- somali_bleu
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学校司書さんによる現在のお話
折角選んだ、かいけつゾロリや、科学読み物、絵本なんかを「先生が絵が多いからダメって言った」って返しに来る子を見ると、本当に悲しくなる。字の多さが本の価値じゃないでしょう。字を多く読むために本を読んでるんじゃないでしょう。何のために本を読むのですか。何のために。
2015-04-28 23:02:14先生が「図書の時間は勉強時間だから、普段読んでる本じゃなくて、今日は物語を読みなさい、今日は○○の本を読みなさい、自由に借りるのは休み時間にしなさい」と、図書の時間のルールを定めるのはいいと思います。だけど、子供たちにとってはそれもこれも物語。でも先生にはそうは見えない本がある。
2015-04-29 08:53:06物語の定義なんて曖昧。図書館で文学の棚に配架してある本も、その分類は司書や書店が決めたものでしかない。本自体は「これは物語です!」なんて言ったりしない。先生が「今日は物語の本を借りてください」と言ったなら、私は子供たちにともかくは文学の棚を案内します。その中ならどれも物語よと。
2015-04-29 09:01:31子供たちが文学の棚から一生懸命選んで、これにしよう!って決めたのに、更にストップがかかって、「それは物語じゃない」って言われてしまうと…。「私の分類の仕方が悪かったかなあ」とも思うし、「その基準が子供たちには分からないんじゃないかな…」とも思う。
2015-04-29 09:03:22「絵があるからダメ」ってのを理由にしてしまうと、子供たちは「この本は表紙に絵があるからダメだ…」ってなっちゃう。表紙に絵がない本なんてほとんどないのに。そして「先生本がない!」って言い出す。それを先生に言っても、先生はなぜ「本がない」のかを理解できなかったりする。子供たちは素直。
2015-04-29 09:06:17「絵はダメ」と聞いて、表紙の絵で諦める子は極端な例だけど本当にいた。本の中のちょっとした挿絵のページを見つけて、「この本は絵があるからダメだ…」って言う子は、結構な頻度でいる。
2015-04-29 09:07:52一方、こういったことも…
子供の頃から、本を読むのは好きだったけど、学校の「読書の時間」みたいなのは嫌いだった。読むスピードが速いので借りるスピードも速く、あっという間に「読書カード」がいっぱいになって「本当にちゃんと読んでいるのか」と教師に疑われたり。好きで読んでいるだけなのに。
2015-04-29 17:10:48小学校の低学年の頃、読書感想文で課題図書の「5~6年生向け」を読んできて、なぜか怒られたのを思い出した。別に課題図書を読まなきゃいけないという縛りがあったわけでもないのに。
2015-04-29 17:14:05帰ってきた感想文に、赤字で「あなたは賢いので高学年向けの本でも読めるのでしょうが、そんなわざとらしい自慢をする子は先生は嫌いです」と書いてあった。何が自慢で何がわざとらしいのか全くもって意味不明。要は自分の求める「小学校低学年」の教え子ではないから憎たらしかっただけなんだろうな。
2015-04-29 17:16:39玩具、本、なんでもそうだけど、安全性の面から「○歳以上向け」という指定があるものを除けば、「○~○歳向け」なんていうのは、「その年くらいの子どもが何で遊べばいいのか分からない時はこれを参考にさがしてみてね」と言う程度の指標にすぎないのになあ。
2015-04-29 17:17:50