「科学的に検証した、天国と地獄の気温は…天国のほうが熱い！」~カスガさんがアレン・スミスのSFを紹介

カスガ @kasuga391

これ結構勘違いしてる人多いけど、天国の方が地獄より熱いんだよ。聖書にちゃんとそう書いてある。 w.astro.berkeley.edu/~g..「宗教的な人にとっての天国と地獄、非宗教的な人にとっての天国と地獄」 togetter.com/li/976958#c273…

カスガ @kasuga391

例によって例のごとく、togetterのクソ仕様でURLが途中でぶった切られてるから、ついでに日本語訳も書いとくか。@kasuga391

カスガ @kasuga391

イザヤ書30:26によれば、天国の到来する日に「月の光は太陽の光になり、太陽の光は七倍になり、七つの日の光となる」とある。この記述から、天国は「太陽光のようになった月光」プラス「七つの七倍の太陽光」で、地上の50倍のエネルギー量の太陽光の照射を受けていることがわかる。

カスガ @kasuga391

さて、物体が一定の温度を保つためには、入射されたエネルギー量と等しい熱輻射を行わなければならない。すなわち、天国は地上の50倍の熱輻射を行っているはずである。

カスガ @kasuga391

この前提からシュテファン・ボルツマンの法則を用いれば、天国と地上の絶対温度の関係式は(H/E)^4=50で表される。Hが天国の絶対温度、Eは地上の絶対温度である。

カスガ @kasuga391

これにより天国の温度が導き出される。地上の絶対温度Eを300K（摂氏27度）とすれば、天国の温度Hは798K（摂氏525度）となる。

カスガ @kasuga391

地獄の温度は聖書の記述だけからは正確に算定できない。しかし、硫黄の沸点である摂氏444.6度より低いことはわかる。

カスガ @kasuga391

ヨハネの黙示録21:8に「このような者たちに対する報いは、火と硫黄の燃える池である」と書かれているからである。摂氏444.6度より温度が高ければ、硫黄の池は存在できない。

カスガ @kasuga391

天国の気温は摂氏525度、地獄の気温は摂氏444.6度未満。ゆえに天国の方が地獄より気温が高い。証明終了。

カスガ @kasuga391

元ネタはH・アレン・スミスの「天国と地獄」。浅倉久志訳で講談社文庫の『世界ユーモアSF傑作選2』 にも収録されてます。