カルタゴのラテン教父キプリアヌスの思想

自作まとめにおいて、同名の他の聖人と混同してしまっていたので分割しました。 分割元である、同名の聖人キュプリアヌスについてのまとめはこちらです。 魔術書『聖キプリアンの書』と聖人キプリアヌスの伝説 続きを読む
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幽玄亭 在家 @caritasinvera94

【キプリアヌス】 紀元3世紀頃のカルタゴ司教(西方)。 テルトゥリアヌスの影響を受けており、「教会の外に救いなし」と主張。

2016-01-25 12:47:24
ひろさん@わきまえないメノナイト @Hiro_Katano

「教会の外に救いなし」キリスト教の独善的エリート主義と嘆いてはいけない。キュプリアヌスは「信じる自由と信じない自由が自由な選択に委ねられていること」が教会の根本原理とも言っている。だから脅して信じさせるのも「信じなくても救われる」ことにするのも、ともに間違い。地獄すら神の愛の表れ

2014-07-06 15:12:21
かいと @kaitoimas

キュプリアヌス…ローマ帝国の迫害時の棄教者を復帰させるかどうかでモメてたから調停した人。教会論は後世に影響大。きゅっぷい。

2013-01-23 00:15:23
孤理魚 @kobayashikorio

カルタゴのラテン教父であるキュプリアヌスの論稿を読み進めている処だ。内紛、妥協、説得、逡巡、色々取り混ざっていて何か切ないとしか言いようがない。

2010-12-17 10:06:30
孤理魚 @kobayashikorio

迫害の時にはローマの神々に犠牲を捧げてその証明書を得る事が強制されたわけだが、その証明書の偽物で切り抜けた人の再受け入れについて論争があったと。なるほど。

2010-12-17 10:14:03
雨乃小垂 @ame_ota

哲学者出身のユスティノス、法学者出身のテルトゥリアヌスと、出身によって割と神学に特徴出るよな

2015-10-22 22:40:57
雨乃小垂 @ame_ota

ちなみにテルトゥリアヌスは最終的に極端に走ってモンタノス派に入り、さらにはそこでも自らの分派を作ったという割と我が道を行く派の方だった ただ言葉の一つ一つが非常に強くて、カリスマ性を持ち合わせていたんだと思う

2015-10-22 22:47:21
雨乃小垂 @ame_ota

キュプリアヌスはテルトゥリアヌスの大ファンだったから相当影響を受けてるんだけど、彼はまだ正統派の枠内にいたかな?まああの頃問題になってたのはドナティスト論争で教会の統一が何よりも求められていたから当然っちゃ当然だな

2015-10-22 22:48:58
雨乃小垂 @ame_ota

テルトゥリアヌスは、その厳格さが反発を招くこともあったが、その態度、そしてペルソナ論はのちの西方教会に大きな影響を与えることとなる。特に、ローマ法王の首位権を明確にし教会の統一を図ろうとしたとされるキュプリアヌスは、彼の著作を愛読し師と仰いでいた。

2015-11-01 00:52:58
雨乃小垂 @ame_ota

キュプリアヌスの時代には、ローマ帝国の迫害により一度キリスト教を捨てた聖職者が再びキリスト教に戻ってきた時(こうした人々を棄教者と呼ぶ)、彼らによる洗礼や儀式が権能を持つかが問題となり、ローマとキュプリアヌスのいるカルタゴ(アフリカ)との間で論争が起きていた。

2015-11-01 00:58:35
雨乃小垂 @ame_ota

そこでキュプリアヌスが強調したのは、教会の統一に他ならず、その理論の中ではローマが首位権を持つことを絶対としつつも、一方でローマ司教に反しアフリカの伝統としてあった棄教者の復帰を主張した。教会の統一のためにはローマの権威が必要であるが、地方司教の権利も守らんとしたのである。

2015-11-01 01:06:04
雨乃小垂 @ame_ota

もちろん、彼が赦しを強調したのはそうした当時の状況の立場からだけではない。教会は主の愛と慈しみに信者たちを与らせるためにある。教会との「交わりと和解」を求める者にそれを与えず神の許に送るべきではない。一方でそうした教会の権威を確たるものとするために、教会の統一が必要なのである。

2015-11-01 01:12:13
雨乃小垂 @ame_ota

最終的に棄教者との和解は認められることになり、その過程でそれに反対する説をとっていたとされるノヴァティアヌスが異端とされることとなった。彼の派が「清浄派(カタロイ)」を名乗ったと伝えられることから、後のカタリ派の源流とする説もある。

2015-11-01 01:18:51
雨乃小垂 @ame_ota

一方で彼はローマで始めてラテン語で神学的著作を残した人物とされ、『三位一体論』はそれまでの教父たちの神学を体系的にまとめたものとして古代神学史において重要な役割を担っている。

2015-11-01 01:21:24
雨乃小垂 @ame_ota

カトリックにおける「公」と神道における「公」概念とではその源泉がそもそも異なるんだろうな カトリックにおいては神の言の意味を「正しく伝える」という意味で(つまり天の国の鍵を持つペトロ=石の上に立つ教会)の「公」があるから

2016-01-12 01:00:17
雨乃小垂 @ame_ota

ただキュプリアヌスの議論のように中央としてのローマの権威の承認と、地域司教の自由との関係の問題もあるんだよね キリストを頭とした体としての教会、または体の一部一部としての信徒が、その体の一部としてどこまで自立し得るか

2016-01-12 01:02:10
雨乃小垂 @ame_ota

対立し独立したものではなくキリストを頭とした一つの体として、しかし手と足が同じ動きをしないように、別々の動き・働きを持って

2016-01-12 01:03:38
江口某 @eguchi1965

ノヴァティアヌスが分派したときに、敵対するキプリアヌスさんはノヴァさんは自分の嫁の腹を殴って中絶したろう、と非難。泥沼ですな。

2011-02-09 11:44:18
教会の栄光:Benedict XVI is the only Pope @glory_of_church

今日は聖チプリアノ(キプリアヌス)司教殉教者の記念日です。 newadvent.org/cathen/04583b.…

2014-09-16 11:10:49
教会の栄光:Benedict XVI is the only Pope @glory_of_church

聖キプリアヌスの著作はカトリック中央協議会「毎日の読書」に抜粋の訳がいくつか収録されています。 cbcj.catholic.jp/publish/sac/do…

2014-09-16 11:11:48

彼の著作の日本語訳が収められた本として以下のものがあります。

salt ken @kitamura_ken

あなたは外敵の侵入を嘆く。しかし、たとえ外敵がことをおこすのをやめるとしても、ローマ人は本当にローマ人と仲良く暮らしていけるだろうか。(聖キプリアヌス)

2012-12-31 00:01:32