日本は学歴社会だろうか?
今回の纏めも以前のNatureの記事もそうだが、博士卒でこれだけ失業率が他国よりも比較的高いということを考えれば日本は全然学歴社会とは言えない。ほんとに学歴社会というのならば、年齢関係なく例えば博士の方が学士よりも職に就ける可能性が高い社会である。
2011-05-31 01:15:18しかし、日本では22才の学卒の方が例えば一度会社辞めて。30で大学院に入りなおして博士卒の人の人が再就職する場合よりも明らかに就職機会が多いので全く学歴社会ではない。日本学歴社会でない理由は例えば企業などが教育機関の教育能力を信用していないという点がある。
2011-05-31 01:16:43だから、大学時代に勉強しようが遊ぼうが変わらない=(大学の教育力を信用していないので)という扱いなので、同じ勉強してない同士なら高偏差値校出の生徒の方が会社に入社させた時に鍛えがいがある=潜在能力が高いと考えて、そういう生徒をとる傾向にあるということ、だから学校歴社会。
2011-05-31 01:19:29だから、どうせ勉強しないんだから若いうちに入社させて会社で教育した方がいい、というのが日本の企業の論理。このシステムはモノづくりが中心産業である うちは機能するが、高度な専門知識が必要なハイテク中心産業では機能しにくくなってる。いまだに日本はモノづくり中心ではあるが。
2011-05-31 01:29:34だけど私が疑問なのは、こういうモノづくり中心で企業の教育力の方が大学での教育力を補完できていた時代はいいが、これからのハイテク中心産業ではこの 論理が通用しなくなるということだから今度は大学の教育力が求められてくる、そして企業がそれを信用するようになれば学歴社会へ移行するだろう。
2011-05-31 01:29:51@yutakioka 浙江大学のFaculty Clubでランチを食べながら,英国&中国の教授に「なぜ日本企業は博士を雇わないの?」と聞かれた.「企業が独自の社内教育システムを持っているから」と答えたが,「学力のピークが大学入学時点だから」とは恥ずかしくて言えなかった.
2011-05-31 01:34:59実際そういう本当の意味での学歴社会の方が明らかに就職機会が平等といえる。努力して勉強した分だけ報われるので。例えば高卒で会社に入社して、大学または大学院に入りなおした人がいた場合に、そういう人が高卒の肩書で会社にい続けるよりも多くの生涯賃金を稼ぐことができる社会なので。
2011-05-31 01:36:21その気持ちわかります、私も同じように答えましたw。RT @DreamChaserJPN 英国&中国の教授に「なぜ日本企業は博士を雇わないの?」と聞かれた.「企業が独自の社内教育システムを持っているから」と答えたが,「学力のピークが大学入学時点だから」とは恥ずかしくて言えなかった.
2011-05-31 01:37:42@yutakioka そう確かに。ただ大学が産業界に媚を売らなくても期待した成績が出せない学生は徹底して落第させるような大学、例えば東京四工大のような所では産業界から厚い信頼があると言われている。今までの文科系が学生に緩すぎた。産業界から信用がないのもうなづけるんだよな。
2011-05-31 01:45:20同意です。RT @ykh2340054 ただ大学が産業界に媚を売らなくても期待した成績が出せない学生は徹底して落第させるような大学、例えば東京四工大のような所では産業界から厚い信頼があると言われている。今までの文科系が学生に緩すぎた。産業界から信用がないのもうなづけるんだよな。
2011-05-31 01:46:33@yutakioka 大学生の僕からすると、日本の大学は教育機関として機能してない。遊んで就活する場所になってる( ^ω^ )。だから企業は大学を信用できない。企業側は稀にいる自発的に学んだ者を選別するしかない。
2011-05-31 02:20:36日本の大学はほとんど職安ですからね、シュウカツのせいで4年間勉強できないし。RT @Pikaho 日本の大学は教育機関として機能してない。遊んで就活する場所になってる( ^ω^ )。だから企業は大学を信用できない。企業側は稀にいる自発的に学んだ者を選別するしかない。
2011-05-31 02:22:50@yutakioka なぜ大学に行ったのか、そこで何を学んだのか、その経験が今現在どのように役立っているのか、それらが不明確なまま惰性に流された世代の人達には自分の子にブランドを押し付ける傾向があるかもしれない。薄っぺらな親達も不幸だけど彼らの子供も不幸なのだ。連鎖しないで欲しい
2011-05-31 02:26:20@yutakioka 同意。新卒一斉採用と不景気が大学生を組織的に不安にさせ、安定志向の学生たちは勉学に集中できない。一方、楽観的な人達は純粋に学問を楽しみ、自由な時間を使って伸び伸びと学習している。もしくは遊び呆けている。
2011-05-31 02:46:21前提として日本でいう学歴って学校歴。智慧を否定して大学名ブランドだけ重視。QT @yutakioka: 〜博士卒で〜失業率が〜高いということを考えれば日本は全然学歴社会とは言えない。ほんとに学歴社会というのならば、年齢関係なく例えば博士の方が学士よりも職に就ける可能性が高い社会〜
2011-05-31 10:07:40@yutakioka ありがとうございます.日本の大学教育をどうすべきかについてはよく考えます.責任を負う側の一人として.出口(卒業)での品質(学生の能力)保証の実質的欠落が問題で,必死に勉強しないと卒業できないようにする必要があるのですが,
2011-05-31 10:38:34@yutakioka わざわざありがとうございます。余談ですが能力主義と言われるアメリカも学校名はかなり気にするみたい。それでもMr. / Ms. なんとかよりもDr.なんとかのほうがずっと地位は高いのですが。
2011-05-31 10:40:43@yutakioka 留年生を増やしたり,退学処分を増やすなどの文科省的社会的リスクも負いたくないというウジウジ感から大学法人は脱することができないようです.外圧に頼るなら,やはり企業が変わらないとダメかもしれません.ちょっと悲観的...
2011-05-31 10:41:22@yutakioka そういう観点から,アメリカの大学教育は機能しています.例えばMITの学生と京大の学生を(英語力以外で)個々に見比べて大した差があるようには思えません.でも,日本博士が就職難なのに米国Ph.Dは高給を約束されて就職します.この差の原因をつらつらと考えてみたり.
2011-05-31 10:45:54@DreamChaserJPN そうですね、現実的なのは企業が例えば最低限のGPA などを設定するなどの外圧の方でしょうね、中からの改革は難しいです、なぜなら、今それをするインセンテイヴがないので。
2011-05-31 10:47:06@DreamChaserJPN 一番の違いはMITもそうですが、一般的に言って米国大学の学生と日本の大学の学生の入ってからの勉強量の違いでしょうね。こちらの学生はセメスター中は基本的にはバイトはしません。授業後は深夜まで図書館で勉強というのが普通です。図書館も24時間空いています
2011-05-31 10:51:01@DreamChaserJPN あと読書量の違いでしょうね。なので入学前の学力はそれほど差はないんですが、入学後にはものすごい差になるんですね。だから卒業することと入学することは別とアメリカでは言われますね。だから日本と違って大学中退は高卒扱いだし博士課程中退も学卒扱い。
2011-05-31 10:57:47まとめ読みました。 http://bit.ly/mECoWy 大学は職安とか鋭い分析が多くて為になります。まずどこかで《醜活》の否定をしないと日本の知的産業は維持できないんじゃないかな。いまの大学3年生ってこの時期にはもう《醜活》を開始しているんですから。@yutakioka
2011-05-31 11:05:32