su@uさんの未完TS小説

まとめることで続き期待していく。
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su@u @su_at_u

目が覚めてすぐ、いや意識のハッキリとする前から、彼は己の身体の異変に気付いていた。自分の身体が一ト回り小さくなったような、慣れ親しんで頼みにしていたものが失くなってしまったような感覚。何となしに腹に手をやると、そこを膨らしていた肉がない。」→

2016-02-04 13:16:59
su@u @su_at_u

→「代わりに胸に引っ張られるような感触があって、そのまま手を滑らせていくと、あろうことか、たぷりとしたものが二ツある。後頭部から首筋を通って、血の気が引いていくように感じられた。腿をすり合わせてみる。ない。さんざ同僚にからかわれた、己のドデカい陽根が、ない。」→

2016-02-04 13:22:21
su@u @su_at_u

→「がばとかけられた寝具を除けて起きる。馴染みのない胸の重さ、視界が暗いのだか眩しいのだか分からなくなって、くたと倒れこんでしまう。夢。夢だろうか。現実だとは思いたくもないが、生憎とその程度の分別はつけられてしまっていた。」→

2016-02-04 13:27:19
su@u @su_at_u

→「顔の横を伸びた髪がするりと下りて、これも違っていることに今さら気づく。手も指も脚も、己の記憶とまるで合致しない。すべてが小作りになって、また、滑らかに柔らかくなっていて、ああ、これは女の躯だと、見たこともないのに確信した。」→

2016-02-04 13:31:28
su@u @su_at_u

→「洗面所の鏡を恐る恐るに覗いてみれば、いささかの安堵を得ることができた。なるほど、女の造作ではある。エラは張っておらぬし、顎もすっとしてヒゲもない。だが目鼻の均整と顔の動かし方、シワの具合は紛れのない己であった。鼻の付け根に一ツだけある小さな黒子もそのままだ

2016-02-04 13:39:22
su@u @su_at_u

おかしい、俺はそこそこデブいやつがTSしてふくふくしたいい感じの肉付きの下にみしりと筋肉がついているとかそんな描写がしたかったはずなのに、その前段が長すぎる。

2016-02-04 13:45:18
su@u @su_at_u

よし、鏡の前まで来たことだしな。ここからじっくり自分の身体を見回すンだろう。

2016-02-04 13:47:26
su@u @su_at_u

しゃがみこんで蹲って何もしないまま消えてしまいたい、布団の中で二週間ほど食事もせずに眠り続けて死にたい、などと思わなくもなかったが、どうにか堪えた。まじめくさった顔を作って、鏡に正対する。髪、伸びた。肩口までもある。顔、まずまず。ムリヤリの女装のごとき不気味さはなし。」→

2016-02-04 13:51:50
su@u @su_at_u

→「元よりマシな顔に産んでくれた二親には感謝せねばなるまい。前髪が目を覆うというあるまじき事態。これだけはすぐにでも切りたい。肩、腕、手、小さい。痩せているとは言えぬ肉付きだが、元よりは細い。胸、大きい。何と言ったか、大きめの柑橘類を思い出す。」→

2016-02-04 13:55:56
su@u @su_at_u

→「胸に合わせてか乳首も乳暈も大きくなった。色は、男であったときよりも薄くなったように思う。ふと指で触ってみると、存外指先が冷たくて、びくりと腰が引けた。腹、へこんでいる。つと、これも指先で正中を上下になぞると滑らかで心地がよい。」→

2016-02-04 14:03:45
su@u @su_at_u

→「下腹にいくより前に、背中を向けてみる。垂れは解消されたが、それでもまだ嵩のある脂が皮下にあるのが分かる。そういえば、髪が伸びたのに体毛はむしろ薄くなったようで、乳首のも腋のも背中のも、だいぶんに目立たない。見苦しさがなくてありがたいことである

2016-02-04 14:08:04
su@u @su_at_u

この後はテンプレ的に自慰してちんこ挿れられたらどうなるんだろ…(ドキドキ)ってなってすっぽんぽんのまま着るものをamazonで買って自慰しながら届くのを待って服着て外出て男引っかけてえっちするって感じにしようかと思ったけど宅配業者引っかければよくねぇかと気づいた。

2016-02-04 14:47:38
su@u @su_at_u

仕事中はさすがにマズイかなという分別が働いたのですっぽんぽんにシャツだけ着て荷物受け取ってちんこ勃たせるだけ勃たせてから連絡先渡して後からホイホイ来た宅配のおにーさんとえっち。こうだな。

2016-02-04 14:50:44
su@u @su_at_u

尻、腿、足、これらは、太い。ただ垂れたりはせず、ぱつと張りのある肉付きであったから、男性のおりの自分よりはだらしなく見えない。さて、意図して避けてきたが、肝心の股間である。他の部位の有様を見れば、また脚をすり合わせた結果として、『ない』ことは既に分かっている。」→

2016-02-09 04:26:13
su@u @su_at_u

@su_at_u →「であれば、その『跡地』にあるものは。果たして、画面の中にしか見たことのない(いや保育園の水泳のときや母のものを見たことがあろうはずだ。記憶にないが)、女性器が、あった。直接見るのが何か怖ろしくて、先に指で触れて、それからそうっと薄目の横目で覗いてみる。」→

2016-02-09 04:26:45
su@u @su_at_u

@su_at_u →「覗くと言うのはそのままで、男性器のように外側に築かれた部分がほぼないのと、もさとした陰毛と、へこんだとはいえまだ下腹についている肉のせいだ。見えないのなら、見えないままのほうが良かったが、いやしかし、正視せねばなるまい。」→

2016-02-09 04:27:04
su@u @su_at_u

@su_at_u →「気持ち悪い、というのが率直な感想であった。今や自分の肉体であるとはいえ、それは相当の気持ち悪さである。男性の睾丸も陰茎も、大概な代物であったが、見慣れぬせいかこちらのほうがひどくに感じる。」→

2016-02-09 04:29:42
su@u @su_at_u

@su_at_u →「開いてるとも閉じているとも曰く言い難い、なるほど裂け目と呼ぶのが適当に思われた。」→

2016-02-09 04:30:09
su@u @su_at_u

@su_at_u →「このような構造では、小用を足すときに陰毛が濡れかねない。女性が陰毛の手入れをするのは見栄えがどうというのももちろんあろうが、実際的にそうしたほうがよいのだろう。ここの毛は薄くなってはおらず、相応に生えていたので、鋏を持ち出して長すぎる部分を刈った。」→

2016-02-09 04:31:11
su@u @su_at_u

@su_at_u →「刈った毛を流すついでに湯を浴びていると、ちょうど催してきたので、慣れずに便所を汚すよりはマシだろうと風呂場で排尿してみる。ちょちょと出すとどうも尻にまで垂れてよろしくない。圧をかけて飛ばさなければならないし、そうしても出始めと終わりはどうしようもない。」→

2016-02-09 04:33:18
su@u @su_at_u

@su_at_u →「小用後には拭う必要がありそうだった。また男性が陰茎を手で押さえて排尿角度を調整するように、前傾して腰を前に出すようにし、かつ手で陰唇を少し広げてやると、具合がよいようである。少なくとも自分には、そうだ。」→

2016-02-09 04:33:50
su@u @su_at_u

@su_at_u →「やはり『これ』も男性の『それ』のような個人差があるのだろうが、男女の小用の足し方を思うと、男性というのは気楽であった。雌性になったと気づいてわずかに一時間ほどであったが、少なくとも日常のうえでの億劫さというのは、女性のほうが上回るようだ。」→

2016-02-09 04:34:24
su@u @su_at_u

@su_at_u →「ふと、では本来の使い道ではどうだろうと考えが至る。つまり泌尿器ではなく性器としては、ということだ。巷説に拠れば女性が絶頂時に感じる快感は、男性の数倍から数十倍に達するという。無論アタマからそれを信じるわけでもないが、確かめておくのも悪くなかろう。」 つづく

2016-02-09 04:35:12
su@u @su_at_u

ひとまずこの場には自分一人しかいないのだから、自慰をする他ない(『本来の使い道』からはやや外れることとなるが)。差し当たっては、胸だ。大変なボリウムがある。手でひょいと下から支えてみると、やわやわとした感触ではあるが確かな重みがあって、何となしに感動してしまった。」→

2016-02-11 03:52:14
su@u @su_at_u

@su_at_u →「一ト頻り、たぱたぱ、やわやわと弄んで後、指先で引っかくようにしてつるっと、胸の下側から乳首までをなぞってみる。ぞわと、湯が身体を打っているのに、二の腕が鳥肌立った。怖気ではなく、快感だろうものによって。」→

2016-02-11 03:52:40