なぜラノベ『山本五十子の決断2』のカバーイラストは、ポルノ扱いされてしまったのか。

ポルノについての議論専用にまとめました。Twitter社の対応について議論したい方は、ここではご遠慮ください。 コメントをする前に、本まとめを読み終えることを推奨します。
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オンライン広告の審査について

下記のブログでは、オンライン広告の審査について解説しています。それによれば、今回のカバーイラストが「成人向けの性的な商品やサービス」と判断されてもおかしくないそうです。

リンク 辺境社会研究室 オンライン広告の請求と審査について勝手に補足します 「著作(ライトノベル)のカバーイラストがポルノ認定され広告を禁止された件についてTwitter日本支社に行ってきた話」について勝手に補足します。 なぜお金を払った広告が停止させられるのか今日のオンライン広告では、配信中に広告の再審査が行われる場合がある。 今回の広告は、配信前の審査では通ったが、配信中の再審査に引っかかり、配信を止められたと予想される。 払ったお金は返ってこないのか返ってこない。お金... 168 users 22

ブログからの引用
「残念ながら公開されているTwitterのポリシーでは詳細が分からないが、類似するFacebookの広告では、胸の谷間を見せるとアウトという事例が掲載されている。」

カバーイラストが成人向けと判断された理由

下記のブログでは、カバーイラストの具体的な問題点を挙げて分析しています。

リンク おもそん 【Twitter】如月真弘のプロモツイート停止が当たり前な理由 togeter「入金済みのプロモツイートが不適切だとして停止され、Twitter Japan社に直接抗議に行った如月真弘さんのレポ」に対する意見記事。概要「私が知りたいのは、ただ一人の未来。教えて。五十子は死ぬの?」「大和はこれより急進、敵 1 user 1

以下、ブログからの引用
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〔カバーイラストの〕具体的な問題点は下記の通り挙げられる。
・胸部分の突起
・服の透けを暗示する色味
・胸元のチラ見せ
・太もものフェティシズム表現
・下半身の露出割合
・服装における露出の必要性
問題点の多さからも本作の表紙が「フェティシズムの対象」となる事実は明白である。この画像を「問題ない」と判断できるのは日頃から「漫画・アニメ・ラノベ」文化に慣れ親しんだ日本人ならではの感覚であり、海外的には子供に見せられない「性的なコンテンツ」と捉えられてしまっても何らおかしくは無い。
特に服装の露出は必要性を全く感じられない。配信されているソーシャルゲームでも「水着」という名目が無い限り、肌を露出させることが出来ないのと同様に「軍服」としては明らかに違和感を感じる。
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今回の広告停止措置と「表現の自由の問題」は無関係

下記のブログ(記事削除済み)では、広告の停止が表現の自由を規制しているとは言えないと指摘しています。

編集者の日々の泡「ツイッタージャパン抗議案件、編集者としての感想を書いてみた。表現の自由とは無関係だよな、これ」(2018年02月16日)http://blog.livedoor.jp/editors_brain/archives/1948302.html

以下、ブログからの引用
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これ〔広告の停止〕は表現の自由とはまったく無関係。なぜならこれは表現でなく、単なる広告だから。
〔中略〕
さて、当該書影だが、これがポルノでないのは私も認める。だがこれが「性的ではない」と感じるかどうかは、見た人それぞれで印象が異なるだろうなあと思う。なんせ乳首が透けてるようにも見える画像だし。
〔中略〕
考えてみてほしいが、エロっぽい画像入りの広告を小学館に持ち込んで「コロコロコミック」に掲載してほしいと頼んで断られたら、それは「表現の自由」に反する行為かってことよ。
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