【9/16】2015年42号のジャンプ感想（『ものの歩』新連載＆『デビリーマン』打ち切り号）

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【ものの歩】ところで主人公、友達との会話もままならない程に思考の瞬発力がなさそうなんだが、聞いたばかりの将棋のルールをすぐに覚えて応用してたのはなんなんだ。#WJ42

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【ものの歩】良くわからなくなってきた…。思考の瞬発力はないが、論理的思考力は高く、思考の持続力も高い…？？　これが主人公の特性？？　#WJ42

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【ものの歩】「勉強」「友人付き合い」などで描かれた主人公のマイナス要素と、「将棋」で描かれる主人公のプラス要素の兼ね合いの問題じゃないかなあ。「これだけのマイナス要素を持つ主人公ですが、将棋ではそれらのマイナス要素は問題にならずプラス要素のみが働きます」（続　#WJ42

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【ものの歩】という作劇であることは間違いないんだけど、そのマイナス要素で、今週描いたような将棋における活躍がなされる気がしないんだよな。そこを精査しようと思ったんだけど、何だかよくわかんなくなってきた…。諦めよう。主人公ならこの問題にも最後まで向き合えるのだろうか。#WJ42

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

主人公は勉強では活かせてない（？）気がする。 RT @bellmega 「長考」に関しては、アマチュアのうちは試合よりはむしろ練習や研究で力を発揮すると思いますよ。1時間棋譜を眺めることが、凡人にはどれだけ苦行か。それが結果的に試合で活かされるわけだし

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

主人公は勉強を日頃からすごい頑張っていて、たぶん難問相手も断念することなく努力を重ねて解答を導き出してきていて、それは勉強をする上で間違いなく力になっているはずなのだが、現実的にテストで難問にすごい時間を費やしている。練習での長考が本番での成果に生きているといえるのだろうか。

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

要は「向いていた」と。それならそれでいいのかな？ RT @bellmega そこは「長考は将棋の才能」「それとは別に彼は将棋のセンスがある」「でも勉強のセンスはない」の3項で矛盾なく成立すると思うんですよ。「将棋で活かせるならなんで勉強に活かせないの？」はズレてるのではないかと

麻草郁(かわいい) @asakusan

@cagamiincage 「時間を数えて待っている」「友達とうまく話せない」「机のシミを延々と拭く」「ルールの確定している将棋に対しては異常な集中力」というのを合わせるとアスペルガー症候群の話を書きたいのかなーとか思いますけども。

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

やっぱアスペの話なのかな…。そう考えちゃえば話は簡単なんだけど。一種の超能力扱いにしてしまえばそれだけではある＞RT

しらなみ @anotuginomozi

@cagamiincage 「ものの歩」の主人公はＡＤＨＤ（注意欠陥多動性障害）傾向が極めて強い人物としてかかれていますね。これはノルアドレナリンの分泌が悪いため「判別・整理することが極端に苦手」「その他諸々の」障害を引き起こす脳障害の一種です。アスペルガー症候群とはまた別物。

しらなみ @anotuginomozi

@cagamiincage 優先順位を付けることができないため脳内でスケジュールや段取りを組み立てることがことができないのです。感覚としてはジョジョ６部に出てきた「なんか３つの事しか覚えていられないスタンド攻撃を素で受けてる」状態が近いというか、判りづらい例えで申し訳ないですが

薬岡龍汰@蒼梧藩国 @dragonmedicine1

@cagamiincage 少し前に出ていた病気の話なのですが、この主人公はADHDに加え広汎性発達障害か何かではないかなぁと思いました。 要領が悪いのでは無く、一つの物事に拘り過ぎると捉えると良いのかもしれません。 自分も同じ障害持ちのせいか、異常に主人公に感情移入できました

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

「主人公はなんの病気なのか」を議論する流れになっている。〉RT

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

ものの歩とは直接関係ないけど、個性だと思っていたものが実は病気だった、って怖いよね。

koheko @suwakouhei

@cagamiincage 「勉強はダメだけど将棋ならいけるかも」という論理については、結構丁寧に描かれていると思います。というかこの主人公、「正しい勉強法」さえ知っていれば確実に伸びるタイプです。周りの大人に恵まれてない。（続）

koheko @suwakouhei

@cagamiincage 「解くスピードが遅い」というのは基本的には2つの理由があって、「経験不足」か「ワーキングメモリーの容量不足」です。後者の場合は理解できずに返答が遅くなります。前者は一瞬戸惑うという感じ。（続）

koheko @suwakouhei

@cagamiincage 主人公はちょっと能力不足なのかな？と思いましたが、解いた問題は解けていたということは、反応の遅さは経験不足からくるものではないかと思います。経験を積めば早くなります。家庭に居場所がないと、人間関係に支障をきたすということはありえます。（続）

koheko @suwakouhei

@cagamiincage まとめると、「家庭でのいざこざ」→「正しくない勉強法」→「失敗体験」という流れです。ここを改善できればこの主人公は勉強でも将棋でも伸びると思います。で、勉強に恐怖心を持っている今、将棋に飛びつくのも無理ないかなと。特にこの環境なら。

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

主人公のマイナス描写の一つを「人間関係の問題」に置き換えて、思考の問題から除外する説は説得力はあるけれど、本編で「ノロさ」の問題とされているものを「本当はこうなのでは？」と推測するのは塩の魔の入り口な気もする…。ただこれは隠れた伏線を探るのと紙一重なんだよな。＞RT

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

難問に時間を掛けてしまうケースを置いておくと、友人関係の「鈍さ」の問題に関しては「一拍置けば普通に応答できる」のなら、将棋は一拍置くことができるので問題ないのかもしれない。

Caren🍅 @Caren_poke0419

@cagamiincage 描写不足で「一瞬で解けた」ように見えるだけなのではないでしょうか(特に2問目)。1問目は小さいコマですが、直ぐに答えようとして頭がパンクしかかっている様子が描かれています。「すぐ解けること」じゃなくて「初見で(地力で)解けること」が彼の才能なのかなと。

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

「こんなんすぐ解けたらアマ有段レベル…」というセリフがあるから、おそらくここまでも「すぐ」といっていいレベルで解けていると思われる＞RT

Caren🍅 @Caren_poke0419

@cagamiincage その「すぐ」は将棋歴にかかっているのでは？「こんなんすぐ(将棋歴30分で)解けたらアマ有段レベル」と解釈すれば通ると思います。解き終わった後の反応も「地力で解けるものなのか？」と、あくまで地力で解いたことへの驚嘆の方が強いですし。

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

いや、ここは漫画の描写を素直に読み取るべき。三つの詰将棋を主人公は全てかなり速めに解いている。一つ目は一分、二つ目は三十秒、三つ目は五分といったところだろう。仮に間に一時間とか経過しているなら、そういう描写が１コマ入るはずだ＞RT

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【ものの歩】よく分からなくなっている点は「詰将棋を素早く解けた」ことにあるのではないか？　目の前の問題に対処する集中力はある、思考力もある、その条件でテストでは難問で詰まり（しかし正答はした）、詰将棋では素早く解けたという状況の説明が成り立つなら問題ないのでは？　#WJ42