@youmouteiさんによる山風 長編忍法帖レビューまとめ

本日、誕生日を迎えられたSAKATAM(@youmoutei)さん。 1月4日は山田風太郎の誕生した日でもあるということで、 忍法帖ものの長編(ほぼ)全作品のレビューが投下されました。 黄金の羊毛亭 http://www5a.biglobe.ne.jp/~sakatam/
22
SAKATAM @youmoutei

唐突ですが、誕生日記念ということで、風太郎忍法帖ほぼ全長編の寸評(ただしサイトに書いた感想と怪しい記憶だけが頼り)を投入してみたい気分がむずむずと。

2011-01-04 21:45:34
@westmtt

おお。いいですな。RT @youmoutei 唐突ですが、誕生日記念ということで、風太郎忍法帖ほぼ全長編の寸評(ただしサイトに書いた感想と怪しい記憶だけが頼り)を投入してみたい気分がむずむずと。

2011-01-04 21:46:21
1026 @_1026

@youmoutei お誕生日おめでとうございます。そして、おやりなさい(キリッ

2011-01-04 21:47:37
antronoscope @Antronoscope

忍法相伝'73を期待。 RT @westmtt: おお。いいですな。RT @youmoutei 唐突ですが、誕生日記念ということで、風太郎忍法帖ほぼ全長編の寸評(ただしサイトに書いた感想と怪しい記憶だけが頼り)を投入してみたい気分がむずむずと。

2011-01-04 21:52:23
SAKATAM @youmoutei

@Antronoscope すみません。残念ながら、長編では『忍法相伝’73」のみ未読ですorz

2011-01-04 21:55:26
antronoscope @Antronoscope

こちらこそ、すみません。振っておいて私もよんでません。入手難しいですよね RT @youmoutei: @Antronoscope すみません。残念ながら、長編では『忍法相伝’73」のみ未読ですorz

2011-01-04 21:57:58
SAKATAM @youmoutei

『甲賀忍法帖』:忍法帖の原点。奇想あふれる忍法の数々だけでなく、対戦の組み合わせの妙、そして史実により、あるいは「甲賀ロミオと伊賀ジュリエット」という章題で決定されている結末まで、「どうやってたどり着くか」で読ませる魅力的なプロット。傑作です。

2011-01-04 21:53:52
モア船長 @captain_more

最初にどっちが勝つのかネタバレしてるのに、最後まで一気に読んじゃいますからね。 RT @youmoutei: 『甲賀忍法帖』:奇想あふれる忍法の数々だけでなく、対戦の組み合わせの妙、そして史実により~「どうやってたどり着くか」で読ませる魅力的なプロット。傑作です。

2011-01-04 21:56:05
SAKATAM @youmoutei

『江戸忍法帖』:『甲賀忍法帖』の“多数vs多数”から、“一人(+α)vs多数”へ、そして“対等な殺し合い”から“善vs悪”へ――というわけで、ヒーローものに通じる印象の忍法帖ですが、他の傑作に比べるとやや中途半端の感あり。女性たちは魅力的ですが……。

2011-01-04 22:01:05
SAKATAM @youmoutei

『軍艦忍法帖』(もしくは『飛騨忍法帖』):幕末の忍法帖、復讐譚、そして忍法vs近代兵器という異色作。発端から結末まで五年以上の歳月が流れるところをみても、登場人物を通じて激動の時代を描くことに重点が置かれた作品ととらえるべきかと。

2011-01-04 22:04:59
antronoscope @Antronoscope

@youmoutei 軍艦忍法張なんて渋すぎる作品までレビューされていて、むしろ感動しています!この先も楽しみです。

2011-01-04 22:15:59
SAKATAM @youmoutei

『くノ一忍法帖』:男の忍者vs女の忍者ということで、登場する忍法は“性”に特化していますが、エロいというよりもひたすら凄絶(ちなみにエロを求めるなら『信玄』か『月影抄』がおすすめw)。そして、予想もしなかった“最後の一撃”が強烈。

2011-01-04 22:10:01
SAKATAM @youmoutei

『外道忍法帖』:15人vs15人vs15人という多人数の戦いにもかかわらず、忍法帖長編で最も分量が少ない部類に入る作品。一部の忍者は忍法を披露する機会もないまま、とにかくバタバタと死んでいく"大量死の忍法帖"。そして結末に唖然。

2011-01-04 22:14:01
SAKATAM @youmoutei

『忍者月影抄』:『甲賀忍法帖』に通じる形式で、忍者たちの対決が見どころ。そして「おれが死のう」という名台詞も見逃せません。さらに、将軍吉宗の側妾たちの争奪戦ということで、エロ要素もばっちりです。

2011-01-04 22:18:30
SAKATAM @youmoutei

『忍法忠臣蔵』:忠義の物語である『忠臣蔵』に、忠義(と女)を嫌う忍者・無明綱太郎をぶつけた"反・忠臣蔵"。史実の縛りで綱太郎の計画がまったく思うように進まず、やや横道にそれている部分がないでもないですが、虚無感に満ちた結末が圧巻。

2011-01-04 22:25:55
SAKATAM @youmoutei

……あといくつあるんだっけ?

2011-01-04 22:26:22
我乱堂 @SagamiNoriaki

忍法帖モノは、確か40ほど…。 RT @youmoutei: ……あといくつあるんだっけ?

2011-01-04 22:27:52
SAKATAM @youmoutei

『信玄忍法帖』:信玄は生きているのか、死んでいるのか――影武者を駆使する武田家と、家康の命を受けた伊賀忍者の情報戦が描かれた、オーソドックスな歴史小説に近い味わい(忍法は奇想天外ですが)の作品で、個人的には風太郎忍法帖への入り口としておすすめ。エロもあるよ!

2011-01-04 22:31:13
SAKATAM @youmoutei

伊賀忍法帖』:愛する女性を松永久秀に奪われた伊賀忍者・笛吹城太郎の復讐譚……のはずが、単なる復讐譚にとどまらずカオスと化すのが見どころ。そしてカタルシスのある結末と史実の縛りとのジレンマを見事に解決する結末に脱帽。

2011-01-04 22:39:25
SAKATAM @youmoutei

『忍法八犬伝』:『南総里見八犬伝』を下敷きにした忍法帖ですが、"八つの珠"の無茶苦茶な改変といい、若き八犬士たちの当初のやる気のなさといい、『八犬伝』のパロディというべきかもしれません。魅力的なヒロインのために戦い果てる八犬士たちの姿が胸を打ちます。

2011-01-04 22:45:29
SAKATAM @youmoutei

『風来忍法帖』:あくどい稼業を続けてきた七人の香具師たちが、風太郎忍法帖屈指のヒロインと出会い、忍者と戦うことに――というわけで、他の作品とは一味違った"プロに対する素人"の戦いに重点が置かれています。そして何といっても、馬左衛門の見事な××は決して忘れることができません。

2011-01-04 22:50:19
SAKATAM @youmoutei

『柳生忍法帖』:忍法帖としての面白さではなく、柳生十兵衛のヒーローぶりが際立つ作品。理不尽な悪に対する十兵衛の迷いのない台詞は必見……しかし、ちょっと長すぎるかも。

2011-01-04 22:57:28
SAKATAM @youmoutei

『魔界転生』:これも柳生十兵衛が主役。"忍法魔界転生"によって冥府からよみがえった名高い剣豪たちとの戦いからは目が離せません。忍法帖というよりも、伝奇小説の傑作。

2011-01-04 23:00:44
SAKATAM @youmoutei

『柳生十兵衛死す』:これはもはや忍法帖とはいえないかもしれませんが、柳生十兵衛三部作ということで。"江戸の柳生十兵衛と室町の柳生十兵衛”がタイムスリップでややこしいことになるという、何だかよくわからないといえばよくわからない作品ですがw、山田風太郎らしい破天荒さが魅力です。

2011-01-04 23:04:02