渡邊芳之先生ynabe39の「「忘れることのない世界」を初めて経験しているのがわれわれ。」
千の風になって。
北海道帯広市 · twilog.org/ynabe39
渡邊 芳之(わたなべ よしゆき、1962年4月22日 - )は日本の心理学者。帯広畜産大学人間科学研究部門(人文社会・体育学分野)教授。博士(心理学・東京国際大学)。 佐藤達哉、尾見康博との共同研究を中心に心理学論、心理学史、人格心理学や血液型性格分類の批判的検討などの分野に論文・著作を持つ。趣味はレコード蒐集。
http://ja.wikipedia.org/wiki/渡邊芳之
渡邊 芳之 -帯広畜産大学-
http://www.obihiro.ac.jp/ichiran/watanabe_yoshiyuki.html
昔のように戦争が終わって世の中が変わったらさっさと転向して自分が何を言ったかなんてすっかり忘れてしまう、ということが難しいし周囲からも許されない。
2016-01-29 05:29:24性格にしても行動にしても、個人の一貫性というのは「記憶や記録が可能になる文脈や社会によって初めて求められ価値づけられる」ということがわかる。
2016-01-29 05:35:471960年の人間の一貫性より2016年の人間の一貫性のほうがおそらく高くなっていて、それは記憶や記録のテクノロジーと相互作用している。
2016-01-29 05:37:31行動が一貫していることの価値は「他者から行動が予測できること」であって、これも資格や免許と同様に職業などで他人に使われるのに適した特性である。
2016-01-29 05:39:20そうした一貫性の軛から自由なのは感情や気分だけである。感情や気分なら「あの時とは気が変わった」「あの時は興奮していた」とか言えばすむ。理屈はそうはいかない。
2016-01-29 05:45:261980年にはその人が5年前に何を言ってたか調べる方法なんて基本的になくて、メディアに書いたものが載るようなごく少数の人についてだけ図書館に行けばある程度可能だったが、図書館まで行って調べる人も少なかった。
2016-01-29 06:02:09いまはネット検索でそのへんの普通の大学生が去年なにを言っていたかだって調べられる。防衛策はネットでは匿名でいることだけだが、それも簡単に突破される。
2016-01-29 06:03:27これからの政治や学問には。 @ynabe39 それが、求められるのでは無いでしょうか? #双翼思想 既に『揺るぎない』程度で結果を出せる時代では無くなりつつあります。 #本質族議員 予め政策を定めて投票するなら死刑囚でも構わない。 twitter.com/ynabe39/status…
2016-01-29 06:04:19まあこういう「もうじきある種の破滅がきてその時あなたのこれまでの言動がチェックされますよ」という感覚は「最後の審判」を信じるのと同様である種宗教的な根源的なものなんだろう。
2016-01-29 06:06:21その「チェック」の権限が昔は神様や閻魔様だけに与えられていたのが、いまは誰でもチェックできるようになってしまった。一億総閻魔様状態。
2016-01-29 06:07:39だからこそ特定の社会が特定のセグメントの人間の感情や気分に寛容な場所を(喫煙コーナーみたいな感じで)どこに用意するかによって、そのセグメントをその場所に誘導することができるし、実際そうなっている気がしますね。
2016-01-29 06:08:24どんな思想家やクリエイタも、いちいち周囲から「それ過去の〜の類似だ」と位置づけられたら、自由な創作マインドは育たないんじゃないかと思うのですよ。確かに先人の名作と格闘するのは必要なことだが、敵は適当に少ない(そして適当に強い)くらいの方がよいのだろうなぁ、って。
2016-01-29 06:14:33