ギリシャ問題を横目に見て財政乗数についてちと考える

どうも、財政再建策を決める時に想定される財政乗数は小さすぎるようです。
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伝左衛門 @yumiharizuki12

ギリシャの歳出・歳入の推移を見ると財政再建は順調に進んでおり、問題ないように見える。 ecodb.net/country/GR/imf… 問題は雇用とGDPが大きく落ち込んでいること。ecodb.net/country/GR/imf… ecodb.net/country/GR/imf…

2015-07-07 15:43:05
伝左衛門 @yumiharizuki12

要は、GDPと就業者数をそれほど減らさずに、対GDP比で見た歳出を減らし、歳入を増やせればよいわけだが、GDPと就業者数が大きく落ち込んでるので文句が出るわけ。一方、人口はそれほど流出していない。

2015-07-07 15:55:01
伝左衛門 @yumiharizuki12

ブランチャードもこの点を問題視してる模様。財政再建策を策定する時に想定する政府支出乗数が、現実のそれに比べて小さすぎるかもしれないと言っている。sindacalmente.org/sites/www.sind…

2015-07-07 16:09:55
伝左衛門 @yumiharizuki12

ブランチャードは「たとえば年金支払いの対GDP比を16%から15%に下げろ」などと歳出削減に関して具体的な提案をしているが、債権放棄については必要性を認めつつ、具体的な削減幅については何も言っていない。立場上、言えないのだろう。 blog-imfdirect.imf.org/2015/06/14/gre…

2015-07-07 16:25:28
伝左衛門 @yumiharizuki12

ブランチャードが2013年のマクロ・コンファレンスについて、まとめてる。 blog-imfdirect.imf.org/2013/11/01/the… アジアの時にはそうでもなかったのに、EUについては厳しすぎる財政再建を求めたので、成長率と雇用の差が出たそうな。 imf.org/external/np/re…

2015-07-07 16:42:38
伝左衛門 @yumiharizuki12

しかし、同コンファレンスでは、星ーカシャップが「日本が長期停滞したのは構造改革を行わなかったからだ」という論文を報告したようだw imf.org/external/np/re…

2015-07-07 16:46:58
伝左衛門 @yumiharizuki12

とはいえ、日本の2014年の消費税率上げでも、予想より大きな総需要の縮小が起こったことは事実のようなので、政府支出乗数や税収弾性値について、どうして経済学者が構造的に低めの値を推定してしまうのか、検討する必要はあるようだ。

2015-07-07 16:51:21
伝左衛門 @yumiharizuki12

これは、低学歴のアベノミクスの方が高学歴の主流派経済学や日銀理論よりパフォーマンスがいい問題、とも関係しているw

2015-07-07 16:52:21