20150803参議院安保法特別委：礒崎補佐官発言（動画）～質疑要旨

集団的自衛権問題研究会 @shumonken

8/3安保委質疑：井上哲士（共産）「礒崎補佐官の撤回は言葉だけで反省がない。一方で「国際情勢の変化で必要最小限度が変わる」発言は「撤回しない」と。ここに本音が現れている。これは政府見解と一致するのか？」。中谷「結論部分の当てはめを行った。必要最小限度の範囲内にあることは不変だ」

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8/3安保委質疑：井上哲士（共産）「大森長官は武器提供を「最終的には需要がない。慎重に検討すべき感触はもっている」と。武器と弾薬の区別とは？」。中谷「武器とともに用いられる消耗品。武器は直接武力闘争の手段として物を破壊する」。井上「手榴弾は？」。中谷「消耗品で弾薬として提供可能」

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8/3安保委質疑：井上哲士「武器弾薬の輸送は中身を排除しないか？」。中谷「排除する規定はないが、いつどこで何を輸送するかについて安全にできるか評価し実施の可否を判断する」。

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8/3安保委質疑：井上哲士「クラスター爆弾や劣化ウラン弾も輸送できることになる」。岸田「劣化ウラン弾の保有状況は未公表。使用状況の詳細も承知していないが、米国はボスニア・ヘルツェゴビナ紛争、コソボ紛争で使用。クラスター弾も保有は未公表だが米国は英国と共にアフガン、イラクで使用」

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8/3安保委質疑：井上哲士「クラスター爆弾、劣化ウラン弾とも在日米軍施設に保管。依頼されれば日本は輸送するのか？」。中谷「劣化ウラン弾は健康影響の確定した結論はない。その輸送の安全性は承知しておらず確定的に申し上げられない。クラスター弾は禁止条約締結国として事態に応じ慎重に判断」

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8/3安保委質疑：井上哲士「名古屋高裁判決は「米の武器弾薬はラッピングされ中身が判断できない」と。2つの非人道兵器の輸送は「断る」と答弁すべきだ」。中谷「事態に応じて慎重に判断する」。井上「これだけ言っても「断る」と言えない。むしろ「使うのをやめろ」と言うべきだ」

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8/3安保委質疑：井上哲士「クラスター爆弾の国際会議で当時の中曽根外相は「紛争終結後も人々の憎しみを甦らせる兵器の使用を許してはならない」と発言した。非人道兵器の輸送を断り「使うべきでない」と言うべきだ。これで「国際平和への貢献」と言えるのか」。中谷「事態に応じて慎重に判断する」

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8/3安保委質疑：水野賢一（無ク）「自衛隊法には国内では不当武器使用の罰則がある。適用例は？」。中谷「昭和35年から平成25年度までの55年間で38件」。水野「海外では不当な武器使用は極めて危険なこと。今まで海外活動で把握している不当な武器使用例は？」。中谷「例はない」。

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8/3安保委質疑：水野賢一（無ク）「国内で38件も不当な武器使用がある中、今後海外で「ない」と責任もって言えるか？」。中谷「服務指導などを含めて、厳正な規律の保持に努めていく」。水野「海外活動は広がり、人数も武器使用の場面も増えるのに、罰則がないのは大きな抜け穴。検討するのか？」

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8/3安保委質疑：水野賢一「集団的自衛権の行使例にハンガリー動乱やプラハの春がある。「密接な関係にある他国」とは外部の国のものだけか、内戦・内紛も含まれるか？」。岸田「内政干渉は行わない。国家以外の主体による組織的計画的な武力行使も含むが、純粋に国内関係での実力行使は含まない」

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8/3安保委質疑：吉田忠智（社民）「他国軍の武器等防護について。武力攻撃に至らない侵害の場合も防衛大臣は許可できるか？」。中谷「密接な協力関係にある国なら判断する」。吉田「米軍以外とは？」。中谷「あらかじめ特定しないが、情報収集や防衛等で密接な協力関係にある国」

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8/3安保委質疑：山本太郎（生活）「戦争犯罪に協力することがあり得るかとの質問に安倍総理は協力しないと答弁。違法な武力行使を行う国への支援、協力はないでいいか？」。岸田「当然の事」。山本「自衛隊員はジュネーブ諸条約等に違反する国を支援しないか？」。中谷「国連憲章違反に協力しない」

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8/3安保委質疑：吉田忠智（社民）「他国軍への武器等防護について、「防衛に資する活動」の定義や、使用できる武器の範囲などが答弁を聞いても極めてあいまいで不明確だ。これでは集団的自衛権の裏口入学だ」

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8/3安保委質疑：山本太郎（生活）「経済的徴兵制について。経済同友会前代表幹事の前原金一氏は日本学生支援機構の評議会委員を務め、昨年5月の文科省検討会議で「奨学金返済滞納者に防衛省のインターンシップを。防衛省は2年コースを作ってもいいと言っている」と発言している」（続）

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8/3質疑：山本太郎「「奨学金滞納者に防衛省インターンを」と述べた前原金一氏に滞納者情報を提供したか」。文科省「滞納者属性調査は公表したが個別延滞者情報を前原氏に提供した事はない」。中谷「企業新人を2年間実習生派遣するプログラムを示した事はあるが奨学金滞納者の検討をした事はない」

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8/3質疑：山本太郎「前原氏の参考人招致を。閣議決定直後に自衛隊から高3生に手紙が届き「赤紙キター」と話題に。情報は何人分か。今後どうするか」。中谷「募集目的で使用。何名分かは集計していない。情報は1年以内に消去」。山本「非常に不気味でやめてほしい。数を把握しないのはおかしい」

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8/3安保委質疑：山本太郎「下村大臣は奨学金一期生で奨学生の星。給付型奨学金は防衛省だけ。利息が付くのはサラ金と同じ。国が武富士になってどうする。無利子化に力を貸してほしい」。下村「認識は同じで無利子化していく。平成29年から所得連動型を検討。年収300万以下は返還しなくていい」