風邪とエプロンと倉子

キャンジャニ学園×関ジャニ∞ @canjani8kanjani

26 や、確かに鍵かけ忘れとか忘れもんとか多いから気付かんかった俺も俺やけど…。 「犯罪やで、お前…」 『…でもこれあったから今回こうやって裕兄ちゃん病気なの見つけれたんじゃん』 お、開き直り？ 『おばさんだって裕兄ちゃんから全然連絡来ないって…だから…』 「だから？」

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27 せやから勝手に学校サボって部屋入って寝て乗っかって？ 『…』 「倉子？」 『…ごめんなさい』 泣きそうな声で一言。 いつもの強気で甘ったれな倉子とはちゃうな。 しっかり看病してくれて部屋も片付けてくれて、飯美味くて、そんで何や泣き虫で。 おっきなったなあ、倉子も。

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28 いっつも弟らとちょろちょろ周りうろついとる子供やと思っとったけど。 や、体はでかいし、子供ちゃうのもよー知っとるけど。 あ、アカン…思い出してもーた…。 制服×エプロンが結構な破壊力を持って攻撃してくる。 スウェットの下の息子が力持ってくるのを感じて焦る。

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29 飯食うたら性欲？ 元気やな、俺…。 でもさすがにアカンやろ…倉子やし、こっちから手出したらもう…。 「…風呂、入ってくる」 俯く倉子を残してその場から逃げた。 湯、溜めてる間に熱いシャワー頭から浴びて、…抜いて。

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30 アカンとか言いながら、頭ん中で悶えてんのは制服エプロンの倉子で。 裾持ったまま真っ赤な顔で腰振ってその下のおっぱいがぷるぷる揺れてる姿想像したらあっという間に出てもーた。 いつもより多くて濃い。 その精液で、ビュルビュル倉子の顔を汚す妄想して、もっかい抜いた。

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31 ちょっとスッキリして、でも余計に悶々としながら風呂に浸かる。 俺、何してんねやろ。 突き放すでもなく受け入れるでもなく。 倉子にされるがまま、俺からは何もしてへんって言い訳して。 でも、従妹やから、子供やからって…って言っときながらこうやってズリネタにしとったり。

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32 このまま俺が曖昧な態度取っとったらいつか来なくなんねやろか？ んで、普通に彼氏とか出来て全然会わへんくなって、久々に会うんが倉子の結婚式とか？ そんでにっこり笑って裕兄ちゃん久しぶり～言われたりすんの？なかったことにされるん？ そんなん…そんなん…嫌や…。

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33 あいつが他の男のもんなるとか…考えたない。 嫌…嫌なん、俺…？ そっか、嫌なんや…。 ちょっと…ちょっとスッキリした。 何となく自分の気持ちが分かった気するから。 まあ今までのこと考えたら当たり前やけど…気付かんようにしててんな。 簡単なことやん。 アホやなあ、俺…。

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34 迷いを吹っ切る様に、頭から湯被って泡を流す。 俺の悩みなんて、こんな泡みたいにあっという間に消えてまうもんやってんな。 上がったら、倉子は台所で洗いものしてた。 その背中を見て、深呼吸。 大丈夫…さっき2回抜いたし、病み上がりやし、それにまだ…今日はアカンって…。

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35 洗濯して畳んでくれてた新しい服着て、また茶淹れてもらって。 玄関で靴履く倉子を見送る。 『雑炊まだ残ってるから…夜、食べてね？』 「おん」 『足りなかったらご飯も炊いてあるし、インスタントの味噌汁もあったし…』 「大丈夫やって」 『…』 「もう元気やで？」 『…ん』

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36 「今日はありがとな？飯美味かったし…ホンマ助かった」 『…うん』 「倉子来てくれへんかったら死んでたかもしれへん」 その言葉に泣きそうな顔でこっち見て、何か言いたげに口を開いて俯いた。 『…裕兄ちゃん』 「ん？」 『…また、来ても…いい？』

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37 探るような、懇願するような目。 叱られた大型犬に見上げられてるような錯覚。 まだ怒ってる思てるん？ 思わず頭ぐしゃぐしゃ撫でてもーた。 「もうティッシュのストックないねん」 『え？』 「あと何か食いもん、明日買ってきてくれへん？」 『あ…うん』

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38 「金、後で払うな」 『…』 「んで…俺寝とるかもしれんから、これで入ってきて」 『…え？』 呆然とする倉子の手を取って、合鍵を握らせた。 『…ぁ、』 「持っとって」 『え…でも…』 「いつでも来てええから」 『いい、の…？』 「…ええよ」 『…ほん、と…？』

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39 「ん…。あ、でもちゃんと学校行きーや。サボって来たらアカンで」 『…うん』 「おっちゃん怖いんやからな」 ホンマ。 うちもやけど、倉子のおっちゃんとおばちゃんに何て言うたらええんやろ。 考えたらボッコボコにされる未来しか想像出来んくて震える。

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40 『…ありがとう』 宝物みたいに鍵握りしめる倉子見て、思わず抱きしめそうになった。 まだな…心の準備がまだ、な…。 溶けそうな笑顔見ながら必死で堪える。 おっちゃんらの許可貰うまでは…なんて思ってみるけど、明日その理性が吹っ飛んでまう可能性だってあるわけで。

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41 こやってしおらしくしとると妙に可愛いし、ベッドの上やと別人みたいに色っぽいし…ってアカンアカン！ 頭ん中が支離滅裂やねん、さっきっから。 今日のところはこれで。 ご飯美味しかったです、ご馳走様でした。 明日はあっちの方もちょっとだけ…ってとことん頭ん中ピンクやな、俺。

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42 倉子が帰った後、置いてったエプロンに顔埋めてもっかい抜いた。 …変態か、俺。 pic.twitter.com/N6NbP9KeB6

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