佐久間淳子(フリージャーナリスト)が調査捕鯨をめぐる日本の対応方針を予測(最新鯨肉在庫量の紹介含む)
- kiuchi_minoru
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昨年、平成21年度の場合は、副産物収入だけが他の項目よりも大幅に減っていました。そこに着目し捕獲予定数をだいたい的中させた分析が、先ほど紹介したJANJANの拙稿→ http://bit.ly/gyqLH3 これはうまくいきました。 #iwcjp
2011-02-24 23:19:37では今期(平成22年度)はどうなっているのか。項目・金額ともにかなり動いてます。いままでにないことです。これは読みにくいなあ。とりあえず以下、適宜四捨五入しつつ説明します。 #iwcjp
2011-02-24 23:19:50平成22年度の収支予算書に記載された副産物収入の金額は、昨年(57億8028万円)よりさらに減り45億6532万円。それだけでなく、調査捕鯨の経費を示す「特別事業費」が60億から50億に減っている(平成20年度は69億あったのに)。 #iwcjp
2011-02-24 23:20:26鯨研の事業報告書を見ると平成17年度が職員55人なのに対して21年度は34人。臨時職員はゼロになってます。日新丸船団の調査捕鯨に用船される船の数も減っています。 #iwcjp
2011-02-24 23:21:09また、共同通信が報じていますが、今期は日新丸が119人、勇新丸が21人、第2勇新丸が22人、第3勇新丸が22人。目立つのは日新丸の乗員数です。昨年より9人減。 #iwcjp
2011-02-24 23:23:20120人以下なんて、JARPA第一期の2000/2001期以来です。想像するにこれは製造部が減っているのではないかしら。 #iwcjp
2011-02-24 23:23:37日新丸船団を用いた捕獲調査への国庫補助金は2年連続同額で7億9466万円。その前は2年連続で国庫補助5億3795万円に補正予算が3.5億ほど追加されました。 #iwcjp
2011-02-24 23:26:44来年度の国家予算の概算要求では同額が決定してます。これが国会で承認されれば3期連続同額となります。対象になる事業の経費が減額されているのですが、国庫補助は変わらないのかな。 #iwcjp
2011-02-24 23:27:37他には、借入金収入と借入金返済の項目が消えました。借入金は平成16年度以降ほぼ毎年で総額221億、借入金返済は195億。差額26億ほど未返済ですがどうなったのでしょう。水産庁遠洋課は「税理士の指示で収支予算書からはずした(財務諸表には掲載する)」と。 #iwcjp
2011-02-24 23:28:04収支予算書には載せなくなったものの借入金収入と借入金返済は今年度もある、というわけです。この借金は海外漁業協力財団の融資と見られますが、行政刷新会議の「仕分け」で、貸し付けていない分を国庫に返納することになってました。 #iwcjp
2011-02-24 23:32:55調査鯨肉の値段は、採って持ち帰れた量と、調査にかかった経費とのかねあいで決まりますので、単に金額の増減だけでは、量はわかりません。頭数を減らした分、鯨肉の単価を上げることも考えられるからです。 #iwcjp
2011-02-24 23:39:50でも、副産物収入の予算上の金額に加えて日新丸の乗員の数がわかったのでちょっと見えてきました。少なくとも、昨年と同じ500頭を捕ろうとはしていなかったはず。なぜならば日新丸で解体切り分け冷凍を担当する人の数が減っている可能性が高いからです。 #iwcjp
2011-02-24 23:40:48