好評発売中の岩波データサイエンス(DS)3巻のibaibabaibaiさんによるコラムの宣伝
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- qu_cerca_trova
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baibai
@ibaibabaibai
1次元のときは同じですけども,一般にはそうじゃないです.たとえば対応する無向グラフ(いわゆるモラルグラフ)で合流点の上流は結ぶけれど,矢印の向きが違って合流点じゃないと結ばない,というのを考えてみてください.
2016-06-21 01:07:00
baibai
@ibaibabaibai
あと,バックドア基準に出てくる「有向分離」というのは,確率論だけで記述できる範囲でも有効な性質で,たとえば「有向分離→条件つき独立性」というのは,do演算子とか潜在的結果変数のような因果推論独特の要素をまったく含まず,確率モデルのDAGと確率論だけで記述できる「定理」です.
2016-06-21 01:11:21
baibai
@ibaibabaibai
「有向分離→条件つき独立性」の証明が宮川本とかで割愛されているのはやや残念.ネットに落ちているスライドで読めますが,有向分離という条件の意味や「先祖グラフ」の有用性がよくわかって,実用的な必要性はともかく,面白いです.
2016-06-21 01:14:18
baibai
@ibaibabaibai
コラムの無向グラフの部分で用いた用語ですが「直接的な影響」「間接的な効果を含んだ影響」とかちょっと持って回った表現になっています.最初はずばり「直接効果」「間接効果」だったのですが,これらは有向グラフについて使っている例が多いようなので念のため変更しました.
2016-06-21 01:17:35
baibai
@ibaibabaibai
いずれにしても,たとえ話と数式の両方で説明しているので,内容は伝わると思います.こういう細部を含めて,最後まで議論に付き合ってくださった方々に感謝します.
2016-06-21 01:20:00
baibai
@ibaibabaibai
最後に3番目のコラムの位置ですが,特集と連載の繋ぎという意味も込めて,円城さんの小説のあとになっています・・と言いたいところですが,実は,円城さんの小説を見開きにするために奇数ページのコラムをうまく配置する必要があるのですね.そういう所まで含めて,最後までスリリングな編集作業です
2016-06-21 01:22:51