大今良時『聲の形』(原作漫画版)の感想と危うさ

大今良時『聲の形』(漫画版)の感想です。 確かに名作ではあるけれど、批判点もある、という趣旨。 最初に「オススメ…は、敢えてしない」と書いてるけれど、読まずに批判だけするのは良くない、と思って読みました。
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スパルタ @sparta_cc

『聲の形』、これは一概に「感動ポルノ」と斬って捨てることはできない、一般的な意味で言えば漫画としての描写力を含めて名作であり、自己責任論の醜悪さも描かれている、けれども、全肯定できるものではなく、人によっては致命的なレベルでの批判の余地がある、というのが僕の概ねの感想です。

2016-09-20 19:29:30
スパルタ @sparta_cc

『聲の形』、作中で最も(悪い意味で)心を揺さぶるのは1巻の「ッオイ石田ァ!! お前だろっ 立てよオラアァア!!」の場面で、溜飲が下がりそうなのに下げられない、純然たる胸糞悪さの塊になっている。非常にクリティカルな場面でもありつつ、あそこで本作を脱落する人もまた、責められない。

2016-09-20 19:48:55
スパルタ @sparta_cc

『聲の形』、原作版は昨晩読んだけど、映画は未視聴ですので今週末にでも観に行こうと思います。より多くの人が観る映画で「お涙頂戴の感動モノ」方向に寄ってしまう可能性もあるだろうなとは思いつつ、できるだけフラットに、できるだけ期待せず観るのが思想信条ですので。

2016-09-20 20:08:53