ミステリの探偵像とカタルシスについて その2
- K_misa_maguro
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京極の妖怪シリーズについては、本当の「探偵」であるエノさんや、事実上の「探偵役」である京極堂の頭の中を読者に見せるために、「説明を求める」ワトスン役が必要な構成で、探偵または探偵役に共感を得ようとすると彼らが突き抜けすぎていて難しい感じ。
2011-01-15 13:40:52探偵に共感、か…意識したことなかったな。ミステリにおける探偵役って、物語の中で作者の視点に1番近い登場人物で、どちらかというと俯瞰視していると思っていた。ああ、読んできた作品にもよるか。
2011-01-15 13:45:59あまりに長すぎて、スマートフォンでは流れを追いきれない(汗) あとでブログの記事にでもしよう。RT ミステリの探偵像とカタルシスについて http://togetter.com/li/89226
2011-01-15 14:07:47ミステリにおける探偵の善悪が話題になるのは、基本的には扱うネタが非常に小さい(ミクロ)であることが大きいのではないかなぁ
2011-01-15 14:21:09@kamomesab 個人間のいざこざによって発生するっていうのが多いですからね。大きな組織間でやったら殺人描写なんて簡単に出来そうですし。
2011-01-15 14:24:05@sakamiduki ですね。個人個人にフォーカスしてしまうと、どうしても善悪というのが多様化しすぎてしまう。その点規模を大きく、組織や国家にまで広げると、少しは善悪にも筋が生まれるのでは?と思います。その反面、笠井潔がいうような、尊厳なき大量死が生まれるのでどうしたものか
2011-01-15 14:39:34@kamomesab 一つの考え方でドスコイフスキーの罪と罰がありますね。「1つの罪が後の100の善行になるのならその罪は許されるべきだ」という自分が正義だと言わんばかりの犯罪理論に基づいて虚弱無知無能強欲狡猾な老婆を殺害するのですが、偶然居合わせてしまった妹を殺してしまいます。
2011-01-15 14:50:46@kamomesab 老婆だけならまだしも、妹を殺してしまったが為に主人公は苦悶している所、ヤリ手の刑事役が出て来て主人公を助ける為に解決しようと奮闘すると。最終的には自分の罪を告白し、いくらか救いを持たせたような内容になっております。
2011-01-15 14:54:54@sakamiduki 罪と罰は未読なので質問なんですが、その青年は妹の殺害をどう捉えたのでしょう?老婆の殺害と一緒の罪だとカウントしたのか、あるいはもうひとつの罪としたのか。行間を読むと後者ですが
2011-01-15 14:57:47@sakamiduki あっ続きに気づきませんでした。罪を告白ということは、自身が悪であると認めたわけですね。なるほど、探偵小説というのは、あるいは相手が悪だと自覚させる探偵の物語なのかもしれませんね。だから、結果的に探偵が善
2011-01-15 15:02:12@kamomesab ちょっとネタバレになってしまうのですが・・・その妹さんは主人公が興味を抱いているヒロインの友達だったのです。解釈は人によって異なりますが、ヒロインは主人公の苦悩も罪も受け止めてどこまでも着いていくと言って主人公は償う道を選ぶと。
2011-01-15 15:11:21@sakamiduki んー、多分にキリスト教的な発想が土台にある感じでしょうか。罪がありそれを抱えながら生きていくという。それは主人公にとってもヒロインにとっても同じだと
2011-01-15 15:19:46@kamomesab そんな感じですね。そんな罪と罰ですが本で読む時間が無い人にはこれがお勧めです。http://www.eastpress.co.jp/manga/shosai.php?serial=606
2011-01-15 15:28:20おおっありがとうございます! RT @sakamiduki: @kamomesab そんな感じですね。そんな罪と罰ですが本で読む時間が無い人にはこれがお勧めです。http://www.eastpress.co.jp/manga/shosai.php?serial=606
2011-01-15 15:31:23@kamomesab 横から失礼します。ブラウン神父が「神父探偵」であることは、解決方法に深く関わっているということだけは言えます。「罪と罰」はしばらく読み返してないなあ…。バイトいってらっしゃい~
2011-01-15 15:44:30