- humptyhumtpy
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ライト級!? それは無理なの……きゃあ!! 止めて! やりますちゃんと! 師匠許して 中央区付近のベンチの横でごろりと横になった獏は、師匠の夢を見ているようです。師匠が何者なのか。何をしたのか。知らぬが仏。寝言まで七五調です。とても無駄です。 #空想の街 #夢詠み獏の歌
2016-07-02 03:41:51ゆるゆるとヨガで心を落ち着けて自分の悪夢残さず食べる 目が覚めてしまった獏は自分の悪夢を朝食代わりにバクバク。正夢にならないように念入りに食べました。 #空想の街 #夢詠み獏の歌
2016-07-02 04:34:56疾風の如く駆け抜け下る坂ふいに呼ばれて振り向く ウォーキングよりも遅いランニングの途中、ノルンに「師匠」という言葉を奪われた獏は何に怯えていたのかすっかり忘れてしまいました。なんだかんだ言って、師匠が大事だったようです。 #空想の街 #夢詠み獏の歌
2016-07-02 04:38:47疾風の如く駆け抜け下る坂ふいに呼ばれてキザに振り向く ウォーキングよりも遅いランニングの途中、キメ顔で振り向いた獏はノルンに「師匠」という言葉を奪われてしまいました。なんだかんだ言って、師匠が大事だったようです。 #空想の街 #夢詠み獏の歌
2016-07-02 04:43:21全力でフルマラソンを完走し僕は爽やかスポーツマンさ 50メートルを歩くよりも遅く走っただけで大袈裟です。 #空想の街 #夢詠み獏の歌
2016-07-02 05:27:35メイドの声で目覚めた少女は、「おはよう」と眠たげな挨拶を返す。普段は寝起きが良いのに珍しい。少女はホテルのベッドの上で、んーと大きく伸びをした。「今日もよろしくね」ベッドからでた主の身支度を、メイドは何も知らない素振りで整える。#空想の街 #少女とメイド
2016-07-02 07:04:33@usagis_company 昨夜、少女は度々ベッドを出ていた。窓を開け見つめていたのは、ここの玄関だ。「やっぱり、来ないじゃない……」玄関では白い風船が揺れていた。白地に赤い薔薇柄のスカーフ、少女の母の遺品をつけた風船が、人魂のようにゆらゆらと。#空想の街 #少女とメイド
2016-07-02 07:23:23@usagis_company (朝の追加)「今日は氷涼祭ね」割烹着姿のメイドに着せて貰った、着物風ワンピースを確認しながら、少女は青い目を輝かせる。母のお気に入りだったスカーフに似た、白地に赤い薔薇柄の膝丈ワンピースは、少女が自ら頼んだ物だ。#空想の街 #少女とメイド
2016-07-02 18:12:28「ふうせんに つけてとばすと 願いのかなう 紙あり〼」 これでよし。桃色の毛並みに黒い絣が似合っている。ブラッキーはとても満足顔である。 「少し右に傾いていない?」 青い魚は、魚鱗の白や虹の色に似た絽のようなものを身につけていた。#空想の街 #ウロコヤ
2016-07-02 07:26:03よく晴れた早朝の空を見上げつぶやく。 「まだ飛んでいないかしら、朝早すぎるかしら。 天真少年が通りがかったらお願いしたいものがあるのだけれど。@Non_Haruki #天真少年 #空想の街 #ウロコヤ
2016-07-02 07:31:45細く切った色紙の束と、紐を切ってまとめたものを箱に詰めながら。 「氷門旅館のお客様の分。私は店に居たいし、通りがからなかったら3回くらいに分けて運んでもらおうかしら」 と、猫を横目に見る。@na74ho #氷門旅館 @Non_Haruki #天真少年 #空想の街 #ウロコヤ
2016-07-02 07:36:57うーん、いい朝! ちょっと暑いし曇ってるけどいい朝! #空想の街 、わくわくしちゃう。着付けに時間が掛かるだろうから、用意だけでもしちゃわなきゃ。 筆記用具とハンカチと、なるべく少なく身軽にしよう。鞄は柳色のにしよう。 #春之名
2016-07-02 07:43:11氷涼祭のお品書き ◆鬼灯:金で縁どった夕焼けの色硝子を使用しました。闇の中で光ります。 ◆風船葛:銀の風船たちに種に見立てた鈴を入れました。美しい音色を奏でます。 ◆紫陽花:夜明けの五色硝子を贅沢に使った花弁が特長です。角度によって色合いが変化します。 #灯花の簪 #空想の街
2016-07-02 07:47:43氷涼祭のお品書き ◆蛍袋:薄桃色の磨り硝子を使用した花弁に黄色い蜻蛉玉が透けて見えます。幸せなときに輝きます。 ◆桔梗:袋のようになった蕾は成長途上。貝殻の花弁を持つ紫の花はいずれ開花します。 #灯花の簪 #空想の街
2016-07-02 07:56:54「師匠、お品書きは出来ましたか?」 箒を片手に弟子は私の手元を覗き込む。彼はエプロン姿で実によく動く。 「今日は師匠も店にいてくださいよ。お出掛けの際は一声かけてください」 分かってると手を上げ、そのまま可愛い弟子の頭を撫でる。柔らかな感触が気持ちいい。 #灯花の簪 #空想の街
2016-07-02 08:03:19簪たちにそっと目配せする。さあ今日はどんな一日になることやら。 浅葱色の着物で伸びをしたら、弟子に怒られた。 南区、簪屋『灯花』でお待ちしております。 #灯花の簪 #空想の街
2016-07-02 08:06:13おはようございます。みなさま、大切な方とはお会いできましたでしょうか。本日は氷涼祭ですね。予報は一日晴れだということですから、連れ立って思い出の場所をめぐるのも素敵かもしれません。よい一日をお過ごしください。(情報窓口 佐々木) #空想の街
2016-07-02 08:00:28朝である。 ピチと鳴く鳥の声を背景にして、作家と女房は孔雀荘の外へと出た。女房は藍色の下地にぱっと明るい水色の菖蒲が描かれている。作家は渋い草染めの浴衣を着ていた。 作家は言った。 「ずいぶんと晴れたな」 「ええ、洗濯日和ですね」 #空想の街 #作家と女房 #孔雀荘へようこそ
2016-07-02 08:36:26作家は後ろの木の下で、どこかぼんやりとしている語り部を見る。 「さて、体だ」 懐中時計がぼんやりと光る。語り部は自分に体温が宿るのを感じると、その身は空虚なものから、肉のある身となっていた。 #作家と女房 #空想の街
2016-07-02 08:43:46「懐中時計から私の力を送っている。あまり変なことはするなよ、私が倒れてしまう」 「分かったよ」 作家の言葉に頷き、語り部は早速駆け出した。さて彼女を、花音(カノン)を探さなければいけない。 作家はその背中を女房と見ながら、ボソリとつぶやいた。 #作家と女房 #空想の街
2016-07-02 08:46:59「何か、やらかすな……あいつ」 女房はその言葉に作家をまじまじと見る。 「それはあれですか? また予知ですか?」 「いや」 作家は頭を横に振った。 「あいつならなんか、やりそうだ」 作家は苦虫を噛んだような顔をした。 #作家と女房 #空想の街
2016-07-02 08:50:35「はぁ、何かをやらかす」 「なあ、花月」 「はい?」 「どこかに茶店はないか? とりあえず食べたいのだが」 「え、さっき食べたばかりですよ。孔雀荘で」 作家は痛そうに頭を抑えた。 「あいつが全力疾走するから、私はエネルギー切れで、辛いんだ」 #作家と女房 #空想の街
2016-07-02 08:53:43「まったく加減をしろ」 という作家のぶつぶつのつぶやきは、快晴の空へと吸い込まれて言った。 #作家と女房 #空想の街
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