ドキュメンタリー映画「小さき声のカノン--選択する人々」(2014年)を見ました。以下、感想をつぶやきます。感情的になると思うので、失礼しますとだけ言っておきます。特に言葉選び等に配慮をするつもりはありません。 twitter.com/poplacia/statu…
2015-10-01 20:47:27僕はアサイ、ちょっと空回りがち以外はフツーのサラリーマン。平凡に暮らしてたつもりだけど、突然友人から誘われて映画「小さき声のカノン」を観に行くことになっちゃって!? いったいどんな内容なんだろう? ドキドキが止まらないよぉっ! 次回『感想はまた後日』みんな、見てくれよな!
2015-10-01 16:18:05ただ一点あらかじめ言っておくなら、映画内で取り上げられた活動そのものやスポットが当てられた方々について、批判や中傷をする気持ちは全くありません。
2015-10-01 20:50:22映画は二時間、主に三部で構成されていました。最初が福島県二本松市のお寺とその幼稚園を舞台にした、避難せずに被曝量を減らす取り組みをされているお母様がたを取り上げたもの。二つ目が、チェルノブイリ以降に子供達の被曝量を減らすため、国外への保養活動に取り組まれている小児科医の方。
2015-10-01 20:52:39三つ目は、国内でも福島県以外で被曝した(と映画内で強調されている)関東から北海道への保養活動に密着したもの。野呂美加女史が取り上げられています。
2015-10-01 20:54:42最初に、感情的な感想から。 ・何度も「ひでえな」と言うのを抑えられませんでした。10回を超えたので数えるのを止めた。 ・印象操作ありきの演出が多く辟易しました。 ・途中から吐き気が止まらなくなりましたが、最後まで見ないとコメントすることもできないと我慢しました。
2015-10-01 20:59:03いくつか理由があって観ることにしたんです。詳しい内容は知らなかったけれど、どういう方向性かはなんとなくわかっていた……のですが、それでも観る理由があったんです。でもここまでひどいとは思わなかった。
2015-10-01 21:00:56演出上、大変いやらしく感じた点として、 ・甲状腺がんは2014年8月時点では事故前と増加して増えていると言えないはずだ(と僕は理解してる)が、悪性腫瘍の人数をテロップ表示させナレーションを入れる等、明らかに「増えている」と誘導したがっている。
2015-10-01 21:06:30というか、これは製作者側がそう思っているからそういう切り取り方になっているんだろうな、と思いました。県の会見の映像が使われてて、医師が「原発事故の影響は不明だが…」みたいなことを言ってもそこはテロップにせず、その後の「影響とは考えにくい」を表示強調させていたし。敵を作りたい感。
2015-10-01 21:09:43いやらしい演出その2 ・チェルノブイリと比較するわりに、事故の規模や人体への影響の大きさについては一切触れない ベラルーシの医師等の取り組みが出てくるけど、日本でそれが必要なレベルだったのか? という点について説明がなかった。それじゃ比べても意味ないんじゃないの?
2015-10-01 21:11:59福島の事故後、最初の放射性物質の降下はデータがないので誰もわからない、というだけ。わからないならチェルノブイリと比べてどうって話はできないんじゃないかと思うけど、その必要性への答えが「母の心配」なのか、もしかして。
2015-10-01 21:13:48データに基づいてそこまでの心配は必要ない、と判断した父がいたとして、その重みは軽んじられているんだろうな、というのがビシビシ伝わってきました。野呂美加女史の夫婦関係に関する説法や「母親からしたらデータなんて関係ない」というコメントを使っちゃうあたりから。
2015-10-01 21:15:36気になる演出その3 ・西洋医学への不信感があらわ ベラルーシでの療法への説明が「西洋医学に頼らない自然な療法」だったり、ベラルーシの保養施設の売店の説明が「合成着色料・合成保存料を使っていない」だったり。
2015-10-01 21:17:53野呂美加女史の保養イベントでは、酵素玄米だの遺伝子組み換え作物は避けたいからアメリカ産は入れてないだとか、そういうのが盛りだくさん。 トイレで映った濁った色の2lペットボトルを見て、すわ米のとぎ汁乳酸菌か!?EM菌か!?とドキドキしました(測定用に溜めてる尿とのことでした)。
2015-10-01 21:20:39個人的に、野呂美加女史についていい印象を抱いていないので、見方が厳しくなっちゃうところはあるのだけど、まあ夫婦関係とか講釈たれるところは本当に気分が悪くなりましたよね。
2015-10-01 21:23:25野呂美加女史については収穫もあって、福島の事故までずっと続けていた、ベラルーシの子供達の国外保養の受け入れ先としての活動や、その参加者の子供達が紹介されていて、ああ彼らにとっては救いだったんだ、本当によかった、と思えました。 「かけはし」事務所が母校の近所で、妙な感情がある。
2015-10-01 21:25:33ただ、野呂女史が保養から関東に帰る親子を見送るところで「元気になったのにね、悔しいよね…」と言っていて、それは色々な選択の結果福島や関東で悩みながら生活してるひとへの侮辱になっちゃうのでは、と思いました。生活する場所じゃないと思ってるってことでしょ。
2015-10-01 21:27:42メモも取れてないし、こんなところかなあ。その他感想として、 ・ベラルーシのおばあさん姉妹が歌ってた歌がとてもよかった。あれを主題歌にしてくれ ・ベラルーシの原っぱが何度か映って、オニシモツケっぽいのとかヨモギ系とか、北海道に似てるような気もした。 ・その葉っぱ本当にジャガイモ?
2015-10-01 21:30:00あと、映画内で子供達が歌ってた歌、エンディングテロップによるとどうやら実在する歌のようだった。テツナギマーチ。これへの感想は控える。子供らの声を拾って作詞したと書かれているけれど、これは子供達ではなくて親の不安を言語化したものだなあ、と感じた。
2015-10-01 21:33:32一応言っておくと、批判するために見たんじゃないです。こういうのを受け取る側はどんな気持ちなのかとか、作る側はどう思ってるのかとかが知りたいと以前から思ってたこととか、私的に気持ちを紛らわしたいことがあったとか、いくつか条件が重なっただけです。
2015-10-01 21:35:58@poplacia お疲れ様でした。 メモが無い状態では個別の場面への言及が思い出してから書く事になるのでなかなか大変だったのでは? (^_^;)
2015-10-01 21:41:43