うさぎ小説第五弾(みどりん)

ごちうさの青山先生とその担当の凛の百合小説です。
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名前を淫猥な響きで呼ぶ。「凛ちゃん。あの時からずっと、いつも全力で相手をしてくれて、私はとても嬉しかったです。今日は私も、全力で凛ちゃんを気持ちよくしてあげます」「翠ちゃんっ…」青山の指の動きが早くなった。最初の丁寧さは保ったまま、凛を更に激しく弄ってゆく。脳髄が焼けそうなくらい

2016-03-18 00:26:32
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、身体が溶けるくらい、熱い。「翠ちゃんっ、そろそろっ私っ……」「いいですよ…果てなさい、凛ちゃん」「あっ、はあんっ……」絶頂に達した凛の股から流れ出た体液が、風呂場の床に新たに水溜まりを作った。「気持ち、よかったですか?」まだ小さく痙攣を続ける凛を、青山は後ろから撫でてやる。あま

2016-03-25 23:29:39
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りの刺激に、凛の思考回路は停止してしまっていた。「みどり…ちゃん」全身の痙攣が止まらない。力なく風呂場の床にへたりこむ凛を、青山は撫で続けた。「お疲れ様でした。さて、身体を流したら上がりましょうか」「待って、みどりちゃん…まだ、まだ足りないよ」一段落した凛の身体は再び疼きはじめて

2016-04-02 21:27:01
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いた。「いいよね?みどりちゃん…」すっかり出来上がった凛の発情した瞳は快感が抜けきらないのか、いまだに涙を浮かべている。「ふふ、いいですよ。丁度ベッドも一つしかありませんしね」「みどりちゃん、はやくいこう」「あせっちゃだめですよ。ちゃんと愛してあげますから。じっくり、じっくり…」

2016-04-24 21:45:12
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明くる日、凛はベッドの上で目覚めた。「う…」まだふわふわした感覚が、凛の体を包んでいる。凛は覚束ない思考で今までの出来事を整理しようと試みた。昨夜はあのまま青山とベッドに入り、一晩中抱き合い続けたのであった。「そうだ、みどりちゃんは!?」裸のままベッドに横たわる凛を残して、青山は

2016-04-25 18:05:48
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姿を消していた。「みどりちゃん?もう起きたのかな…」「そうですよ」タイミングを見計らったかのように青山はドアの向こうから現れた。既に自らの服をきちんと着直していることが、凛は少し残念だった。「おはようございます、凛ちゃん。朝ごはん作っておいたので、一緒にいただきませんか」凛は頷き

2016-04-27 22:55:36
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服を着直すと、青山と同じ食卓についた。食パンと目玉焼きといった定番メニューに林檎とコーヒーを加えた青山手作りの朝食だ。「いただきます」さっそく目玉焼きを頬張る凛。青山はパンを食べていたが、突然凛に話かけた。「そう」

2016-04-27 23:02:01
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そう、できましたよ。小説」「…え?」凛の目が丸くなる。「調子良くなったのでまとめてやっちゃいました」「ええと、後で読ませていただきます。みど…青山先生」仕事の話をするときはきちんとこう呼ばなくてはならないと凛は思う。プライベートな、甘い時間は終わったのだ。 朝食を食べ終えた凛は

2016-04-27 23:06:56
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積まれた原稿用紙に目を通す。その量は確かに本一冊分ほどある。「けど、内容はどうなのかな…?早く書いたからって手抜きなんじゃあ…」原稿用紙に並べられた文章を読んでいくうちに凛の表情は輝いていった。(すごい…すごい!)心の中で歓声をあげる凛。そこはまさに青山の世界だった。青山という作

2016-04-29 22:07:43
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家の特長である、ゆるりとしたペースでちょっとした日常の事件を語るという要素が存分に楽しめる作品だった。惜しむべきは、出版されれば活字でしか読めないところだろう。美しくも愛らしい青山の丸っこい文字はこの世界を構成するためにあると思えるほど作品をよく語っていた。「素晴らしいです!これ

2016-04-29 22:12:54
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は間違いなく傑作ですよ!『うさぎになったバリスタ』で培ったノウハウを活かしたんですね!?先生の描く世界はどこか安心できて、これをいち早く堪能できるのが私が担当をやっててよかったと…あれ、先生?」「…」青山は眠っていた。凛との情事の後すぐにこれを書いていたとするなら、ほとんど睡眠も

2016-04-29 22:28:40
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取れていなかった筈である。青山が眠ってしまうのも納得できた。「…おやすみ、みどりちゃん」凛は再びその名前を呼ぶ。胸に浮かぶのは抱き合ったあの快楽。それは青山が自分だけに見せてくれたいつもとは違う、熱く、激しい別の世界。火照る体を抑えながら、凛は青山を起こさないよう部屋を後にした。

2016-04-29 22:33:47