本格ミステリにおけるロジック
- K_misa_maguro
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ロジック派といわれるミステリ作家が操るロジックの大半は、上品さとエレガントさに欠ける、と某新刊を読んで思った。現役作家の例外は法月、氷川くらいか。クイーン、有栖川へと繋がる道は険しい。
2010-12-22 20:48:21ロジック至上主義は単なる僕の趣味に過ぎないが、それでも作中に「読者への挑戦」を挿入するからには、クリエイターとして、それなりの覚悟を持っていただきたい。
2010-12-22 20:53:46流れ図やグラフが近いのか……例えばしらみつぶしに数え上げるのはあまりエレガントさが欠けますが、それでも数え上げがきっちりしていれば目をつむる、といったような空気はないでしょうか。
2010-12-22 21:52:14依井貴裕のことを忘れないでいてください… 法月は個人的にはロジック派というよりクイーン派といった方が正確で、推理の内容は都筑→西澤のラインに接近したものが多いような。
2010-12-22 22:12:00石持浅海……をさっきのメンバーに入れるのはなんか違う気はしますが、性質は違っていても論理に見所があるという点で「ロジック派」と言えるのでは。無理矢理?
2010-12-22 22:19:43この"ロジック"というのは、別に"トリック"でも"どんでん返し"でも、あるいは"人物描写"でもいいですが、人物描写に見るべきところがあれば、別にミステリとして取り扱わなくてもいいかもしれない。
2010-12-22 22:22:52あ、でも"物語の骨格(=プロット)"がしっかりしているなら、トリックががっかりでもロジックがヘタレでも許せる気がしてきた。
2010-12-22 22:24:13@K_misa_maguro さっきも言った都筑、西澤、石持あたりの、ロジックが「生まれる」「伸びていく」ことを愛でる態度と、クイーン、学生アリスなんかの「詰め」の美学とは違うものと思ったほうが良いのでは。
2010-12-22 22:25:46@akiaki_h んー、そうだね、ロジックはロジックでも性格が違うなとは思ったんですが。うまく言葉にしてくれてありがとうです。
2010-12-22 22:31:22クリスチアナ・ブランドのロジックは、異様に斬れる妖刀。ただそれは連動するプロットやキャラクター性あってのもので、ロジック単体で評価すべきものではない。
2010-12-22 22:33:17そういう作品はえてして売りのロジックすら…… RT @m_youyou: ロジックにしか見るべきところがないミステリはクズですな(したり顔)
2010-12-22 22:33:24ブランド作品で最難関なのは『自宅にて急逝』かもしれない。拗音が普通の大きさだったりして、ちょっと読みにくい。
2010-12-22 22:45:57オランダ靴とか中途の家とかを読んで、これらを「消去法すげー!」な作品として挙げる人が多いけど、クイーンの推理は大体が消去法だったような気がする。クイーンがロジック派の大御所みたいなイメージ持ってるのと照らし合わせて、「消去法=ロジック」と思い込んじゃうぐらい。
2010-12-22 22:49:15横から失礼します。激しく同意したもので。それらを明確に分ける言語がまだミステリ界には存在しないような気がします。 QT @akiaki_h: @K_misa_maguro さっきも言った都筑、西澤、石持あたりの、ロジックが「生まれる」「伸びていく」ことを愛でる態度と、クイーン、学
2010-12-22 22:59:07