Orphe兄貴のマイアミ鎮守府　2014年10月

orphe @orphechin

局部への極限乾布摩擦を満喫していた大和が俺たちに走り寄ってくる。「おお、そこにいるのはエロ漫画の修正みたいなカラーリングの艦娘、それにインポ野郎」あきつ丸は軽く地面に唾を吐き、大発を大和に見せる。「新手の淫具ですか？」「ブッ殺されたいでありますか？良く見ろ」 #マイアミ鎮守府

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「TENGAかと思いましたがただの船の模型ですね」あきつはにやりと笑い、「ちょっと触れて見るであります」首をかしげつつ、大発に触れる大和。瞬間、大和の姿が消えた。 「何が起きた？」 「自分の目で確かめるでありますよ」あきつ丸は俺の手を取り、大発にタッチさせた。 #マイアミ鎮守府

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…気づくと大和の腹の上に乗っていた。「おお、とうとう大和型ファックを体験する気になりましたか？」俺の頭をぐしぐし撫でて下卑た笑いを浮かべる大和。「ここは？」「さあ？」周囲は快適そうな和室。俺たちはさっきまで鎮守府の外にいたはずだが…と、俺の頭に酒瓶が落ちてきた。#マイアミ鎮守府

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上を見上げると、天井の代わりに白黒畜生のドヤ顔が大写しになっていた。 「どうなってんだ！」ドヤ顔の口が開く。「その前に質問。見つかったら不味いブツを大量に運ぶ時にネックとなることは？」「…量と人員、それと秘匿性」「それをまとめて解決するのが大発であります」 #マイアミ鎮守府

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「これがあればコカイン1㌧だろうと現金100億だろうと、手のひらに納めて持ち歩けるのであります。陸軍の技術もまんざらではないでありましょう？」なるほど大したものだ。そしてこれは武器としても使える。「ご明察。気に入らない奴へ一個艦隊の宅急便も可能であります」 #マイアミ鎮守府

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ところでそろそろ出たいんだが。 白黒のドヤ顔にさでずむが浮かぶ。 「もう少しあなたがあわてふためく姿がみたい所でありますなあ二等兵殿」てめえ殺されたいか！「大和殿と楽しまれるがよかろう、自分はそれを酒でも飲みつつゆったりと楽しむであります」 #マイアミ鎮守府

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振り替えると大和は和室に布団を敷いて枕元のティッシュを丁寧に三角に折り畳んでいる。「これはホテル…否、連 れ込み宿としてはグンヴァツの道具ですね！」彼女の目には星が輝いていた。「観念めされい提督、ここでひとつ男となるのです」そうして仁王立ちとなる。 #マイアミ鎮守府

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「避妊はお気遣いなく。この大和、いざとなればコーラを使います」そういう問題じゃねえ。「ムードが必要ですか？仕方ないですね」大和はケツから十円玉を取りだし和室のテレビの脇に投入。エロビデオが流れてきた。なんたるクラシックな仕組み。「チッ、熟女ばかりですね」 #マイアミ鎮守府

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大和はチャンネルをがちゃがちゃ変える。「洋モノ…ホモビ…おお懐かしい！臭作やってますよ！私のヒーロー！」今しかない。俺は大和に向かって走り出す。大和は首を180℃変えて俺に歓喜の目を向ける。「とうとう覚悟を決めましたか！」俺はその顔に飛び蹴りを入れた。 #マイアミ鎮守府

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大和の鉄面皮を蹴飛ばし、さらに反動をつけて柱を蹴り、三角飛びの要領で天を目指す。「巨女ジャンルに興味がないというのですか！」大和の叫びを背に、最後の跳躍。恐怖の大発空間からの脱出に成功。目の前のあきつ丸はぽかんと口をあけて、スコッチを口から流している。 #マイアミ鎮守府

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「おかえり」コンマ二秒で新妻の表情に切り替え命乞いをするあきつ丸。「ただいま」俺はマスクの下で笑い、この畜生の首根っこをつかむ。「大和、この際レズでもいいよな」「いたしかたないですねぇ」「待て、話せばわかるであります」涙目のあきつ丸。「問答無用！」 #マイアミ鎮守府

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あきつ丸の顔面を大発にぶちこみ、大和への引き渡しを完了した。大発から野獣の叫びとあきつ丸の悲鳴が上がってくる。俺はそれを全力で海に投げ込む。しばらくそうしているがいい。 しかし、実に便利な道具だ。増産できれば良いが。 #マイアミ鎮守府

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【速報】 youtu.be/2cymqAVPWuo 【いつもの】 #マイアミ鎮守府

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「拝啓　マイアミ鎮守府様 爽秋の候、貴府ますます暴虐の限りのこととお慶び申し上げます。 日頃のご協力に感謝し、弊社自慢の軽巡をお届けいたします。ご賞味の程。なお返品等は一切受け付けないのであしからず。　敬具　鳳翔」 #マイアミ鎮守府 pic.twitter.com/DXG0zWuQcb

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「…アガー」 そんなわけで阿賀野が箱詰めで送られてきた。中には一緒に食い物その他も入ってたようだが全部喰われてた。阿賀野はみかんの皮をしゃぶりながら虚ろな眼差しを向けている。 「…タダで手に入ったんだからいいんじゃないか？一応最新鋭軽巡だろ？」天龍が言う。 #マイアミ鎮守府

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「あっ、天龍ちゃんみてみて～今日のWSJよ～」龍田が天龍にスマホを見せる。「『鳳翔グループ、阿賀野型一番艦の回収を決定。知性に問題か』ですって～メーカーさんも大変よね～」「アガー」天龍は真顔になり、阿賀野の首の後ろを見る。「これさ…他の鎮守府の刻印書いてあっぞ」#マイアミ鎮守府

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俺は無言でスマホを取り出し鳳翔の番号にかける。返信なし。メールを送る。メイラーデーモンが帰ってくる。 「うちはいつからゴミ箱になったのかしら～」「アガー」「なあ提督・・」 「あ　の　野　郎　！」「アガガー」みかんの皮を喉につまらせ喘ぐ阿賀野。「うるせえ！」 #マイアミ鎮守府

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「どうすんだよ提督」「決まってんだろ廃棄だ！俺はどっか他の鎮守府じゃねえんだ！ゴミ捨て場じゃねえんだよ！」阿賀野は鼻水と涙とゲロをながして俺にすがりつく。「アガーアガガー」「捨てないでくれっていってるのね～」「きったねえんだよ！」「アガー！アガー！」 #マイアミ鎮守府

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阿賀野はのそのそと土下座し、ゆっくりと頭を何度も地面に叩きつける。その度に地響きがする。頭のリミッター解除されてるだけあってすげえ馬鹿力だ。豚に真珠ではあるが。「アアガー！！！」一際大きな土下座で、ついに阿賀野の顔面が地面に埋まる。粉塵が俺の顔にかかる。煙い。#マイアミ鎮守府

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「よしよし」天龍は阿賀野をひっぱりあげて地面から引きずり出す。「なあ提督、俺こいつ飼っていいか？」何言ってんだお前。「提督が艦娘としてこいつのこと使う気ないならさ、俺にくれっていってんの」「大丈夫天龍ちゃん？こないだインコ逃しちゃった時大泣きしちゃったけど」 #マイアミ鎮守府

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天龍は赤面して怒鳴る。「うっせバーカ！」「だって～生き物飼い続けて失敗してはワンワン泣いちゃうクソサイクルずっと続けてるし～」「アガー、アガー」阿賀野は泣きながら天龍の膝にすがりついている。もうこいつしか頼れる奴はいないと本能で気づいているのだろう。#マイアミ鎮守府

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「今度は失敗しねえから！絶対大丈夫だから！」「どうかしら～」「アガー！」クソサイクル。俺は懐から銃を取り出しぶっ放す。その音に全員が静まり返る。俺は天龍を睨みつける。「…いいか、生き物を飼うノウハウもないやつが安請け合いするんじゃねえ」うつむく天龍。 #マイアミ鎮守府

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「トイレ、飯、戦闘、修理。飼い主ってのはそいつの生み出す面倒事の全てに向き合う必要がある。それも、そいつが死ぬまでだ。俺が赤城でどんだけ苦労したかわかるだろ？あるいは、大阪のあの鎮守府を思い出せ。無責任な連中から捨てられ露頭に迷った艦娘が、どんな目に遭ったか」 #マイアミ鎮守府

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「だったらなおさら…こいつだって捨てられたんだろ」「お前が他の奴の二の舞いにならない保証があるのか？」「だけどよ…」「アガー…」阿賀野の顔に諦めが浮かぶ。俺はため息をつく。「お前一人で阿賀野は養えない。ノウハウを持った奴がサポートする必要がある」 #マイアミ鎮守府

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俺は天龍の手をとり、阿賀野の頭に触れさせる。「いいか、飯とトイレ、風呂は毎日お前が見ること。どれだけ戦闘で傷つこうがこいつを優先させろ。そして全ての行動について、俺に報告しろ。手が空いてない時は加賀か龍田、羽黒でもいい。勝手な判断は慎みアドバイスを仰げ」#マイアミ鎮守府