2010年春アイスランド火山噴火:専門家系TL

空港の閉鎖とかじゃなく、火山学やリスク管理などの情報提供を拾いました。追記歓迎。
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

.@Y_Suzuki 湿った噴火の場合、マグマが細かく粉砕されるメカニズムが働くことを否定はしませんが、火山灰が団子になって火山近傍に早期落下する効果がめざましい。フラッシュアウトといいます。

2010-04-20 09:36:29
Yusuke Suzuki @Y_Suzuki

.@HayakawaYukio そういえば、豆石ができると思いましたが、そういう報告は見当たりません。すみません、会社いかねば。

2010-04-20 09:40:51
早川由紀夫 @HayakawaYukio

.@Y_Suzuki マグマ噴火でも細かい火山灰は生産されます。ただそれは遠方に拡散してしまうので地層を形成しない。目立たない。しかしいまは、それが航空機に与える影響が注目されています。細かい火山灰を遠方に届けるには、今回のような湿った噴火は不利だともいえる。

2010-04-20 09:38:29
早川由紀夫 @HayakawaYukio

.@Y_Suzuki  ヘクラ、八戸、伊豆大島の噴火と堆積物については、フィールド火山学の第一章をごらんください。 http://ow.ly/1AvlG

2010-04-20 09:43:19
早川由紀夫 @HayakawaYukio

.@Y_Suzuki 三宅島の2000年7月みたいな火山灰ですね。ヨーロッパには、火山灰が積もったどころか、火山灰が降った報告さえみつかりません。おそらくどこにも降ってないでしょう。それくらいの小さな噴火です。

2010-04-20 09:47:00
早川由紀夫 @HayakawaYukio

火山灰は、スコットランドで15日に採取されて顕微鏡観察されていました。 http://ow.ly/1Azr7

2010-04-20 13:41:35
NHKグローバルメディアサービス @NS_keitai

アイスランドの火山の活動について現地の専門家は、噴煙の高さは以前に比べて低くなり、表面的には鎮まってきているように見えるものの、火山性微動はむしろ大きくなっており、噴火が収まる方向に向かっているかどうかを現段階で見極めるのは難しいと話しています。 #nhk

2010-04-20 08:25:54
早川由紀夫 @HayakawaYukio

アイスランドはいま夜ですが、火山の山頂に赤い炎が見えます。噴火は激しい爆発の段階を終わって、比較的穏やかにマグマを火口から排出するスタイルに変わってきたようです。航空機のためにはよいニュースです。 http://ow.ly/1Aw35

2010-04-20 10:23:37
Yusuke Suzuki @Y_Suzuki

アイスランド 15日噴煙: http://bit.ly/9DbFlE 17日噴煙: http://bit.ly/cbheJd 17日噴煙の詳細: http://bit.ly/bZemms 19日噴煙: http://bit.ly/ba7WTI 17日の2層ある感じがおもしろい

2010-04-20 10:46:08
早川由紀夫 @HayakawaYukio

夜明けの火山写真を2枚、ブログに貼り付けました。 http://ow.ly/1Az9T 噴火はひとまず落ち着いたようです。

2010-04-20 13:18:22
早川由紀夫 @HayakawaYukio

LONDON VAACがテキストだけでなくグラフィクスも出していることをみつけました。 http://ow.ly/1AzvS しかしこんなに長距離(1万キロ)も火山灰が空中浮遊していると主張するのはいかがなものか。じっさいには1ミクロン程度の硫酸エアロゾル主体だろう。

2010-04-20 13:49:59
早川由紀夫 @HayakawaYukio

地震と違って火山噴火は一般人の理解度が恐ろしく低い。噴火が多様であって低頻度だからだ。三宅島2000年噴火のとき、「溶岩が出てくるような深刻な噴火だとは聞いていない」と役人が言い切ったのを聞いて唖然とした。専門家はわかりやすく話し、一般人は時間をかけてそれを聞くべし。

2010-04-20 11:28:40
tanaka hideki @md_tanaka

@HayakawaYukio アイスランドの火山が噴火して、飛行機が止まったまではニュースで知ってましたけど、どれぐらいの噴火規模かはぜんぜんニュースに流れません。どれぐらい危険なのかもわからない。高度16キロの噴煙というのは教えてもらえましたが。twitterのおかげですね

2010-04-20 16:22:47
かずま @kazuma_77

@HayakawaYukio はじめまして。IL火山の情報を探していてお見受けしました。TLを読んで専門家の知識人に一般市民(他者)への情報シェアの意思がないような内容を見て戦慄しました。そして専門家の知識を噛み砕いて発信するメディアに情報が少ない事を憂いました。勉強になります。

2010-04-20 16:38:05
@iTatazm

リスク管理系の学者さんが混じってくれるともう少し整理できるかもしれませんね。あと、早川先生以外にもtwitterを活用する火山学者さんが出てくださると、負担感も減るかも @md_tanaka @HayakawaYukio

2010-04-20 15:37:05
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「航空業界「規制は過剰」 アイスランド火山灰 混乱の欧州当局へ圧力」(西日本新聞の昨日夕刊)はたいへんよく書けている。 http://ow.ly/1AzE4 通信社の配信記事だろうか。あ、【パリ高木昭彦】の署名入りだ。

2010-04-20 14:00:52
早川由紀夫 @HayakawaYukio

航空機への火山灰注意喚起がしばしば出る日本やカムチャツカ・アリューシャンは、火山灰の行き先には海が広がる。今回は、行き先にヨーロッパという一大文明地域があった。これが今回の混乱の重大要因だ。

2010-04-20 14:08:12
早川由紀夫 @HayakawaYukio

米ワシントン州でセントへレンズ火山が噴火したのは19805月だったから、1982年インドネシア・ガルングン事故の前。風下には広大なアメリカ大陸があったが、火山灰の怖さをまだ知らなかった

2010-04-20 14:08:53
早川由紀夫 @HayakawaYukio

14日の噴火で出たマグマが安山岩だったのはよかった。流紋岩だったら、悪名高きヘクラと類似の噴火を心配しなければならなかった。14世紀にはエーライバ氷河でも流紋岩の軽石噴火があった。もっと遡ると、アイスランド南部では大規模火砕流も発生しているらしい。

2010-04-20 16:14:49
@iTatazm

【読売新聞の記述】『この火山では、マグマが氷河と接触し、氷河の水分を瞬時に蒸発させることで、激しい「マグマ水蒸気爆発」を起こし大量の細かい火山灰を作る特徴がある。』 http://bit.ly/aMNQU9

2010-04-20 14:20:44
@iTatazm

【毎日新聞】『火山灰が高濃度の空域を「飛行禁止空域」と定め、残りの低濃度空域を「運航許可空域」とした/火山灰は高度3万5000フィート以上には達していないため、「飛行禁止空域」を乗り越える形の高高度飛行も可能になる』 http://bit.ly/cEm7Nl

2010-04-20 16:12:50
@iTatazm

アイスランド火山TLまとめはずいぶん長くなってきたので、いったん4月20日あたりで締めて、「その2」を作ることにします

2010-04-21 09:17:59
@iTatazm

「2010年春アイスランド火山噴火の専門家系TLまとめ第2巻」」をトゥギャりました。 http://togetter.com/li/15660

2010-04-21 09:22:12
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