そういや昔の推理、刑事物って夏になると怪談からめてたよね。キイハンターとかGメン75とか。なんか予告の段階でおどろおどろしく煽って恐怖感煽るような感じで。ああいうのなくなったな。
2015-07-06 02:53:471980年代から90年代あたり、毎年夏になるとワイドショーで一龍斎貞水の立体怪談やってたけど、あれもなくなった。台の下でスイッチ操作して青い光当てたりして「東山三十六峰草木も眠る丑三つ時~」みたいなの
2015-07-06 02:56:02創作怪談が廃れて「ほんとうにあった怖い話」系に移っていく流れだったのかな。稲川淳二が「体験談」の体裁で怪談話やりだすのがそのあとくらい?
2015-07-06 02:57:54一龍斎貞水師匠の怪談は、古典的な講談の語り口を突き詰めて、そこに光や音響の演出を加える形。つまり怖さの古典を磨きあげたものなのだけど、創作としての極みであるために「どうせフィクション」となってしまったのか
2015-07-06 03:00:43稲川淳二はコミカルで臆病な役どころの多い役者だったが、その生々しさがかえって効果的に「本当っぽさ」を出していた。「これはTVのスタッフから聞いた話なんだけどね」みたいな身近な「実話」として語ったのもよかったのだろうな。
2015-07-06 03:02:23でもなあ、稲川淳二と周辺スタッフが体験した話として、70年代心霊写真ブームの大定番。「溺れた友達の飛び込む瞬間の写真に海から無数の手が」を持ち出してきた瞬間に「あー実話体裁台無し、それ20年前の定番」ってなっちゃってなあ
2015-07-06 03:04:06@uminyo いやだって、「これ私の友達が経験したことなんだけどね」って話が20年前の本と細部まで同じだったら「嘘つき」ってなっちゃうじゃないですかw
2015-07-06 03:14:2421世紀に入ると、2ちゃんねるとかでの体験談形式の怪談が流行る。これもより身近な、掲示板の向こうのリアルな個人が体験したこととして恐怖を共有するわけだ。その形式が進んだものが、「きさらぎ駅」なんだよな。
2015-07-06 03:08:08「きさらぎ駅」はあれ、体験談を書き綴ったものではなく、ライブで今起こってる異常事態を掲示板に書き込み、読者とやりとりして形成されたものだ。よく読むと写メがなぜか真っ暗にしかとれないなど、証拠を要求されると巧妙に逃げているのがわかるのだけど。それも怪奇現象としてうまくやってる
2015-07-06 03:10:44そういえば「溺死した友人の最期の写真」系怪談では、最初写真屋から受け取ったプリントにとったはずの写真がない、写真屋を問い詰めるとしぶしぶ出してきてって展開が多いのだけど、これ昔の写真屋の現像サービスを知らないとピンと来ないよな
2015-07-06 03:18:45フィルム時代現像に出すと、写真屋は「あきらかな失敗写真」はプリントしない、客に渡さないというのがあった。なのでこういう怪談はそこを使ったのだ。
2015-07-06 03:20:49とったはずの写真がない。写真屋に聞く。最初失敗だったとしらばっくれる。追求すると、何が写っていても文句言うなとか言って出してくる。そこには恐ろしい物が、と恐怖を盛り上げるガジェットになってるのだ
2015-07-06 03:23:50ああ、あと写真屋は「猥褻な部位が写ってる」写真は出さないというのもよく言われていたけど、そういう写真を街の写真屋に現像に出した経験ないので事実かどうか知りませんwww
2015-07-06 03:27:21近年TVで怪談的な番組というと、「お分かりいただけただろうか」な恐怖映像特集が多くなってるけど、なんかなあ。PhotoshopやAfterEffectsが使えるようになって以降急にはっきり見える恐怖映像が増えすぎて、あからさまにアレな気がしてますw
2015-07-06 03:31:36@juangotoh 映像や画像のデジタル加工技術が発達したせいで心霊写真や怪奇映像は一気にリアリティがなくなりましたね。どんなにうまく作っても「いやデジタル処理で作れちゃうでしょ」って最初から予想されちゃいますし。
2015-07-06 03:34:13