編集部イチオシ

こえのおはなし

とても良い内容だったのでまとめさせていただきました。
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.原井 @Ebisu_PaPa58

喉を開いて、お腹で支えた声。 ひとまず、この2点さえクリアできれば、「耳障りでなく大きな声」は出すことができます。 「レッスン」にはもっとスモールステップで練習ほうが紹介されているのですが、とてもすべては紹介しきれないので、最も重要だと判断したこの2つだけ。

2016-01-27 22:47:09
.原井 @Ebisu_PaPa58

(ウェブだと、ざっくりググって、比較的わかりやすいのはここかなぁ…) voicetraining.navicchi.net/fukushikikokyu…

2016-01-27 22:49:54
.原井 @Ebisu_PaPa58

ここまでが身体的要素ですが、声量を出すためには、精神的要素も絡んでくるようです。『朗読のススメ』(以下「ススメ」)の中で、永井師(精神的に師事してるので)が、とある俳優のエピソードを紹介しています。

2016-01-27 22:54:58
.原井 @Ebisu_PaPa58

ある「才能あるプロの卵」。しかし彼には、叫び声が出せないという致命的な弱点があった。聞いてみると、「団地生まれで、隣近所に迷惑をかけないよう、大きな声を出すなと言われて育った」というのですね。そのせいで、どうしても大きな声を出そうとすると「声帯が壊れるようで怖」くなってしまう。

2016-01-27 22:59:35
.原井 @Ebisu_PaPa58

永井師は「自分の声を聞くから怖いのではないかと思い、クッションに口を押し付けたままで大声を出すように」指示し、「部屋の外まで聞こえる声を出せ」と言う。声は聞こえているのだが、ときどきドアを開け「聞こえない」と言う。

2016-01-27 23:02:45
.原井 @Ebisu_PaPa58

しばらくして「クッションをはずして同じ叫びをやらせると、彼自身驚くほどの大声が出ていました」とのことです。 たしかに、人体構造の差で、そこまで最大声量に違いが出るとは思えません。「特定の人にしか越えられない壁」はあっても、「特定の人だけ下回る床」はないのでは、と思えます。

2016-01-27 23:05:37
.原井 @Ebisu_PaPa58

なお、こんな例に出すのは気が引けるのですが、YouTubeなんかで見られる、大手予備校の”大物”講師の方々は、意外なことに(!?)、発声に関しては綺麗ではないことが多いです。推察するに、キャリアの初期段階からマイクで生徒に「声は届く」状態での授業に慣れちゃってるからだと思います。

2016-01-27 23:09:04
.原井 @Ebisu_PaPa58

(もちろん、声がよければ授業がいいわけでもないし) (声がダメだから授業がダメなわけでもないし) (YゼミのK田さんの喉なんて、聞いててちょっと心配しちゃうぐらいのダメージ蓄積具合やでぇ…)

2016-01-27 23:10:42
.原井 @Ebisu_PaPa58

舞台人としての側面もあるらしく、この方は(珍しく)発声がとても安定しています。 youtu.be/t_mUF0JPpM4

2016-01-27 23:13:52
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.原井 @Ebisu_PaPa58

で、なんだっけ(読み返さないと何書いたのか忘れつつある)

2016-01-27 23:15:34
.原井 @Ebisu_PaPa58

そうそう、次。ここまででは、実は「通る声」「大きな声」を出せるようになってはいても、「相手に届く声」にはなっていない可能性があります。 …どういうこっちゃ。

2016-01-27 23:19:18
.原井 @Ebisu_PaPa58

大きさ以外に必要なこと。「レッスン」の表現を拝借すれば、「声のベクトルをイメージすること」になります。(数学クラスタからの突っ込みはノーサンキュー)

2016-01-27 23:25:07
.原井 @Ebisu_PaPa58

「声が頭の上に出ている」「声に力がなく、手前で落ちる感じ」「声が強すぎて、突き刺される感じ」「声があちこちに拡散して、届かない感じ」いずれも相手に届かない。 声は前に飛んでいて、きっちり相手まで届く。そのイメージが大切です。

2016-01-27 23:27:37
.原井 @Ebisu_PaPa58

これについては、難しいんですが、イメージとしか言いようがないんですよね。自分の飛ばす声の軌跡をありありと思い描ける人だけが、その通りの声を出せるとしか言いようがない。

2016-01-27 23:38:17
.原井 @Ebisu_PaPa58

(ワタクシは発散していく声になってしまいがちですが)

2016-01-27 23:39:29
.原井 @Ebisu_PaPa58

練習するには、さすがに複数人必要です。 何人かの人が、声を出す人に背中を向けて立つ。ランダム<横一列<縦一列の順に難易度が上がるかと思いますが、声を出す人が、特定の誰かをめがけて声をかけます。「こんにちは」でも「ちょっといい?」でも、名前を呼ばなければなんでも。

2016-01-27 23:46:30
.原井 @Ebisu_PaPa58

自分が話しかけられた、と思った人は挙手。そうでなければ、話しかけられたと思った人を指さします。 やってみると、難しいぞ! いきなり難なくできてしまう人もいれば、いつまでたってもできない人もいるのがこのレッスン。

2016-01-27 23:48:30
.原井 @Ebisu_PaPa58

(舞台上だといつもできているのに、レッスンになると苦手に……なんて役者も中にはいます)

2016-01-27 23:49:04
.原井 @Ebisu_PaPa58

ここまで、「通る声」「伝わる声」のお話。 次に、「声の使い分け」の話に移ろうと思います。

2016-01-27 23:50:30
.原井 @Ebisu_PaPa58

「レッスン」によれば、声の要素は5つに分類でき、それぞれ ・大きさ ・高さ ・速さ ・間 ・音色(音質) です。最後が少しイメージしづらいでしょうか。たとえば、「ダミ声」「鼻声」「アニメ声」「応援団のような声」…。

2016-01-27 23:53:34
.原井 @Ebisu_PaPa58

「残念ながら、たいていの人は、一色です。なんともったいない。」「『クレヨンしんちゃん』のような声を出してみようと思った時、(…)あなたは、今まで出したこともない『こえ』を出したということです。」

2016-01-27 23:55:39
.原井 @Ebisu_PaPa58

皆さん疲れてきたと思うんで、ちょっと動画でも見て休憩しましょうか。 上記5つをコントロールして、この声優さんたちの台詞のモノマネでもしてみましょう。(休憩 #とは ) 【声優】アフレコシーンの詰め合わせ_(HQ).mp4 youtu.be/mrDuLKiZRP4

2016-01-27 23:58:19
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.原井 @Ebisu_PaPa58

喉や口、舌、唇、どこをどんな状態にするとどんな声が出せるのか。いろいろ試して、遊んでみると面白い。もちろん、現実には「出せるだけで使えない」声もたくさんあるはずですが、自分の出せる声の可能性がわかる/広がることが大切だと思います。

2016-01-28 00:01:40
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