるような轟音」（原文ママ）と、リチウム電池の模型内で電極が充放電しているところのみ。せっかくSFなんだから、最新技術を扱う工場なんておいしいシーン、もっと大事に扱ってほしかった…。

猪名川かっぱ @inagawakappa

七村謙「FEATHER」、読者に人物や風景をイメージさせる力が作品にないのと、作者が背景となる土地や扱う内容（電気自動車の技術とか）について勉強する気がないんだろうな、と思ったところで読書終了。作者がITMediaで意気込み語ってるの読んで、期待してたのに。がっかり…。

猪名川かっぱ @inagawakappa

さっき感想を書いた「FEATHER」、作者がITmediaでのインタビューで、影響を受けた作品が「エヴァ」「ロード・オブ・ザ・リング」「リバー・ランズ・スルー・イット」と述べてて、嫌な予感がしたの思い出した。作家志望なら一つくらい感銘を受けた小説ないのか、「指輪物語」読まないのか

曽根卓 @sonesuguru

富豪ＳＦ作家の、(アートでもあるという)一連の作品群は『Project F』と総称するらしいので、ガンガン宣伝しまくってプロジェクトという言葉の価値を下げまくってもらうことでＳＦの未来に貢献してほしい

曽根卓 @sonesuguru

#FEATHER #実況 40ページ目。主要登場人物が６人いるのに各人、大してキャラ立ちしていない。さらに三人称でスポット当たるキャラもコロコロ変わる上に、一文の中で主語を後半の方におくので、すごい読みにくい(誰が誰やら)。

曽根卓 @sonesuguru

#FEATHER #実況 60ページ目。ヒロインの父親が倒れたのでヒロインが社長代行に、の流れは新城カズマなら巧く書けたかも知れないが、ディテールも心象描写もスカスカなので、全く説得力がない。そもそも心象描写が圧倒的に足りてないのは青春ＳＦを目指す上で致命的では……

曽根卓 @sonesuguru

#FEATHER #実況 偶然ながら世界線横断という罪を犯したらしい登場人物に対し、自分の所属を明かし、「記憶を消した上で別の世界線に放り出す」ことを宣言、するまではいいが60日後にその措置を行うことを伝えてからさっさと帰っていく世界時警察とは。

曽根卓 @sonesuguru

他の方の感想通り、キャラの無いシュタゲ具体性の無い経営指南になりつつあるので１度この本を離脱します。商業に届いていないというのは分かりましたし、週末に読む予定だった『母になる、石の礫で』がまだ百頁なので。こちらは『蝉の女王』時代のスターリングのファンにマジでオススメですよ。

犬紳士 @gentledog

FEATHER、ちゃんと読み終わったはずなのに、表紙になってる二人の女の子が誰と誰なのかわからないままだな……。

犬紳士 @gentledog

FEATHERはシュタゲと至道流星の凄さを再確認するのに大変重宝する本なので皆読むと良い。

犬紳士 @gentledog

FEATHER読んで良かったことは、ここのインタビュー（ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles…）のコクと深みが八倍ぐらいに増したことで、悪かったことは、この内容だとわかってしまうと、周囲に配ることに対してちょっと罪悪感が湧いてくるところですね。

犬紳士 @gentledog

FEATHERインタビュー、「小説の内容にリアリティを追究している」「実現可能な科学フィクションを示すためには、複数の関係者の視点や心理、状況描写が必須です」と言っているのだけど、実物読んだ後だと「そうか、その結果がこれか」と何とも言えない気持ちになるからな。