もんじゅは本当に「福島より遥かに危険」なのか?という件について
- HashimotoRST
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1.ナトリウムの沸点は高いので、冷却不十分でも軽水炉のように蒸気で内圧が高まって炉が爆発する事故は起きづらい(ただし放置が長引けば可能性はある) 2.電源が全喪失しても温度差による自然循環で冷却するシステムになっている。以上。ソースはwikipedia。
2011-05-25 00:57:11これが本当なら、「福島と同じ原因・経過による事故」はほぼ起きないということになるはず。問題はやっぱりナトリウムの爆発。つまり注目すべきは「地震にナトリウム配管・熱交換器は耐えられるのか?」ということ。耐えられればセーフ。耐えられなければ・・・?
2011-05-25 01:01:14もんじゅについて調べていたらいくつかかなり詳しい資料を発見。ひとつはコレhttp://www.atom.pref.fukui.jp/senmon/dai34kai/no2-2.pdf JAEAのロゴが入っているので割と信頼できると思われる、仕様についての資料。
2011-05-25 01:30:33「燃料がプルトニウムだから漏れたら日本壊滅」みたいな言説があるけど、これを読んだ限りは、仮に燃料が全部漏れて(そんなことはまずない)も、周辺住民のプルトニウムによる被曝は50年積算で数十~100mSVくらい。結構多いけど日本が終わるレベルじゃない。
2011-05-25 01:33:54ただこの数字の出し方は詳細がないのでよくわからない。流石に燃料を一人で全部吸い込んでこんな数値になるとは思えないので、周辺住民の人口で割りつけたりしたときの一人当たりの被ばく量じゃないかと個人的に解釈した。(間違ってるかもしれないので疑念がある方は元資料をご覧ください)
2011-05-25 01:36:29プルトニウム漏れについても最悪の場合でも(被曝量的に)そんなに大事故にならなそうだと思う一つの理由は、もんじゅが商業炉じゃなくて「原型炉」だから。単純に考えても燃料重量はチェルノブイリが180トン、福島が1370トンらしいから1トンしか装荷されてないもんじゅはかなり小規模。
2011-05-25 01:58:13あとはこのサイト。原子力全般と、特にもんじゅの細かい安全対策について事細かに書かれている。 http://www.geocities.co.jp/Technopolis/6734/ ただし管理人・執筆者が全く不明。内容的に多分原研だと思うけど・・・
2011-05-25 01:38:54「1次系ナトリウム漏えい対策」 「2次系ナトリウム漏えい対策」 「冷却材保持による崩壊熱除去」 あたりを見ると、思った以上に様々な安全対策がこれでもかというほど施されていることがわかる。これは凄い。
2011-05-25 01:42:11まとめると、配管がもし事故っても、「窒素注入による燃焼防止」「漏えいナトリウムの廃液・消火用経路設置」「漏えい時に構造的にナトリウムを貯めることによる炉心冷却状態の確保」などの対策により冷却材喪失・大規模爆発・火災への対策がちゃんと考えられてる。
2011-05-25 01:48:16【個人的な結論】 もんじゅは思ったほど弱点だらけというわけでもなかった。そんなに心配しなくてよさそう。今は心配するなら福島の方でいい。以上。
2011-05-25 01:59:18いや、もうひとつ懸念事項があった。このもんじゅ被害想定エリアマップ。http://bit.ly/mNBMRH いくら探してもソースがこの画像しかないし、コレ絶対ただの悪質なねつ造だろ。よくみると円の書き方もなんか適当だし。これじゃなんの根拠にもならないわ。
2011-05-25 02:08:14「もんじゅ被害想定エリア」の怪しげな地図の出所はシニア決死隊の会見資料か。んなもんソースになんねーっつーの。http://bit.ly/kGX5m5 http://togetter.com/li/139561
2011-05-25 00:15:18