- shijimi4438
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青森の中小企業から発表された特許ですが、しじみちゃん本舗こと(株)福島商店というしじみ屋さんと、青森のために必要なものに取り組む地方独立行政法人と、生命の神秘を研究している研究者さんがタッグを組んだ、産学官の成功例のひとつといえるかもしれませんね。
2016-10-28 22:43:38現状「アコルビン」でググると「アスコルビン酸」の結果が表示されてしまいます。「元の検索キーワード: アコルビン」をクリックしないとアコルビンの情報にはたどり着けません。むこうはビタミンCという名前で有名な大御所ですので、時間をかけてアコルビンを定着させていくしかありませんね。
2016-10-29 09:15:38肝保護剤「アコルビン」の特許でしじみちゃん本舗に興味をもたれた企業の方がいらっしゃることを期待して、取得済の特許情報を公開しておきます。
2016-10-31 07:50:05その1、第3573676号『シジミ貝処理方法、ならびにそのシジミエキスの製造方法』 カンタンにいうと「しじみは冷凍するとオルニチンが増えるよ!」です。
2016-10-31 07:51:28その2、第3848986号『シジミ貝処理方法』 カンタンにいうと「ある温度で冷凍するとしじみのオルニチンは最大8倍にもなるよ!」です。
2016-10-31 07:52:44このあと(地独)青森県産業技術センターさまが単独で取得した「しじみにはN末端からβ-アラニン、オルニチン、オルニチンの順で結合したポリペプチドがあるよ!」(→アコルビンと命名)、「アコルビンがたんぱく質を安定化させるよ!」があいだにあって…
2016-10-31 07:55:06その3、第5140814号『抗体の安定化方法およびその方法を用いたイムノクロマト法ならびに植物ウイルス診断キット』 カンタンにいうと「アコルビンのたんぱく質を安定化させるんだから、こんな使い道があるよ!」です(研究でつかわれるものなので一般のお客さまにはあまり関連はないです)。
2016-10-31 07:57:52その4、第5245053号『トリペプチド合成方法、トリペプチド合成酵素溶液、およびその製造方法』 カンタンにいうと「しじみからペプチドをふやしてアコルビンをつくれるよ!」(現状、化学合成より安価です)
2016-10-31 07:59:24その5、第6003018号←NEW!!『肝保護剤、医薬組成物、および細胞等保護用組成物』 カンタンにいうと「アコルビンが肝臓を保護するよ!」です。
2016-10-31 08:00:44…以上の5つです。すべて(株)しじみちゃん本舗こと(株)福島商店と、(地独)青森県産業技術センターの共同特許権になっております。ご興味をもたれた企業の方がいらっしゃいましたらこちらまでご連絡ください。弊社には東京営業所もあります。 →shijimi.co.jp/toiawase.htm
2016-10-31 08:02:48今回の「アコルビンの肝保護」にしても出願したのが平成23年7月で、登録されたのが平成28年9月。審査などでその間じつに5年もかかっているのです。もちろん出願のまえに膨大な研究があってのものですので、他企業さんに安易に特許権を侵害してほしくないきもちはご理解いただけるとおもいます。 pic.twitter.com/wojtV8rXa7
2016-10-31 08:10:09公式FaceBookページが更新になっています。「アコルビンが肝臓を保護する効果がある」というおはなしです。 その1、facebook.com/shijimichan/po… その2、facebook.com/shijimichan/po…
2016-11-02 09:04:54今日の晩は「弘前城 菊と紅葉まつり」の写真と「アコルビンの疑問点をひとつ、発明者に聞いてみた」をお送りする予定です。
2016-11-04 08:07:18そのアコルビンにたいする疑問とは「しじみを冷凍するとオルニチンが増える、でもアコルビンは減る。じゃ、ふつうにしじみを食べるように活しじみでおみそ汁をつくったら、いったいアコルビンはどうなっちゃってるの?」です。
2016-11-04 19:45:59ここで述べているのは「アコルビンが肝臓を保護する」という特許と「活しじみでみそ汁をつくるとしじみ由来のアコルビンは減少せず摂取できる」という2つの事実だけです。「しじみのみそ汁を飲むとアコルビンがとれて肝臓が保護される」という内容ではありませんのでご注意を。
2016-11-04 19:52:47そしてもうひとつ。ここからさらにつっこんだ疑問が。市場には「即席のしじみ汁」がたくさん出回っています。しじみちゃん本舗にもたくさんのラインナップがそろっています。 pic.twitter.com/PBn4kkPYHf
2016-11-04 19:55:51お料理用に洗浄・砂抜きの済んだ状態のレトルトしじみパックもあります。 pic.twitter.com/PuMtKDzWrz
2016-11-04 19:59:56いずれも、しじみがレトルト処理=加圧加熱殺菌されています。一般的にレトルト食品は中心部分120℃以上で数分の熱が加えられます。みそ汁をつくるより過酷です。さてこの条件でアコルビンはどうなってしまうのでしょう…。
2016-11-04 20:00:51即席しじみ汁はみなさまに広く親しまれている供給形態ですので気になるところですが、こちらの回答は「まだ確認してはいない」だそうです。しかし、ペプチドの下処理の工程から推察すると「アコルビンが壊れているとは考えづらい」とのこと。
2016-11-04 20:06:37これまでアコルビンの特許の説明で「肝臓を保護する」というツイートをしてきました。お酒を飲ませたマウスの肝臓に脂肪球ができなかった(→脂肪肝にならない→肝硬変にならない)と。じつは特許公報に明記されているのですが、アコルビンの働きはそれだけではないのです。
2016-11-08 21:51:26中年になって人間ドックを受けるような年頃になると気になってくる血液検査の結果。AST(GOT)やALT(GPT)と呼ばれている数値。なんだかよくわからないけれど、高いと内臓の病期を疑われる数字です。じつはアコルビンを与えたマウスは、これらの数値も低下するのです。
2016-11-08 21:54:32「肝臓に脂肪球ができない」「AST(GOT)が低下する」「ALT(GPT)も低下する」とあれもこれも述べていては焦点がぼやけてしまう(後者は他のトクホ商品でもよく目にするし…)という判断から、まずは「アコルビンが肝臓を保護する」というその一点に絞ってこれまで説明していたのでした。
2016-11-08 21:57:18もっといえば「AST/ALTレベル低下」「肝臓に脂肪球ができない」のほかに「ミトコンドリア活性の低下が認められない」「LDHのリリース量増加の抑制」の2つも特許請求の範囲にふくまれているのですが、それはむずかしいのでまた今度の機会に…。
2016-11-08 22:00:39