創作世界観まとめ

こんな世界で創作したり妄想したり。 随時増えます。(6/26 更新)
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玲の創作垢 @sousaku__rei

・秋山 茜 自分を愛することができない女性。赤殿中と契約をし、「人としての姿」を失う代わりに「万物に化けられる力」を得た。 妖艶な女にも、屈強な肉体を持つ男にも、老若男女、無生物、彼女は何者にも変化できる。 しかし、彼女にもなれないものがただひとつ。それは、自分の本当の姿である。

2016-06-26 20:35:10
玲の創作垢 @sousaku__rei

幼い頃火事に巻き込まれた彼女は一命をとりとめたものの、大きなやけどを負うことになった。子供の世界は残酷で、多数と異なるものは排斥されてしまう。彼女は自分の容姿を憎み、境遇を恨み、そして「容姿のせい」にしてしまう自分が何より嫌いだった。

2016-06-26 20:36:00
玲の創作垢 @sousaku__rei

そんな折、彼女に赤殿中が取引を持ちかける。彼ら赤殿中は人に化ける力を持つが、それも長くは持たないという。もっと人と話したい。もっと人に触れてみたい。そんな赤殿中の願いを彼女は受け入れ、己の姿を捨てたのだった。 今ではもう、本当の自分を思い出すこともできはしない。

2016-06-26 20:36:23
玲の創作垢 @sousaku__rei

・サクラ 以津真天から「飛び立つ翼」をもらう代わりに「声」を渡した少女。その腕を大きな翼に変化させて大空を飛ぶことができる。その翼が意思をもって羽ばたくとき、生者は命を削られ、死者はあるべき世界へと向かうだろう。 言語の認識、文字や手話による意思疏通は可能である。

2016-06-26 20:54:54
玲の創作垢 @sousaku__rei

彼女は生まれたときから首輪がついていた。名前などなく、ただただ周りの少年少女たちの首がとれていくのを見つめる日々だった。いつまでこんな日々が続くのか、そう嘆いた彼女の前に怪鳥は現れた。彼女は迷うことなく翼を手にいれ、「いつまで」と嘆く声を捨てた。

2016-06-26 20:55:34
玲の創作垢 @sousaku__rei

そうして施設を抜けた彼女を待っていたのは自由と、そして現実だった。管理されぬ妖人は追われ、傷つき、名前も肩書きもない彼女は帰る場所もなくしていた。 彼女は「唯一の家」となった天宮の家を守るだろう。たとえ命を削ることになったとしても。

2016-06-26 20:55:44