Do contemporary attachment theories dream of love?
@decostatw なるほど。でも研究ってなるとそうなると思いますよね。引用したとしても,「はじめに」の最初のほうにちょろっとイタリックで,みたいな。それこそ,問い直す的なレヴューでない限り,現代的な展開を追うのに忙しい気がしますよね。ニッチ研究でもありませんしね。
2011-06-15 19:36:24@psypub 先行研究へのリスペクトとして,紙面が許せば原点に立ち返るのがベターだと思いますが,正直かなりのビッグイシューですね…。ただ仰るとおり,総論を書くとなると目的によってはBowlbyの定義を検討→すったもんだ→現代的定義の検討→異同は云々という流れになるかと思います。
2011-06-15 19:49:07@decostatw それよりも,方法であり,結果であり,と思うとき,やはり日常からも理解・読解の視点・力点が違ってくるな,というのを実感した次第です。
2011-06-15 19:56:33臨床では「愛着」という術語も「アタッチメント」という術語も,ほぼ使ったことがありません。言葉として使ったとしても,愛着の観点なら~とか,アタッチメントの理論から見ると~等,「~」がメインになると思いますから,実務上あんまり使う必要性を感じていないかも。ただし思考には使っています。
2011-06-15 19:56:44@psypub そうかもしれません。自分のやっていることに,情報入力の仕方も最適化されていくのかも,なんてことを思います。プレイヤーと作曲家と評論家とでは音楽の聞き方が異なるように,とか言うと,大層な事言うなと言われそうですがw
2011-06-15 19:59:01例えばカンファレンスなんかで「愛着~」と言い始めると,その説明もしないといけないし,概念に関する議論が始まったりして,時間がもったいないかな,というのもある。当事者相手にも,噛み砕いた言い方を心がけたらば,自然とその術語が消えていく,みたいな。
2011-06-15 20:01:46そういや,社会心理学系のadult attachment研究(要するに質問紙研究)は恋愛研究から始まってるで。恋愛を研究したかったんじゃなくて,恋愛を題材に成人のアタッチメントを研究したかったんやで。adult attachmentの観点から愛について研究してる人もおるんやで。
2011-06-15 22:03:12これ→Hazan & Shaver(1987). Romantic love conceptualized as an attachment process. http://t.co/lQDLYqM 一般的にはloveよりclose relationshipがよく使われてるなぁ。
2011-06-15 22:08:53まぁそれでも,恋愛なんか意地でも研究したるか!という気迫を感じさせる研究者もおるで。ちなみにそう感じるってのは俺の心的現実やで。治療効果の予測因研究とか認知バイアス研究とか,close relationshipの研究とは捉えうるけど,loveの研究です!とはよう言いきらんで。
2011-06-15 22:14:59サイパブさんの考えを借りてかつ好き勝手に付け足すと,adult attachmentが愛と無関係というのは言い過ぎで,愛はadult attachment研究の対象になりうるし,愛をプロセスと考えるなら,その中にはattachment systemが関わる部分が存在するはずやで。
2011-06-15 22:19:23お前最初の威勢の良さなんやってんという話やけど,いろいろ考えてみた挙句,今のところ,そんなことを思うようになったで。まぁ,少なくとも僕の言いぶんは,ちょっと短絡的だったね。
2011-06-15 22:21:21現代のアタッチメント理論は,どっちかってーと,Bonding theoryとでも言った方がしっくりくるような気がするな。たしか,Ainsworthも愛着の絆とか生殖の絆とか親密性の絆とかに分けてたような気がするし。日本語で絆理論とか繋がり理論って言うのもなんかカッコイイ。
2011-06-15 23:03:04現代的にどんな有用性があるのかを重視する立場と、そもそも最初はそんな意味じゃなく間違って解釈されてるという立場の争いってつねにあるね。僕の文脈でいうとヴィゴツキーとか、エスノメソドロジーとかそうね。
2011-06-16 10:50:37