ドキドキぼーいず『じゅんすいなカタチ』東京公演 私選まとめ
- chaghatai_khan
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アフタートークで本間君が「若者の劇だと言われる」って言ってて、見終わってからそれ聞くと確かになと思ってしまったので若者ではなくなりつつあるのかもしれん。
2016-03-12 21:30:06ドキドキぼーいず『じゅんすいなカタチ』を仙川で観てきました。観終わるまで正直面白かどうかがよくわからなくて、アフタートークで舞台の構造についての話を聞いて初めて成る程なと色々湧いてきた。物語自体はとりわけ特殊なことが起こるわけではない、というかそう感じてしまうことこそがミソ。
2016-03-12 22:15:17正直一番グッときたのはアフタートークで「演劇とデモの違いは?」と言っていたこと。デモというものが全くしっくりきていなかったのだけれども、演劇の延長にあるのかと考えだしてから、すごく納得がいくようになった。
2016-03-12 22:21:23語弊がないように補足しておくと、特殊なことがおこるわけではないというのは、一つ一つの事象を切り離すとどれもが実は目の前に差し迫っている問題であるということであって、それ自体の特殊性に言及しているということではないのだけれど、ちょっと何言ってるか分かりませんね
2016-03-12 22:28:56仙川で、ドキドキぼーいず「じゅんすいなカタチ」。舞台と客席の間のあのスペースは、家族や恋人でもわかりあえない(そして、もどかしい)深い溝の象徴みたいなことかしら?あと、アフタートークに出演したSEALDsの谷こころさんが春から携わる劇団ってどこなんだろう?気になるなぁ。
2016-03-12 22:39:57ドキドキぼーいず『じゅんすいなカタチ』を観て、あ、とうとう90年代生まれの作家が面白いものをつくる時代に突入してんだな、と思いました。正直、劇団名とかでの偏見だったら観に行かなかったかもしれず、徳永京子さんの慧眼に感謝しかない。続 engekisaikyoron.net/hitotsudake_t_…
2016-03-13 00:18:36ドキドキぼーいず、本人たちはこんなこと言われても嬉しくないだろうけど、チェルフィッチュとハイバイを足して2で割ったらやべえもんが生まれた、みたいなことになっていた。チェルの模倣はさんざん観たけど、それとは明らかに違うものを持ってる。それを咀嚼できてる俳優も、いい!続
2016-03-13 00:21:40表面上のせりふと眠れる感情とを切り分ける、というこのアイデアは、もしもチェルフィッチュが別の進化を遂げたらこうなったかも、とすら想像させた。表面上の模倣だけではこれはできないと思う。特に序盤から、いとこのあの人までは丁寧だった。続
2016-03-13 00:25:45眠れる感情といってもそれが必ずしも「真実」なわけではない。本音があって建前があるなどという単純な二元論にも回収されない。俳優の細やかな演技が黒白つけられない世界を表現している。あの乱入者であるサイトウさんもよくわからないし。あいつ、なんなの?笑 、続
2016-03-13 00:29:00これちょっとネタバレしちゃうけど本筋じゃないんでちょっとだけごめんなさい。例えばサイトウさんと父が外に出た時に、中にいる女があいつどの面さげてきてんだってキレれんだけど、あの時点での観客に与えられてる情報量だとどっちにキレてるかわかんないのがしびれる。続
2016-03-13 00:31:02それは冒頭からそう。これはさすがにネタバレすぎだから控えるけど、え?、って観客はたぶんなる。そうやって宙釣りにされる感じね。いいですね。これ、『東京ノート』で平田オリザが、妊娠したかしてないかを判断宙釣りにさせるあの感じね。すごく、演劇!続
2016-03-13 00:34:22後半に関しては不満もあった。途中で構造がわかるので、これどう締めくくるか、って時に、わたしの希望としてはもっと全然違うところにつれてって欲しかった。でも、いいです。しびれた。なんといっても俳優に力があるのが素晴らしい。後で当パン見てあのお父さんのプロフィールにもしびれたし……。続
2016-03-13 00:37:49途中で帰るお客さんも(日本にしては超めずらしく)いたけど、おう帰れ帰れ!、と思った。おもろいことやったら帰る人はいるんだよ。いやしかし帰った人の幸せもちゃんと祈った。なぜかそうさせる芝居であった。続
2016-03-13 00:41:12昨日、地点×イェリネクを観て、マザコン・ファザコン的なことがなぜか戦争や宗教に結びついており、しかも説得力があり、ああこうやって小さな世界と大きな物語を繋げられる作家は日本には少ないよなと思っていた矢先に、これを観られてよかった。ああ、繋がってきたんだな。続
2016-03-13 00:44:19アフタートークはSEALDsの人がゲストで、なんていうんでしょう、新鮮?だった。もっと表面的な政治とか連帯とか世代とかじゃない話を聞きたくもあったけど、でもこうやって対話の場をつくってくのっていいなとマジで思います。
2016-03-13 00:50:33@pulfujiko 本日はご来場いただきありがとうございました。 出演しておりました、片岡春奈と申します。 フォロー/リツイートさせていただきました。 演劇経験の少ない中でこの舞台に立つことは、人生の中で最も恐ろしく豊かな経験になりました。 ご感想を糧に明日も精一杯がんばります
2016-03-13 01:16:22@neco_na 初めまして。最も恐ろしく豊かな経験、なのだとしたらそれはこれからも続くのかもしれませんね。外様の役ですが、外様感に安易に頼ってしまったら全て台無しのところを、実に際どくドライブする、その在り方がとても印象的かつ素敵でした。ありがとうございました。
2016-03-13 05:53:23舞台『じゅんすいなカタチ』って好きか嫌いで言うと、やはり好きにはなれない。なんでって、父親の権力が無さ過ぎだから。こういうことも書いているうちに続かなくなるのよね。作った人があと10年経って、父親になるかもしれない時、子に見せれる舞台でありますように。
2016-03-13 01:07:46舞台『じゅんすいなカタチ』。ガリレオが死んだ年にニュートンが生まれた。だから物理学の歴史は『こういうもの』だと言える。この舞台も母親が死んだあとに息子が生まれたとすれば、物語の相対性理論は成り立つ。
2016-03-13 01:14:09光よりも早いものが存在しないとすれば、同時に過去に戻ることが出来ないことも意味する。舞台『じゅんすいなカタチ』は理論上、おかしなところをいちいち過去に戻ることで相対性理論を成立させている。そこにアインシュタインのE=MC2を加えることで、観客にGPSを使わせ劇場まで来させられる。
2016-03-13 01:21:25ということで、舞台『じゅんすいなカタチ』は一般相対性理論みたいな、単純な話となる。つまり、方程式を解いても実証出来なければただの式。今年で100周年を迎える一般相対性理論にちなんだ、格好の舞台ではないでしょうか??
2016-03-13 01:25:45