シンポジウム「近代日本の偽史言説 その生成・機能・受容」まとめ
- kunisakamoto
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(錚々たる顔触れからなる肇国聖蹟調査委員会の活動がなんというかもうすさまじい。皇国史観の「正統性」の主張と正史化のために神話の世界まで歴史のなかに位置付けんとしていやがうえにも学術性を装って偽史的想像力を発揮する…)
2015-11-08 12:12:23偽史シンポ午後の部。庄司さんのレジュメ拝読。アトランティスとムー大陸言説の日本における受容の話。木村鷹太郎にどこまでご報告で言及されるか楽しみだ。
2015-11-08 13:51:25『ティマイオス』『クリティアス』のアトランティス伝説。アトランティスは「アトラスの島」の意。プラトンは「大陸」とは言っていない。
2015-11-08 14:07:55オリハルコンの実態はよくわかっていない。『ティマイオス』25Dのアトランティスの最期。近代にアトランティスへの関心が高まる。イグネーシャス・ダンリー(ドネリー)、ブラヴァツキー夫人の説への言及。
2015-11-08 14:13:51木村鷹太郎による「超古代史」像の形成。「アカデミズムからは批判されたが、若い世代にファンも。著作の多さから考えて、まったく誰からも受け入れられなかったとは思えない」
2015-11-08 14:30:41Michael Birkun, Religion and the racist right : the origins of the Christian Identity movement,1997 ci.nii.ac.jp/ncid/BA2410686X 津城先生ご紹介の本
2015-11-08 15:42:46マイケル・バーカン、林清彦訳、『現代アメリカの陰謀論 : 黙示録・秘密結社・ユダヤ人・異星人』三交社、2004 ci.nii.ac.jp/ncid/BA68805469 が紹介されている。※学術書です
2015-11-08 15:58:16第一次世界大戦とシベリア出兵が「シオン議定書」の日本における流布の契機。反ボリシェヴィズムの潮流のもとで「ユダヤ人=ボリシェヴィキ」説を主張する文書。詳しくは宮澤正典『増補 ユダヤ人論考』(新典社、1982) ci.nii.ac.jp/ncid/BN01918405 を、とのこと
2015-11-08 16:41:10文書史料からわかる初期の受容について。高尾先生の論考「シベリア出兵と『シオン議定書』の伝播1919-1922」『ユダヤ・イスラエル研究』27, 23-36, 2013-12 ci.nii.ac.jp/naid/400199133… も紹介。
2015-11-08 16:46:53今日のシンポジウムもすごく刺激的でinterestingだった。「・・・『成吉思汗ハ源義経也』を読む』が、じわじわきてる。
2015-11-08 21:33:19自分で歩いて口承を集め、遺跡を見て、成吉思汗=源義経と結論づけた本を出版→3カ月後に錚々たる学者たちによる反論の書が出る→学者は文献を読んでるだけだと反撃→よけい人気が出る。すごいじゃないか!!
2015-11-08 21:35:45一般に人は、学術的に正しいことよりも、面白い話、感動できる話を求めている。ただし、「自分がいい話だと思った話」は「本当のこと」でなければならないと思っている。学者によってその話が捏造だと証明されると、
2015-11-08 21:39:37