そうそう。さらに縦組み固有のもの,横組み固有のもの,縦横共通のものもあります。 RT @mori_tacsi たしかに。現在でも書籍と新聞と広告では組方公理が違ってますもんね。 @monokano
2011-05-25 22:31:22@koueihei 今の潮流がフォーマット統一であるならば,それに逆行するかもしれませんが,私は複数の公理系を容認したいですね @monokano @mori_tacsi
2011-05-25 22:31:40蒸し返しになって恐縮ですが,そこで複数の公理の中の基本のモノと言いたかったのです。公理じゃまずければ何か適当な言葉ないかな。 RT @p_typo …逆行するかもしれませんが,私は複数の公理系を容認したいですね @monokano @mori_tacsi
2011-05-25 22:34:20版面の1行目にルビを振ると行の中心線が動いてしまうタコなアプリは,行の中心線よりも版面枠という結界の規制力を強くみており,かつルビも版面内とみているわけです。ところが和文組版は版面外にルビやぶら下がりの句読点の配置を認めている。ここに和文組版の特質があらわれています。
2011-05-25 22:39:00@koueihei 良い言葉は思い浮びませんが,公理は一つの命題であり,互いに導くことのできない命題群が公理系です.すなわち,複数の公理系に共通する命題が存在し得ます(無矛盾).ユークリッド/非ユークリッド幾何学を例にとると,所謂第五公準でないものが共通となります.
2011-05-25 22:41:36@koueihei それぞれの公理は有効に働ける場所が違うでしょうから、どれが基本かは、どの場所で使うかによるのではないでしょうか。ボヤイ・ロバチェフスキー幾何学を議論に採用すれば、物別れに終わるということはなくなるでしょうけどw
2011-05-25 22:42:28@monokano @p_typo @mori_tacsi @koueihei いつも思うんですが、端物を組む時の理屈と、ページものを組む時の理屈を混ぜちゃう人が多い。文字を大量に読まない人には分からないのかな
2011-05-25 22:43:08@bizarre_n 多分モノが違うってことを認められないのでしょうね @koueihei @monokano @mori_tacsi
2011-05-25 22:44:47@koueihei @p_typo @mori_tacsi 「複数の公理系を併存させることが必要」はまったく同感です。先日はCSS3でそれがきわめて困難であるこが示されました。それに取り組む方々のご苦労をやっと私でも理解できたので、CSS3について今後厳しいことは言いませんw
2011-05-25 22:45:52@mori_tacsi ボヤイ・ロバチェフスキー幾何学というのを知らないのですが,「どれが基本かは、どの場所で使うかによる」。組版には誤りといえるものは確かにあるけれど正解は必ずしも1つではない。新聞,書籍,広告で違うし,そのそれそれでも条件による。ここが面白いところですね。
2011-05-25 22:47:01硬い文章の中の「タコ」が効いてますね。腹立たしさが伝わります。 RT @koueihei: 版面の1行目にルビを振ると行の中心線が動いてしまうタコなアプリは,行の中心線よりも版面枠という結界の規制力を強くみており,かつルビも版面内とみているわけです。(略)
2011-05-25 22:48:41@bizarre_n たしかに(深く同感)。コンピュータに詳しい方でも読書経験,書字生活の量と質が違うと,好みもなじみも違うし,議論がすれちがうことが少なくないですね。 @monokano @p_typo @mori_tacsi
2011-05-25 22:49:29@bizarre_n 私もそれは思います。「商品を売るための文字組」と「文字組それ自体が商品」では全然ちがってきますよね。 @p_typo @mori_tacsi @koueihei
2011-05-25 22:54:01複数の公理の例。日本語や中国語など漢文文化圏の文字系の組版は中心線基準。欧米語の文字系の組版はいわゆるベースライン基準です。したがって和文組版のなかで欧文を混植する場合にはその部分にベースライン調整を施します。多言語の規格は異なる組方向と異なる基準線の定義から始めねばなりません。
2011-05-25 22:54:40@koueihei ボヤイ・ロバチェフスキー幾何学では、「平面上で、一つの直線に対し、その直線上にない一点を通り、その直線に平行な直線は、何本も存在する」のです。分野によって組版の正解が異なるというのとよく似てますね。
2011-05-25 22:58:02@koueihei ああー「(無矛盾)」はザックリしすぎて,数学的に不完全極まる記述になってしまっているので忘れてください orz
2011-05-25 22:59:42@koueihei 洗い物をしていて気づきました。一つの公理系の中の公理には重みの違いがあるということですね。ユークリッド幾何学の平行線公理が他より軽く、別の公理に差し替えることでロバチェフスキー幾何学ができたように。組版だと「行長は文字サイズの整数倍」という公理は軽いんですね。
2011-05-26 00:14:15...読み返すと,論理だとか証明だとか云う概念を省略してザックリと公理系と呼んだのは片手落ちだったか... 数学の話じゃないということで勘弁願えれば(誰に
2011-05-26 00:51:48公理系を数学辞典より引いておこう“理論Tが1つ与えられれば,Tを固有の公理の全体とする形式体系が1つ定まることになる.論理とTとを合せたものを公理系(axiom system)と呼ぶがTのみを公理系と呼ぶこともある.”:多少長くなっても正確に述べたほうが良いよね
2011-05-26 01:11:30組版は複数解をもつ工学ですから,ご指摘の通り軽重があり「整数倍」公理より,「字送り行送り等幅に」「行頭行末ソロエ」が重い。 RT @mori_tacsi …一つの公理系の中の公理には重みの違いがあるということですね。…組版だと「行長は文字サイズの整数倍」という公理は軽いんですね。
2011-05-26 06:46:17@koueihei 公理「系」の定義がおかしかったので訂正します.数学的にはこちらとなります → http://bit.ly/mlnPxe つまりある命題を公理として認めると,その命題は無条件に認めるということで他の公理から導かれるか否かは気にしないことになります.
2011-05-26 08:04:52