人工知能の対義語は天然バカか

いつの間にか教育論になってしまった雑談です
11

はじめに

ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア @HuffPostJapan

「皆さんの会社は採用ミス」新入社員に厳しい叱責、過酷な研修に波紋広がる #社員研修 huff.to/1YcLNvR pic.twitter.com/bOr6EfrSXO

2016-04-06 07:30:08
拡大

こんなニュースが話題になっていた事から始まった連想。このような研修は、まさに洗脳と同じ手段であるとあちこちで言われていたこともあり。

ソフトな洗脳への対処

佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

ソフトな洗脳で絡めとっていく、某支援団体の元代表みたいなケースもあるなあ、とふと思った

2016-04-08 05:13:33
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

中身は無いが、ブレゼンがうまくて行動力がありそうに見える連中によるソフトな洗脳は、たちが悪い。(詐欺師と同類なわけだが。)個別の事例を批判することはできても、えてしてそういう人は自分の正義と善意に絶対の自信を持っているので、へこたれもせず先鋭化する。

2016-04-08 05:55:00
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

一つ一つの著書や講演に批判をしても、何度も繰り返されるイベントや研修に参加する多数の一般人には届かないし、ましてや新入社員のように毎年メンバーが更新される客層には、一度きりの批判は届いていないと諦めるべき。そのソフトな洗脳それ自体が無意味だと訴え続けるより他ない。また、

2016-04-08 06:02:15
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

中身がないのに広まってしまったあの「江戸しぐさ」に対して、原田氏が何冊かの著書を出されて反論してようやくそのアホらしさと問題が周知されたように、大々的に残る形で、しかも手軽に分かりやすく批判していく手立てが必要だと思う。過激に見えるかもしれないが、その洗脳自体の無意味さを言わねば

2016-04-08 06:11:15
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

こういう話をすると「人間の教育だってある種の洗脳ではないか?」と言われるだろうが、こんな例え話はどうだろう。微生物の作用として「腐敗」と「発酵」があるが、化学的な反応に違いはない。人間に害を与えるのが腐敗で、有用なものが発酵。洗脳と教育も同じだろう。では洗脳の何が人間に害悪なのか

2016-04-08 06:19:45
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

何度も言い古されたフレーズだが、洗脳はその人から自由を奪い、自分で考える道を閉ざしてしまう。企業に、カルトに、集団に、無条件の帰属意識を高めさせる効果を狙うのが洗脳。本来的な教育というのはその逆だと思う。自分の人生を自由に選択するための手段、考え方、知識を共有するための営みが教育

2016-04-08 06:31:57
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

そして、これもまた言い尽くされた話だろうが、その教育をどのように行うか、どんな価値観に基づいて構成するかという議論を進めるのも、人文社会系の学問の一つの役割なんだと思う。教育すべき内容・価値観そのものですら、常に議論していくこと。洗脳には、それが無い。

2016-04-08 06:44:02
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

洗脳には自らを疑わせる機会を与えないから、平気で自分のことを「万能理論」などと言ってしまう。言葉は悪いが、万能バカ。皮肉なことだが、バカだけはどこへ行っても通じるユニバーサル。

2016-04-08 08:20:46

技術と教育

佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

人工知能の対義語は 天然バカか

2016-04-07 21:33:01
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

人工知能もそうだろうけど、IT黎明期にも言われた「人の能力を何倍にもアシストする」という発想。能力0の人に道具を与えても、0は何倍しても0でしかないという視点が欠けている。その道具を使いこなすための理解とそれを維持するための教育、メンテナンスは大事。

2016-04-08 10:20:16
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

こんな話をしていつも考えるのは、社会が受け入れて持続可能となる技術の体系は、「ドベネックの桶」のような条件で決定されるのではないかということ。この桶の比喩は「最小養分律」と言って、植物の生育状況は最小の養分で決定されるという考え。 google.co.jp/search?q=%E6%A…

2016-04-08 10:38:03
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

農業でもITでも凡そ技術であれば何でも、それを社会で持続させるには様々な条件が必要になる。新技術の導入には資金がいるし、メンテナンスと後継者のための教育機関も必要になる、等々。それらの条件が一定の水準を維持できないと、技術の体系は簡単に崩壊してしまう。やはり教育は大事な要素の一つ

2016-04-08 10:46:34
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

そこで、技術(理系的な営み)の維持のためにも、洗脳から身を守る(文系的な価値判断の)ためにも教育の重要性は言うまでもないが、「天然バカ」に引っかけて言えば、食品や環境問題で自然物を過度に崇拝し、カルト化してしまう昨今の一部の傾向は、まさに両者の教育の間隙を突いて現れたのだと思う。

2016-04-08 11:03:30