ポルノ被害と性暴力を考える会（papsjp）による「女性が楽しむポルノ＝依存症」発言集

ポルノ被害と性暴力を考える会@東京 @papsjp

性暴力を受けた子どもや女性の圧倒的な沈黙の上に「ポルノ表現の自由」論がけたたましく喧伝される。

ポルノ被害と性暴力を考える会@東京 @papsjp

女性をもっぱら性的モノとして価値づけるのがポルノグラフィであり、それを生身の身体を使って実践するのが買春である。女性の性的モノ化を批判しながら、ポルノ規制反対を叫んだり、売買春は単なる労働（セックスワーク）だからＯＫと主張する人の気が知れない。

ポルノ被害と性暴力を考える会@東京 @papsjp

資本主義ないし産業主義と合体した性差別主義は、さまざまな依存症を社会的につくり出しながら繁栄する。ポルノ依存、買春依存、売春依存、風俗依存、等々。

ポルノ被害と性暴力を考える会@東京 @papsjp

いったん依存症が社会的に確立されれば、あとは、その依存症に陥った人々が勝手に布教してくれるだけでなく、猛烈な信者として、性差別主義を擁護してくれる。彼らの目には、自己の依存物を規制しようとする輩はすべからくファシストに見える。

ポルノ被害と性暴力を考える会@東京 @papsjp

この構造はタバコと同じである。規制派に対する批判として、「ファシスト」ないし「ファシズム」という悪罵が最も多用されるのが、タバコ問題とポルノ問題である。どちらにおいても、生み出される被害は甚大であり、それと同時に依存の度合いも深刻である。

ポルノ被害と性暴力を考える会@東京 @papsjp

違いは、タバコの場合、加害者たる喫煙者自身が重大な健康被害を被るため、喫煙者自身が依存症から脱しようとする動機が強く働くが（反タバコ運動家の多くは元喫煙者）、ポルノ依存の場合、依存者自身にはっきりとした被害が生じていないように見えることである。

ポルノ被害と性暴力を考える会@東京 @papsjp

他の問題では人権や平等に敏感な人々が、タバコやポルノになると突然、人格が豹変して、その無害性を必死で主張し、他者の人権や平等よりも、自分が楽しんでいるこの当のものを守ることの方が大事なのだと思い込み、必死でそれを主張する。依存症に典型的な思考と行動のパターンである。

ポルノ被害と性暴力を考える会@東京 @papsjp

タバコやポルノへの依存者は、その依存を説得的に正当化できないため、規制しようとする側を悪魔に仕立てあげるしかない。ここからファシズムという悪罵が生じる。規制派はファシストという絶対悪なのだから、そいつらが規制しようとするものは自動的に正当なものになる。

ポルノ被害と性暴力を考える会@東京 @papsjp

ファシズムという概念もまったく抽象的に扱われており、それを現実に生み出す歴史的・経済的・文化的・政治的・地理的諸条件は無視され、ただ国家による規制の抽象的連鎖か、あるいは自己の快楽への規制一般に対する単なる悪罵にすぎない。

ポルノ被害と性暴力を考える会@東京 @papsjp

ポルノ被害について話すと、一部の女性がポルノを楽しんでいることについてどう思うかよく聞かれる。受動喫煙の被害について語った後に、女性の喫煙について尋ねられたとしたら、どう答えるだろうか？ 喫煙者の性別と受動喫煙の害とは関係がないと答えるだろう。

ポルノ被害と性暴力を考える会@東京 @papsjp

女性が男性と同じように喫煙しても男女平等は一歩も前進しないし、ただ受動喫煙の被害（と本人の健康被害）が二倍になるだけだ。同じことはポルノ被害についても言える。必要なのは、ポルノ被害を減らすことであって、二倍に増やすことではない。

ポルノ被害と性暴力を考える会@東京 @papsjp

女性がポルノを楽しむことは、これまで抑圧されてきた女性の性的主体性を肯定するというプラス面があると言う人もいるが、その人の頭の中では、性的主体性とポルノ消費とが等置されているようだ。まるで民族的主体性を確立するためには他民族を抑圧しなければならないかのようである。

ポルノ被害と性暴力を考える会@東京 @papsjp

女性がポルノを書いたり見たり楽しんだりするのが何が悪いか、という（女性の）ツイートが複数存在するようだが、われわれのポルノの定義は「言葉ないし図画を通じて女性（ないし男性ないし性転換者）を性的にあからさまな形で従属させる写実的なもの」というものであるから、その問いは、（続く）

ポルノ被害と性暴力を考える会@東京 @papsjp

性犯罪者やＤＶ加害者を好きになったり性行為をしたり結婚さえしたりした女性たちは十分自分を責めているし、自分の責任だとさえ思って苦しんでいる。そういう状況さえ知らずに、「イノセントだとでも言うのか」とせせら笑うのは、明確なセカンドレイプ行為。

ポルノ被害と性暴力を考える会@東京 @papsjp

フェミニズム勉強した自称腐女子が、自分が楽しんでいる強姦賛美漫画を擁護するために、本当は支持しているはずのあらゆる人権的・フェミ的価値観を否定せざるをえなくなり、自ら「馬鹿」だの「差別主義者」だのと名乗り、１０００人ぐらい調査して示せと、２ちゃんねる的議論を吹っかけてくる。

ポルノ被害と性暴力を考える会@東京 @papsjp

この流れ、すごい既視感がある。そう、タバコ問題。喫煙者である人権派は、タバコ以外では人権的なこと言うのに、自分が楽しんでいるタバコの問題になると、保守反動家に一変して、タバコぐらい我慢しろ、タバコが有害ってこと証明しろ、有害物を規制するのは文化の破壊、ファシズムだとか言い出す。

ポルノ被害と性暴力を考える会@東京 @papsjp

もっとやっかいなのは、「私はタバコを吸わないけど」と断りながら思いっきりタバコ擁護したり禁煙ファシズムとか言っちゃう人権派。斎藤貴男とか信田さよ子とか。そういう人の禁煙ファシズム論を目にするたびに、何とも言えない気分になる。こういうのが二次被害をもたらしていると思わないのか？

ポルノ被害と性暴力を考える会@東京 @papsjp

いつのまにか話がポルノ問題からタバコ問題になってるな。。。まあいいか。基本的に人（性別に関わりなく）は、自分の楽しんでいるものは「無罪」と思いたがるし、それを「無罪」にするために、他のいっさいの政治的価値観を犠牲にすることさえ厭わないということやね。