ウォルトはどうしていつもミッキーの手を握り続けるのか partⅡ

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uroak_miku @Uroak_Miku

25)モンタージュ理論というのが映画にはあります。私はその方面はあまり詳しくないのですが、まんがにおける「キャラクター」の発見と地続きなものを感じるのです。d.hatena.ne.jp/helpline/20081…

2016-10-17 08:44:07
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26)1902年『月世界旅行』。youtu.be/_FrdVdKlxUk 今でいうカットの切り替わりがありますが、オーバーラップで切り替わる。それが後半になるとぱっと切り替わるようになる。

2016-10-17 08:49:25
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27)舞台劇でいう場面転換的なんですよオーバーラップによるカット切り替わりは。それが後半になるとぱっと切り替わる。ドラマが走り出すとそうなるようですね。

2016-10-17 08:51:09
uroak_miku @Uroak_Miku

28)旋律にあたるものが「キャラクター」だったり「ドラマ」だったりして、その強度が高いときは和声進行に飛躍があっても違和を感じず「時の経過」を感じる。

2016-10-17 08:53:12
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29)うーんこのあたりのことはもうまんが研究のほうで誰かやっててもおかしくない気がする。あったら目を通してみたい。夏目さんとこの院生さんでそういう本を書かれた方がいたような。

2016-10-17 08:54:23
uroak_miku @Uroak_Miku

30)コマとコマを「時の経過」でつなぎ合わせるのがまんがだとするならば、それを可能にしたのは「キャラクター」の発見あってゆえだった、と考えます。

2016-10-17 08:56:08
uroak_miku @Uroak_Miku

31)違うコマだけど描かれているのは同じひとなんだよ、ということはこれは時間の前後を描いているのかな、と。

2016-10-17 08:56:49
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32)そこにさらに「ドラマ」が重なるとき、コマからコマへの飛躍はさらに大胆にできる。駆けていく乗用車は「キャラクター」であるうえに「ドラマ」だと思いませんか。 pic.twitter.com/kzmIYiPfoD

2016-10-17 08:58:30
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33)以下で論じたとおりです。 駆ける乗用車はキャラクター強度が高い - Togetterまとめ togetter.com/li/1037371

2016-10-17 09:00:20
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34)まんがで発見された「キャラクター」はアニメの世界で立体的存在となり、ついには作品世界すら跳びだした。 pic.twitter.com/gflQkX9mNO

2016-10-17 09:02:26
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36)自律して無限増殖変化自在。それでウォルトはミッキーの手を握る。「勝手に歩き回るんじゃない!」と。 pic.twitter.com/usU1q4U8LC

2016-10-17 09:05:25
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uroak_miku @Uroak_Miku

37)いかがでしょうキャラクターライセンシングの話とまんが統辞法の話と映画文法の話が、工業的大量生産の時代たる20世紀を舞台にきれいにひとつの理論体系に収れんしていくような気がしませんか。

2016-10-17 09:06:57
uroak_miku @Uroak_Miku

38)ここまで前振りしてようやくこの子猫を論ずることができるのです。 pic.twitter.com/DgqpaHwcM1

2016-10-17 09:08:47
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39)長い長い長い旅の末に、やっとここまでたどり着ける。

2016-10-17 09:09:22