「これからは叙事詩だ!!!」~叙事詩と抒情詩の話~
- DecoponMAGI
- 7556
- 0
- 14
- 0
叙事詩的なもの=逆神義論=ヘレニズム=プラトン・アウグスティヌス的主意主義=「神は(万能なるが故に)悪でも何でもやっちゃう(故に世界に悪がある)」=初期ギリシア的=ミメーシス=詩人=他律的自立=不条理肯定=現代哲学=万物学(自然学)=一元論=総じて内発的
2010-04-27 11:23:57=ニーチェ的=<世界>に外がないとする一元論=理屈よりもノリが大切だと考える者=「右」=舞踊や朗誦へのシンクロを重視する無文字社会=ギリシア人(無文字人間)=舞踊や朗誦へのシンクロ(ミメーシス)=文脈依存性=内発性ベース=何でもあり
2010-04-30 12:17:42=「人に力を与える神々」(パンテオン)がもたらす「彼岸性」(ひがんせい)=「超越神のような究極の意味の全てを、<世界>の根源的未規定性(無根拠さ)へと差し戻し<世界>へと開かれようとする態度(唯一神に頼らない)」=理不尽に対する免疫の高さ、清清濁併せ呑む前向きさ
2010-04-30 12:18:00「理解しあえない他者」に対して、「清濁併せ呑む前向きさ、あれこれあっても楽しければOK、何でもあり」と言う態度が生む帰結>「理解し合えずとも祭りができ、祭りがあれば我々意識を構築出来る(ともに生きることが出来る)」
2010-04-30 12:18:17抒情詩的なもの、つまり内面を描く作品の最終どん詰まり形態が並行世界モノである。多分。抒情詩的なものはおそらく善悪二元論とも親和性が高い。倫理や唯一悪とも親和性が高い。前者は覇道に近く、後者は王道に近い…か?
2010-04-27 11:25:06倫理を問う並行世界からの脱出ものと言う作品を呼びこむハーレムラブコメ作品がラスボスの存在する物語と親和性が高いのはこうして見ると自明。総じて「近代の病」と言い得るのかも知れない。求められるのは「その先の物語」。
2010-04-27 11:27:30ただし、人を「役割」に押し込める叙事詩的世界観のマズさも当然忘れてはいけないのだが、物語三昧http://ameblo.jp/petronius/entry-10034681174.html、まあ、一周したとゆーコトで。
2010-04-27 11:30:13「倫理を問う並行世界からの脱出モノ」と言う作品を呼びこむ「ハーレムラブコメ作品」が「ラスボスの存在する物語」と親和性が高い、についての過去ツイート 「ちなみにラスボスと言う存在がハーレムメイカー的空間と親和性が高いことに最近思い当たりました。」
2010-04-27 11:37:24「ラスボスに悪を集約することで、他のすべての空間を清明で温かみのある善意にあふれた世界とする訳ですね。世界の無根拠や不条理を神に集約する一神教的世界観と構造的には似る。つまり近代と構造が似る。ワンピやヤクザ映画、番長漫画、つまり時代劇はこれ正対する。」
2010-04-27 11:37:58ワンピ、ヤクザ映画、番長バトル、時代劇、そして叙事詩。これらはイコールで結べないトコもあるので気をつけなければならない。叙事詩は歴史モノに近いはず。けど、よくわかんない。
2010-04-27 11:39:31@DecoponMAGI その前に、長文の解説記事を、がんばらないとなー。。。でも分析すればするほど、面白いので、最高です、、、、こういう作品に出会えたことを、感謝します!!!ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!
2010-04-27 23:14:45@Gaius_Petronius や、ホントに良かったですよねコレは。「求めていた物語」にまさに直撃で出会える、と言うのは得がたい体験です。つい数ヶ月前にはある種の閉塞感を感じていたのですが、まさかすぐさま「次」を見れるとは!記事、楽しみにしてます。
2010-04-27 23:27:29ワンピも当然凄いんですが、「まおゆう」により直撃感を感じるのは、やっぱ、両者は別種の解答なのだろうな、と思ってます。
2010-04-27 23:30:18@DecoponMAGI @izumino そうそう、これ「きみまる」さんのDQ同人誌から始まった話ですよね、、、、ああーー世界はつながっているよ(笑)
2010-04-27 23:32:28@izumino ああ、そうでしたねえ、きみまるさんのドラクエ読んだ後に読むとまたこれが素晴らしいんですよ。きみまるさんは役割を押し付けられた勇者の矜持みたいな感じなんですが、魔王勇者はそもそもキャラ名が役割名ですからね。これは凄まじい対比ですよ
2010-04-27 23:33:50@DecoponMAGI そういえば、役割について、僕が初めて言及した記事は、ランドリのアンちゃんのセリフの読解でしたねー。うーん、つながっている。
2010-04-27 23:35:32@Gaius_Petronius あれは役割についての解答ですね。で、世界の中での自分の役割を選んだキャラたちが演じる物語は叙事詩っぽくなるはず、とゆー問題意識で、「まおゆう」はまさにその具現化だったのですが。叙事詩の話は10時間越え契約再契約ラジオでも既にしてるんですよ皆さん。
2010-04-27 23:42:55元気と勇気と気概をもらえる叙事詩とゆー意味では「風雲児たち」もそうですが、「まおゆう」も中世から近代へと言うことで、どちらも歴史モノ…。これを現代には適応できるのだろうかとも考えます。端的に言えばやはり「士郎と凜が世界を救う話」が見たいと言う究極の欲求が残ってます(笑)無理か
2010-04-27 23:57:34叙事詩と言っても、「物語三昧http://ameblo.jp/petronius/entry-10034681174.html」を通過した後での「一回転すればほんの少しだが前に進む!それがドリルなんだよッッ!」とゆー意味での叙事詩ですね。
2010-04-27 23:57:54で、現代に適応ってそれ「宇宙開発」しかないじゃんとゆー見も蓋もない結論に…。結局プラネテス、ムーンライトマイルかっ。「丘の向こうをただ見たい」とゆーロック・スミス的な意味では共通してますが。
2010-04-28 00:02:14ああ、うん?まおゆうのルビスの願った「中世的停滞」と魔王の目指す「丘の向こう」、「ハーレムメイカーは時を止める」と「自らの役割にコミットして世界を変えるプレイヤーとなる」、これはマクロとミクロの違いはあっても停滞と前進という意味では同じですね。
2010-04-28 00:05:30こないだ話して頂いた母性からの離脱と回帰の話に繋がるような気がします。また御教授願います。母性からの離脱と回帰が繰り返し描かれるのは、同じことの両側面で、未来へと飽くなき前進を繰り返す近代社会が分泌するものだとかなんとかゆー話だったか…。
2010-04-28 00:12:06