落ちぬい小話まとめ（番外編）

不知火に落ち度はない @otinui_yamoto

その後、工廠課の裏で駄提督の猫タワー他でリアルねこあつめをする雪風が居たという。 また、その際見知らぬ帽子の女の子を見かけたとの話を聞くが、真偽のほどは定かでは無い。 #落ちぬい

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艦娘の経験人数が分かるという眼鏡を手に入れ、しばし悩んだ駄提督。 とりあえず長門を見ようとしたところ、ぷふーっと笑われる。 「なるほど、私の人数が気になった訳か」 「や。たまたま近くにいたからだが」 「ほう。じゃあ教えてやろうか？」 「勘弁して」 #落ちぬい

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「つか、そういうドッキリだろこれ」 「ああ。不知火には話しておいたぞ。司令が眼鏡をかけたら数字を出すように、とな」 「仕込みにしてもやり過ぎだろ」 「詮索したさに耐えきれるかどうかを計るテストだ」 「ひどくね？」 「で、私を選ぶとは。つまらん」 「ひどくね？」 #落ちぬい

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「万一神通とか見たらどうする気だったわけよ」 「包み隠さず真相を話すのがドッキリの醍醐味だよな？」 「ほんとにひどくね？！」 「経験人数という下世話なものを見ようとする方が悪い」 「むぐ」 「次は誰だったのかな？ 気になるなあ❤」 楽しいおもちゃになりました。 #落ちぬい

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『今日、紡さんの部屋を整理していたらダイエット本が見つかったんだけど』 『えっ、あの趣味やめることにしたわけ？ 聞こえてきてないけど』 『目標、ってダイエット前の女性に赤丸が……』 『意識の高いデブ専ってどうかと思うわほんとに！！』 今日の通信ログ（ギンブチ経由） #落ちぬい

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「ギンブチよお。重婚してネットワーク作ってるって聞いたけど、あれどうなん？」 「ええ。大ざっぱに言えば、艦娘はクラインアント、私はサーバーとなって動作してます」 「そりゃ知ってる。つまり、四六時中全部見えるんだろ？」 「感覚的な話でいいですか？」 #落ちぬい

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「ややこしい話みたいだな。で？」 「Twitterで一々流れてる情報の詳細を見てます？」 「あー。意識に入れてねえのな」 「ええ。さらに脳の情報処理は立体ですから。平面が幾つあっても問題ありません」 「つまりお前はぶっ壊れてる、と」 「ええ、言ってませんでしたか？」 #落ちぬい

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「隠し事したいときとかどうしてんの？」 「意図的にカットしてますよ。セックスの時とかもね」 「出来ねえと垂れ流しになる、と。浮気もできねえわけだ」 「死が二人を分かつまで。理想的な解決方法は隠し事をしないことです」 そりゃ無理無理。などという駄提督がおりました。 #落ちぬい

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「それで、私に話を聞きに来たのはケッコンの検討でも？」 「んや。新聞でちらっと新しい提督のケッコン報道あったからな」 「それで興味が沸いた、と。ぬいぬいなら理想的では？」 「だ・か・ら そっちの話にもってくんじゃねっつの！」 「貴方の心配を読み取っただけですよ」 #落ちぬい

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「さて、話ついでに紅茶でもどうですか？」 「睡眠薬とか入ってねえだろな」 「なるほど。最近よく眠れていないと」 「……お前、ホントは探偵とかやってねえ？」 「なにぶん、嘘のつけない身ですので」 おともだちのほのぼのトーク。 #落ちぬい

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仕事中にAV見てるとか、ときおりもやっと長門の痴態を思い出すとか、チラ見した神通の谷間を思い出すとか、ぬいぬいックス寸前を思い出すとか、どこをとっても地雷しか無いのでなかなかの地獄というか。ケッコン提督の何割ぐらい離婚してるのみたいな勢いです。思考リンク怖い #落ちぬい

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「磯風、サンキューな。だいぶんはかどったわ」 「かまわん。しかし提督が畑作りとは変わった趣味をしてる」 「ちょっとな。お前もなんか植える？」 「遠慮する。そこらはよく知らない」 「そっか。んじゃ手伝いの命令に飯連れてっちゃるぞ」 「おお！！」 キラキラ磯風。 #落ちぬい

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「で、オススメの店がここだ」 「……。男のキッチン？」 「おう、ギットギトでモッリモリで、しかもニンニクガツガツな世界だぞ。どうだ！」 「……。いや、司令。その、だな」 「遠慮するなって奢りだし。何でも良いぞ」 「わかってないのか？」 困ったモンだという磯風。 #落ちぬい

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「わかってないって、何が？」 「ふむ。その、確かに私は男勝りと言われることはあるが──女子だぞ？」 「……？」 「こんないかにも大カロリーで大味でニンニクマシマシが好みだと思ってる、ということはすなわち男とみてないか？」 「あ」 やっべ、って顔をしました駄提督。 #落ちぬい

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「あー。わりわりすまん。ほんっきですまん。そーだよなー、女子だったよなー」 「なんだろうか。本気で謝られるとなかなかこの磯風、心外度が上がってくるな。そんなに男か」 「すまん。正直言って女子を感じない」 「本気で失礼極まるな」 ぷすすこ磯風。 #落ちぬい

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「OKお嬢さん。これからちょっと海辺のレストランへドライブいかが？」 「とってつけたような感じだな？」 「今ならお姫様だっこをサービスだ」 「そのサービスは遠慮しよう。それより支払いは覚悟しろよ？」 私は今、ご機嫌を損ねた乙女なんだからな。 などと笑顔の磯風さん。 #落ちぬい

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「ごちそうさま。なかなか雰囲気の良い店だったじゃないか、司令」 「まあな」 「腕ぐらいは組んでもいいぞ？ 満足した」 「おうよ」 「で、顔色が青いがどうした？」 「お前ほんっと、遠慮しなかったんだな」 「まぁな❤」 6桁のレシートを久々に見た駄提督の顔。 #落ちぬい

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「あー。そだ、磯風。ぱんつなにいろ？」 「……見たいのか？」 「なるほど女子反応」 「心外だな、本気で」 「いや。訓練で殴り合ってるとピンとこねんだよ」 「殴り合いの時に女子を出してる暇が無いだけだ。この鬼畜教官」 「お前が言うなよ鬼畜受講生」 セクハラ会話。 #落ちぬい

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「やー、提督ぅ！ 畑手伝ったらご飯ってホント？」 「耳早いな。手伝ってくれんのか？」 「谷風さんにおまかせだよ！」 早速聞きつけた耳ざといの。 #落ちぬい

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「で、なにこれ」 「ご飯」 「あのさ。女子とご飯ってこういうわけ？」 「浜風に聞けよ。だいたいそうだから」 「納得いかなーい！！ 牛丼家ってどうなのさー！！」 「しょうが喰うか？」 「モリモリで用意しやがれぃ！！」 かわいそうなたにかぜ。 #落ちぬい

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「おー、浜風に浦風。お前らも手伝いに来てくれたん？」 「うちはご飯目当てじゃあねえ」 「私は聞きたいことがあって」 「浜風、目怖くね？」 「いーえ、ぜんぜんっ！ 素敵な海辺のレストランなんて私知りませんしっ」 あ、喋りやがったんだな、磯風という顔をした駄提督。 #落ちぬい

不知火に落ち度はない @otinui_yamoto

「で、浦風いなくなっちまったな。急用ってなんだよ、もー」 「そうですね。……あ、そこのもうちょっと離して植えた方がいいですよ」 「お、詳しいな」 「家庭菜園、おばあちゃんがやってて」 「ウチはお袋がやっててな」 家庭菜園トークに変わっちゃったこの空気。 #落ちぬい