「シェアビルドの時代」って何?
- pomukatsura
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個別解であっても普遍性をもって世界とつながることを意識している。すでに存在しているタイポロジーも積極的に活用したい、という乾さんのご意見。
2011-04-28 20:26:04山崎さんの導入に続いて、岡田さんが乾さんに、建築と公共性について尋ねる。斜線制限が大きく意匠と機能に反映した、都内の住宅プラン(ハウス O)を紹介
2011-04-28 20:26:11中山「新しいのはテーブルクロスのみ、事務所にある模型を並べたような展覧会。その中でも最も恥ずかしいものを紹介する。学生時代のプロジェクト。家の洋服。ファスナーで窓が移動する。その時々のできごとが、建築をデザインする、ということを考えた」
2011-04-28 20:29:14中山「『草原の大きな扉』の紹介。200mほど離れて大きな扉が向かい合う。これも人が存在してはじめて空間にサイズがあらわれ、建築に意味が生まれるもの。」
2011-04-28 20:38:09中山「『草原の大きな扉』のコンペでは審査会場で最も大きなテーブルにクロスをかけ、扉の模型を置いた。のちにある展示のため、公園で観察した草花の模様をえがいたクロスを作成した。テーブルの上と、草原のピクニックの風景は似ている。」
2011-04-28 20:42:02中山さんのお話。建物によってサイズを規定するのではなく、方向性やまとまりだけをつくる。とびらプロジェクトは二つのボリュームがキャッチボールをするような形で向き合っていることで、その間を移動する動作が表れ、方向性やまとまりが使われていく。
2011-04-28 20:47:10了解です!幹事しますw RT @metaboyana: やっとデザイナーきたか! このあと松ちゃん行くよ。RT @AKUMAGAYA 扉を開けると、凄い人
2011-04-28 20:52:20岡田「お2人の共通点は、既存のものを発見し、読み替える、という態度。つぎは乾さんに、延岡のコンペを軸に『プロジェクトのシェア』について語ってもらう」
2011-04-28 20:54:03小さな建築と、世界の関係性。個別解をもって普遍性を追求すると、研ぎ澄まされた様式(typology と表現。町家など)につながる、という乾さんの結びが印象的でした
2011-04-28 20:55:18中山さんは、坂口恭平さんと土地に対する考え方が少し似ている気がした。メモを取りながら、何とはなしに、仮設住宅のことをずっと思い浮かべるのは何故だろう
2011-04-28 20:56:58乾「初のプロジェクト監修の仕事で考えたこと。日本では、市民参加=反対運動とされる不幸な歴史がある。それがいま、創造的、生産的になりつつあるのではないか。背後には、行政による自治意識の促進。クレーマー防止という背景もあり……。」
2011-04-28 21:01:50乾「住民参加の古典。アレクザンダーより、リュシアン・クロールのほうが成功しているのではないか。ユーザー参加の3パターン。使い方の共有(多い)と、建設の共有(少ない。豊田市の公園で実例あり)。施主であることの共有→今回の延岡。」
2011-04-28 21:05:50乾「目的は、賢い施主をつくり出すこと。山崎亮さんによるスキーム。数百のクラブやNPOにヒアリングし、やる気あるチームをスカウトし、発注者として育成する。……これまでの専門性のないままのデザインや建設の住民参加というのは無理があった。今回は立場的にも無理がない。」
2011-04-28 21:10:28乾さん延岡について。 既存のやり方では公共建築のプロセス共有の限界。 住民参加の建築設計、デザインなどの無理なスキームから、施主であることを共有。 発注者、賢いクライアントとして市民を育てる。
2011-04-28 21:11:08第二部は市民参加と建築の話。かつては行政に斥けられてきたが、今はプロセスを共有しやすくなったのでは、と乾さん。簡単にアレグザンダーから復習後、延岡駅周辺の整備プロジェクトを例に挙げる。「集団の創造性を上げる枠組みづくり」が仕事。建築は施主(市民)が賢ければ良くなる
2011-04-28 21:15:06乾「とびらプロジェクトは延岡のスキームに近い。既にデザインされたものをシェアする点が異なる。」「所有の分担により、空間が変化しうるのではないか? そして人々に『シェアしたい』と思わせる建築の力に驚き、それがなにかが気になった。」
2011-04-28 21:16:18中山「個人を律する傾向にある公共なるもの。乾さんがリュシアン・クロールの良さで触れたように、個人性が発揮できる回路を仕組むことでうまく行くのではないか。」
2011-04-28 21:22:04