「TOKYOインテリアツアー」刊行記念TL座談会

タイトルつけるの難しくてヘタレました。
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堀井義博 @yoshihirohorii

いまこんな発言をするとセクハラ、モラハラで糾弾されそうだけど、この発言の趣旨は、ズバリ「何でもかんでも空間でできるワケじゃない」だ、と俺は理解してる。

2016-06-29 07:43:51
堀井義博 @yoshihirohorii

西村先生はこうも言った。「飯屋でお客を満足させるのは、建築じゃなくて、間違いなくうまい飯とええサービスや」。建築設計を習い始めた最初期の頃に言われた事なので「三つ子の魂百まで」よろしく、俺の中では完全に、基礎構造物として君臨している。

2016-06-29 07:47:26
堀井義博 @yoshihirohorii

逆にもし、建築至上主義・建築万能主義が俺の基礎を成していたら、もっとラクに生きられていたかもしれない。そうだけど、でも、この矛盾を、むしろ感謝している。

2016-06-29 07:48:35
堀井義博 @yoshihirohorii

1986年当時、コンピュータという概念は既に一般に普及してたが、実機は、今日のような意味では未だ全く普及してなかった。だからソフトウェアとハードウェアという対概念も、当時は未だそんなに普及してなかったはず。高校から大学に上がったばかりの俺は、未だ知らんかったと思う。

2016-06-29 08:28:56
堀井義博 @yoshihirohorii

でも、その時の西村先生(山内先生だったかも汗w)が言ったことは、要するに「レストラン」やら「喫茶店」というのは、サービス(ソフトウェア)と空間(ハードウェア)が両方揃って初めて上手く行く種類のものだという事だった。当たり前の事なのだが、これを設計演習の授業で教わった事は大きい。

2016-06-29 08:34:13
yoshihide asaco @asaco4

本にも書いたのですが、アレンジメントやデコレーションではないのかという部分こそがまさに建築家とインテリアデザイナーの対立の発端なんですよね。。その辺りについても書いているのでお時間あればぜひ! @INOUE_MASAHITO

2016-06-29 08:37:05
堀井義博 @yoshihirohorii

日本には、西洋のような精神と肉体の二元論のようなものは、ついぞ発達して来なかった?代わりに「仏作って魂入れず」という慣用句に代表される、ソフトウェアとハードウェアという対概念はある。バブル期の箱物行政が叩かれたことは、建築スケールでの「仏作って魂入れず」だったし、今も続いてる。

2016-06-29 08:39:36
豊田啓介ゆるふわ系総研 @toyoda_noiz

同時に建築界隈の人が、建築はロジカルで分析的構築的にモノをつくれるのが強みの分野だと認識してるとしたらそれはそれで興味深い。僕の中では今の日本の建築界(教育も産業も)が抱えてる問題はまさにそれの欠如とそれに基づく外に出ていく行動力の欠落だと思うから。

2016-06-29 09:28:39
豊田啓介ゆるふわ系総研 @toyoda_noiz

今あるものに理論や構造を与えることも大事だけどそれは批評家や歴史家の仕事。実務としてのデザイナーや建築家の仕事は不明な世界に出ていって強引にでもそこに構造発見して実際に作ってみせること。特に今みたいな変化の時代はなおさら価値はそこにあるはず。ベクトルが内向き、過去向きすぎ。

2016-06-29 09:31:51
安藤僚子 @Hiyashinsuko

@naohikohino 日埜さんにそう言ってもらえると、説得力増しますね。ありがとうございます。

2016-06-29 10:45:04
井上 雅人 @inounymas

本務校の短大は「インテリアコース」を設けていて、私もそこで授業を持っているが、集まってくる学生、どころか教員も、インテリアについて思い描いているものが違う。すごい昔の言葉で言うと、住宅の室内装飾と、店舗設計と、木工と、手芸(から雑貨にかけて)が混然として交わらないような感じだ。

2016-06-29 12:25:54
井上 雅人 @inounymas

そういう小宇宙の集合というか、多神教的な雑然としたところが魅力でもあるのだろうけど、そうすると、実はその小宇宙はひとつの大きな建築という大宇宙に包摂されるのです、とか一神教的なことを言う人が現れるのであろう。

2016-06-29 12:55:36
日埜直彦 @naohikohino

@Hiyashinsuko @asaco4 もっと言いたいコト扱いたいトコロたくさんあるのをぐっと切り詰めた感じがどこか建築マップっぽいんですけど、でもあれ見ても東京はぜんぜんわからない。普通の建築ガイドはそれなりに都市のガイダンスになるんですよね。刊行おめでとうございます。

2016-06-29 13:03:13
yoshihide asaco @asaco4

豊田さんの言うことは同感だしとても分かる。ただ、読んでいて改めて思ったのはぼくは純粋なデザイナーというより批評家兼デザイナーなんだということ。これはどうしようもなくそうなんだと思う。

2016-06-29 13:07:33
yoshihide asaco @asaco4

@naohikohino @Hiyashinsuko そういってもらえて少し安心しました。確かにもうちょい書きたいこともあったので、続けて行きたいですね。

2016-06-29 13:09:41
yoshihide asaco @asaco4

いや、けどやっぱりそれは言い訳か。豊田さんの言うようにもっと「不明な世界に出ていって強引にでもそこに構造発見して実際に作ってみせること」をやらないと駄目ですね。そちらも頑張ります。

2016-06-29 13:34:12
Yukiyo🐍Matsushita🇺🇦 @Yukiyobrightcod

2005年に商業施設しているリノベの会社で仕事し始めた立場として、リノベーションがインテリアデザインと殆ど同じというお話はリアリティあり過ぎます

2016-06-29 14:17:49
Daici Ano @daiciano

万能感の話で、実際に建築家優秀って話が流れてきたけれど、それがハウスなんちゃらみたいなイベントなんかでは遺憾なく発揮されてるのかもしれない。でも仕事の上流でアートディレクターが色々押さえちゃうと、単なる便利屋さんじゃないかなぁと思ったりして。アートディレクターの万能感が最強では。

2016-06-29 15:57:58
yoshihide asaco @asaco4

今、ショップのインテリアはまさにそんな感じですね。呼び名はクリエイティブディレクターですが、彼(彼女)達が服も店も広告も全てのイメージをコントロールする。 @daiciano

2016-06-29 16:08:18
Daici Ano @daiciano

そうなんですよね。面白いセンスでできたモノがあるのは事実ですが、それをロジックとして整理して、インテリアデザイナーが手法として取り込んだその先のものが見たいなぁと常々思ってます。 @asaco4

2016-06-29 16:12:55
yoshihide asaco @asaco4

クリエイティブディレクター側からも「なんで広告サイトのリリース時期まで決めなきゃなんないんだよ」といったぼやきも漏れ聞こえてきているので過渡期なんでしょうね。そしてまさに、それをやりたいです。まずは仕事をとらねば、、。 @daiciano

2016-06-29 16:54:46
Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

リノベとか参加とか集団設計とか、「概念としての建築」と「生きられた家」のギャップに対する挑戦のなかに位置づくものは建築から見て面白い。そうでないものはただの新ジャンル。

2016-06-30 14:04:32
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