物語をどう語るか(表現・演出に関して)
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@ichiro_sakaki ありがとうございます。やはり具体例があるとグッとわかりやすくなりますね。なんと言いますか、いつも言いっぱなしなのが心苦しかったので、拾って頂けると非常にありがたいです (K村)
2011-02-01 20:36:50![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@ichiro_sakaki @Yu_Godai あわわわわ。公開処刑になってる気分なんですががががが。えっと、自分にとっては、ストーリーもドラマのためのツールであります (K村)
2011-02-01 21:36:34![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@Yu_Godai @ichiro_sakaki でもって、そのドラマというのは、キャラクターのメンタリティの変遷なんじゃなかろか、と思っております (K村)
2011-02-01 21:38:10![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@Yu_Godai @ichiro_sakaki キャラクターはストーリーに乗っかって動きますし、キャラクターの動きがストーリー、とも言えるはず。で、そのキャラクターを動かすのは、彼ら自身のメンタリティ (K村)
2011-02-01 21:40:40![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@GA_bunko というか視点人物のメンタリティが変遷する(ドラマが進行する)ことによって見えてくる物も、またこれまで見ていた物の見方も変わってくるはずなので、必然的に描写の仕方とか語り口も変化すると思うんですけどねえ。
2011-02-01 21:40:58![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@ichiro_sakaki @Yu_Godai マンガに則して言うなら、文章は絵、プロットは原作、さらにそれを細分化したモノがネーム、というふうに考えています (K村)
2011-02-01 21:44:43![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@Yu_Godai @ichiro_sakaki 例えばですが、小説ではなくシナリオであれば、ストーリーはありますが、演出は大まかな指示があるくらいで、実際の肉付けはディレクターや演出、または編集といった人がやります (K村)
2011-02-01 21:45:39![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@Yu_Godai @ichiro_sakaki この場合、シナリオには当然ストーリーが存在しますが、ではその後から作られる演出は、ストーリーに貢献するものというか、ストーリーに内在している感情を具現化するための作業、と言えるのではなかろうかと (K村)
2011-02-01 21:46:51![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@GA_bunko キャラクターを動かすのは「作者のメンタリティ」ではなくあくまで「キャラクター自身のメンタリティ」であるということを考えるとよさそうですね。キャラクターは作者の代弁者ではなく、あくまで別の人間である、ということを常に意識する、と。
2011-02-01 21:48:02![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@Yu_Godai @ichiro_sakaki とりあえず自分のツイートを拾うターン。で、その場合五代先生のおっしゃるとおり、「全てはストーリーに奉仕する」のだと思います (K村)
2011-02-01 21:53:49![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
例えば、物語として「自分の居場所は見つけるものではなく作るものだ」というテーマ/コンセプトの物語を語る上で、必要な登場人物、必要な場面、必要な展開ってのは、勿論幅やバリエはあるんですが、ある程度決まってきます。
2011-02-01 21:45:41![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
物語の中で主人公が「自分の居場所は云々」という事を悟る形にする為には、そもそも、主人公は現状、居場所が無いか、無いのだと感じているのか、そんな状態である筈(脇キャラのドラマとして語るのも手ですが今回は混乱するので脇においといて)。
2011-02-01 21:47:15![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
当然、居場所を探す場面(つまりは居場所を得ていない不安感、焦燥感の様なものを感じている事の提示)は必要で。となると、例えば先にやった「2メートルの距離」の表現みたいなのをやる場合。
2011-02-01 21:50:49![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
主人公は、居場所を得られない人物。あるいは得ていないと感じている人物。そんな彼がたまたま乗り合わせた電車で、「居場所のある人々」の姿を見る。当然、羨望や、自分には居場所が無い事の焦りや不安を感じる訳で。でも主人公はそれを「焦るよー!」とか言わない。
2011-02-01 21:52:14![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「彼等は楽しげに語り合っている。ただそれだけだ。本当に他愛も無い会話を繰り返しているだけで。●●はその光景をぼんやりと眺めていた。まるで――遙か彼方の出来事の様に。彼等と●●の距離は精々2メートルといった所だ。なのにそれが、●●には、手を伸ばしても届かない、いや、
2011-02-01 21:55:17![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
走っても跳んでも届かない様な、遙か彼方の出来事の様に見えてしまう。まるで……そう、まるで星に手を伸ばしてもその輝きには永遠に手が届かないのと同じく」こんな感じで描くと、「居場所が無い事に主人公は焦っていた」とか味も素っ気も無い書き方よりも、むしろ切ない感じするよね、とか。
2011-02-01 21:56:37![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
こうした文章における単語の選び方も、それは「この場面で何を描くか」によって決定され、「この場面で何を描くか」は「何を読者に対して物語として語ってみせるか・その為にどんな場面をどんな順番で提示するか」によって決定される、と。
2011-02-01 21:58:06![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
まあそういう話です、私と五代さんがしてるのは。でも、ほら、スペースシャトルだって、ネジとか使って組み立てられてると思うんですが、じゃあ「ネジを作る」事が最終的に「スペースシャトルを作る」事に繋がってると意識してない人が多いかな、とか。
2011-02-01 22:00:05![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
物語という大物を作る(語る)上で、部品(個々の単語や演出の選び方)も全てはその、最終目的の為に作られる筈なんですが、ついつい、部品だけ見て全体に意識が向かない、あるいは「ネジはネジでしょ」と思っちゃう場合がある、と。
2011-02-01 22:01:52![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@ichiro_sakaki 榊さんのお話にさらに追加するなら、たとえば視点人物の性格や立場によっても、同じものを見ていたところで目をつける場所はまったく違うわけで。
2011-02-01 21:59:29![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@ichiro_sakaki これも以前に授業でやった課題ですが、「新製品のパソコンの広告ポスターのどこを見るか」という描写ひとつとっても、キャラ立てに使うことができる。
2011-02-01 22:00:31![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@ichiro_sakaki パソコン会社の営業のおっちゃんはライバル会社の広告に注目するだろうし、女の子ならイメージキャラクターのタレントにほれぼれするだろうし、ギター少年ならアーティストの持ってるストラトキャスターにギリギリするかもしれない。
2011-02-01 22:02:11