戦闘記:竹林月下

イツトリさんとの戦闘をざっくりまとめ。初まとめ。偉いぞ俺。
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イツトリ @asahara830304

@muzimuzina 否、もっと正確に言えば、錯覚も混じった光景だった。降り注ぐ雨は、赤というより、黒に近い。降り注ぐコールタールもどきを頭からもろにひっ被るが、目は見開いたままだった。 重心を崩し、背中から倒れていく中、背後の黒い翼が、変容する。

2015-03-26 01:40:32
イツトリ @asahara830304

@muzimuzina 黒く月光を反射する、幾重の羽根が、刃と化す。 「化物が、化物狩の、曰くを振るか」 吐き出す言葉と同時。それらが一様に、視線の先、月を背に立つ自称化物へと、刃先を向け、 射出。 黒い流星雨は、地への誘引を無視し、空にーー月に落下していく。

2015-03-26 01:46:20
イツトリ @asahara830304

@muzimuzina 【切断:57→44】 【最後の一撃:13 [4D6] 3,4,1,5 】 #GC戦闘

2015-03-26 01:48:41
Grooovy @muzimuzina

@asahara830304 竹薮に降り頻る黒き雨。 鵺の如き猛き者も、最後に燃やすは蜉蝣の灯火か。 瞳に移すは木の虚の如き黒。 放たれるは殺意たる流星雨。 迎え撃つは自称化物。 その目に抱くは口の如き吊り上る三日月。 まったく持って、よく出来ておる。 #GC戦闘

2015-03-26 02:04:04
Grooovy @muzimuzina

@asahara830304 身を屈め、鵺を見据え、突撃を開始する。 其はまるで彗星。 飛び来る漆黒の流星を身に受けなお綺羅星の如し。 最小手で、致命傷になり得る物だけを弾く。 体に幾つもの殺意が突き立つ。 狙うは一つ。 【突き立つ流星雨:54→41】 #GC戦闘

2015-03-26 02:04:22
Grooovy @muzimuzina

@asahara830304 突き立つ殺意を超え、自称化物は鵺の前に立つ。 「ふ、ふ……ふ……」 笑みが零れる。 「約束を果たして貰おう」 首を狩れと、俺を赤黒く染めろと妖刀が叫ぶ。 「首を、貰うぞ」 さあ、薙ぐぞ。 【首刈り:10 [3D6] 5,3,2 】 #GC戦闘

2015-03-26 02:05:22
イツトリ @asahara830304

@muzimuzina 一閃を、夜の海を泳ぐ魚のようだと、眺めていた。 思考はその動きに追いついていなかったが、本能的な生存要求が、回避を放棄することを許さない。 冷たく濡れたような痛みが首筋に触れるのよりも僅かに速く、斬撃の進む方向へと首を流していた。

2015-03-26 02:17:01
イツトリ @asahara830304

@muzimuzina 軽く首の皮と肉を持って行った魚の鼻先が、赤黒く尾を引いている。 数拍遅れて背中への衝撃。更に遅れて重い物が落ちる音。 抉れた首と、断絶した腿から、だくだくと体液が流れ出ていくのが分かる。 ぼんやりと、上を見上げた。相手の目を探す。

2015-03-26 02:20:46
イツトリ @asahara830304

@muzimuzina 「……やっぱ、良く、斬れる……」 体感で得た実感。ぽつりと、呂律の怪しい舌が呟いた。 【負傷:44→34】 ≫イツトリの敗北、足利義輝さんの勝利です!

2015-03-26 02:24:01
Grooovy @muzimuzina

@asahara830304 刀が薙ぐより速く、倒れたのを見て、思わず一安心してしまった。 「よく切れる刀だからな」 減らず口がまだ叩けては居るようだ。 「さて…まだ、作り直せるか?」 右手と右足をなくした鵺に声をかける。

2015-03-26 02:26:50
イツトリ @asahara830304

@muzimuzina 「少し、時間がかかりそう、腕は」視線を下に落とす。視線の先には、落下した自分の腿の半分より下部分。 「足は、生だから………繋がれ、ば?」 興味が、薄い口調。実際考慮すべきはそこではなかった。→

2015-03-26 02:30:39
イツトリ @asahara830304

@muzimuzina 「貴方の剣が、本当に、化物を斬るものならば」出血と痛みと痺れで、朦朧とした口調。しかし声はくぐもることなく、朗々と空へ通る。 まるで、本を朗読するような、口調。 「…その剣、は、…ジャバウォックの、首を落とす、ヴォーパルの、剣に、なりうる、だろうか」

2015-03-26 02:35:10
Grooovy @muzimuzina

@asahara830304 「もしそいつが貴殿や、貴殿の大切なものをに繋がっているならば、俺が切る」 仁王立ちし、断言。 「貴殿は、何かに恐れているのか」 空を仰ぐ目をしかと見つめる。

2015-03-26 02:42:00
イツトリ @asahara830304

@muzimuzina 「……繋がり、が、あるとしたら…僕より、貴方が」ゆらゆらと視線が揺れる。眠たい時のように移ろう視界は、徐々に色あせていく。 「……僕は、真言の剣を、もてるような、立場では、ないし」「とどか、ないから」比喩を混ぜるせいで、言葉の核がぼやける。

2015-03-26 02:47:54
Grooovy @muzimuzina

@asahara830304 まったくこいつは素直では無いな。 「貴殿には真言の剣を持つ力は十分にある」 膨大な自信の過去に潰され、膨大な未来が潰えんとしている。 「俺が貴殿を認める……貴殿には伝えるべき思いも、紡ぐべき口もある」 「届かなくても、叫べ……届けと、叫べ」

2015-03-26 02:55:30
イツトリ @asahara830304

@muzimuzina 「……権利も、気力も、意気地も…ない、僕には」灰色の三日月を目に移す。綺麗だ。「僕の、言葉に、価値はない…全部、自分で、削って、しまった…実際、何一つ、」届かなかったと。ぽつりと呟いて、諦念の笑みを浮かべる。 →

2015-03-26 03:00:00
イツトリ @asahara830304

@muzimuzina 「あのひとの、なかで、僕は、価値がない、…けど、あなた、なら」ひゅう、と、喉が鳴る。 「…絡まって、捻じくれた言葉を、斬り裂いて、どうか…あの人、を、繋いで、おいて…」きっと、泣くひとが、いるからと。その呟きを最後に、思考がブラックアウトした。失血多量。

2015-03-26 03:05:50
Grooovy @muzimuzina

@asahara830304 阿呆め。ここまでなるまで自分を追い詰めるとは。 「貴殿は立派な忠臣だな」 羨ましい限りだ。 が、であれば君主の危うさが際立つ。 もう、一人では無い事をもっと認識させねばか。 この後、周囲に控えさせていた救護班を呼び、二人の治療に当たらせた…。

2015-03-26 03:10:29