黒猫亭評論「イデオロギーなんかしらんがな」 ~平成27年8月14日 内閣総理大臣談話評論 ~
今の時代を生きるわれわれは、もう他人のイデオロギーなんて「知らんがな」で済ませていいんだと思う。国家ってイデオロギーの器ではないんだ。
2015-08-15 00:20:27この間一つ歳を取ったが、この歳になって痛感するのは、イデオロギーの醜悪さなんだよな。イデオロギーと謂うのは他人から見たら醜悪なもので、そう謂うふうに出来ているものだ。
2015-08-15 00:24:21二一世紀にもなって、いい大人なんだからイデオロギーなんて真顔で主張するなよ、と謂うのがオレの本音なんだよな。国家と謂うのは国民に飯を喰わせて安全を守る為の味も素っ気もない装置に過ぎない。思想なんてのは個人の自由の範疇のものであって、国家にとってはどうでもいいものなんだ。
2015-08-15 00:26:41今回の談話についていろいろ意見が流れてきたが、「あっ、これはこいつの『イズム』だ!」って感じる意見は全然説得力感じないんだよな。それはあんたの浪漫であって、それは下手をすると他人の血を流す。
2015-08-15 00:36:41さすが。
@chronekotei 歌ってもいいけど。 御亭さんの談話評論を読みたくて待ってたから。( 寝てたけど)
2015-08-15 00:48:23@chronekotei うーん、これ悪くないんじゃない?というのが第一印象だったけど、やっぱりそういう感想で合ってたっていうか、そうなるようになってるっていうか。
2015-08-15 00:52:41@Butayama3 じゃあ、わかりやすい判断基準について意見を言おう。「俺が、私が正しいと思う歴史観に基づいて正しく謝罪していない政府の公式見解は認めない」って意見はスルーしていいんだ。それは無理なんだから。
2015-08-15 00:54:56@Butayama3 無理なんだよ。歴史認識と謂うのは、言ってみれば個人の世界観なんだから、それは個々人によって違うのは当たり前なんだ。事実性でぶん殴っても、自分個人の世界に生きている人間の認識を変えることは出来ない。だから国家はその次元で歴史を語っちゃいけないんだ。
2015-08-15 00:57:55@chronekotei そういう次元で語らなかった、というところが、「まあ悪くない」て感じのぼんやり感になったのかな。
2015-08-15 01:01:12@Butayama3 この内閣の対外的なスピーチの凄いところはそこで、一貫して「歴史認識は国家が決めることではない」って基準が見えるんだ。これまではそこに拘ることで躓いてきたんだって内省がある。
2015-08-15 01:01:16@Butayama3 左側の人も右側の人も「歴史認識は国家が決めること」って大前提の呪縛を逃れられていないから莫迦なことしか言えなかったんだよ。
2015-08-15 01:02:47@Butayama3 ややこしい言い方をすると、歴史的に見て歴史って国家が「正しい歴史観」を決めてきたんだよ。そして、未だに多くの人は歴史と謂うのは国家が正しさを認めたものと謂う大前提の呪縛の下でしか歴史を考えていないんだよね。
2015-08-15 01:06:42@Butayama3 でもさ、もう現代の基準で考えると、少なくとも近現代の豊富に史料が揃っている時代以降の歴史って、国家の認定による正統性の保証って要らないじゃん。「本当は何があったのか」って正統性の問題ではなく事実性の問題になるし、それは学術的な次元の問題だってことだ。
2015-08-15 01:08:25