「輪るピングドラム」僕の桃のカンヅメ。

幾原邦彦さん監督によるTVアニメーション「輪るピングドラム」。「輪るピングドラム」関連ツィートの整理用、感想ツィートの「カンヅメ」です。
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枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム3話。見慣れた我が家に、他人がいる。その和感がリアルでハッとした。初めて登場する住宅展示場みたいな家でもいつもの家でも同じようにそれを感じることに驚く。その自分の家でラスト近くにみせた、家族の話に踏み込ませまいとする冠葉のさりげない優しさにグッときた。

2011-07-23 07:06:28
枝松聖 @EDAKIO

ファビュラスマックス。カタくいうならば最大級に素晴らしいわねブラボウ。いにしえの言葉でいえば…チョベリグ無限大。くらいのニュアンスなのカシラ。とりあえず、使う時はくちぶえを吹く感じに、華麗に

2011-07-23 07:07:07
枝松聖 @EDAKIO

朝のコーヒーで「輪るピングドラム」小説版3話まで。人の輪が出来る。輪の中で話もするけど、お互いナニを思っているかはわからない。書いてみると当たり前のことではあるのだけど、この作品での秘密の多い登場人物たちのナニを、各自の主観文体で覗き見る感覚はすごくドキドキする。

2011-07-24 06:50:55
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム小説版。とある場面。アニメ版にはない場面で、陽毬目線で陽毬が読んでいるモノ、感じるコトが3話で感じた「リアル」だったんだろうなと、あらためて思う。どちらの媒体も幾原邦彦さんとそれぞれの共著の方とで紡がれる物語だけど、画と文字で明確に戦略を変えているのがオモシロイ。

2011-07-24 06:52:01
枝松聖 @EDAKIO

「輪るピングドラム」では第1話で家→駅前の風景→すでに電車に乗っている兄妹という運びがおもしろいなと思った。ふつうの大人と子供が乗り合わせる乗り物。守るべきモラルでなく、大多数のビビッドな声が標語ポスターとして掲げられる車内。「社会」を描く作品になるんだろうという予感があった。

2011-07-28 08:29:19
枝松聖 @EDAKIO

「輪るピングドラム」4話。荻野目苹果は公園で野鳥を観察する多蕗桂樹を観察する。高倉晶馬はそんな苹果を観察する。時籠ゆりは一同を観察する。高倉冠葉は意外な相手に観察される。それぞれがそれぞれの目的で、誰かを観察する。そして。まったく違う場所で、誰かがその輪を観察している。

2011-07-30 06:32:18
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム4話。時籠ゆりは女優だった。女優。それは煌びやかな衣装を身につけ、人々に非日常の夢を見せる仕事。女優。それは偽りの性格を真実のように演じる仕事。女優。それは、としてれている。荻野目苹果だいピンチ。女優はよゆうの笑みで彼女を見る。

2011-07-30 06:32:47
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム4話。情報はそれを受ける人が、その意味を与えるもの。事実とも真実ともなり得るもの。「お兄ちゃん」という呼称の範囲って、曖昧ですよね。うん。とりあえず世間の共有情報ぐらいは知っておかないと、好かん相手とスカッと恐ろしいことになってキケンだ!というおはなし…?

2011-07-30 06:33:11
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム4話。うつつを抜かす…ある物事に心を奪われることを意味する言葉。と同時に意識がはっきりしていない状態を示す言葉。苹果は恋に、運命にうつつを、「現」を抜かす。絵柄、アニメの様式、現実認識までもが変わるまでの飛ばしぶり、ちょっと狂気っぽい匂いに、その言葉を思った。

2011-07-30 06:39:00
枝松聖 @EDAKIO

朝のコーヒーで「輪るピングドラム」小説版4話まで。兄たちが何かのためにどこかへ行っている間、陽毬は家でちいさな胸にちいさな想いをそよ風のようによぎらせる。誰も知らない、女の子の時間が…あ、あれっアニメ版はスカンクで街は大騒ぎとか頭の中でラララ歌うとかそういうお話だったような…

2011-07-31 07:30:14
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム小説版「4」。小説版とアニメ版、どちらを先行して「知って」いてもサプライズな戦略に「輪るピングドラム」世界がいっそう脳内でぐるぐる輪る。ファビュラスマックス。苹果の脳内寸劇劇場を綿密に描写した文章もそれはそれで読んでみたい気がするけれどw

2011-07-31 07:30:45
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム小説版「4」。羽のようにふわふわと髪を揺らし、花のようにしっとりと笑う。硝子細工の人形のように繊細な心を持った女の子。兄弟にとっては人形のように可愛らしい陽毬も生きて、ものを想うひとりの人間だ。ちいさな、けれど確かにある想いの重さがずしんと染みた。

2011-07-31 07:31:03
枝松聖 @EDAKIO

僕のiPadは晶馬、冠葉、陽毬は辞書登録済みなのは勿論のこと、「」で「輪るピングドラム」が変換される仕様になっている。すなわち僕のiPad認識においては「ましょうのおんな」とは「輪るピングドラム症の女」ということなんである。そんなキケンな女性なんて…是非ともお友達になりたい。

2011-07-31 07:32:36
枝松聖 @EDAKIO

おはようございます。本日は朝から小宇宙ファビュラスマックスでスタート。むしろコーヒーで落ち着かせましょう。

2011-08-06 07:08:51
枝松聖 @EDAKIO

「輪るピングドラム」5話。高倉兄弟の家には父親がいない。荻野目苹果の家には父親がいない。高倉冠葉と荻野目苹果はそれぞれの場所で、父親を想う。生き方を教えてくれたひと。世界のすべてであったひと。今は家にいない、かつてのそのひとを、想う。

2011-08-06 07:09:37
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム5話。謎の女子高生・夏芽真砂子が物語に登場する。その袖口と黒のストッキングは実は前回のラストで、サブリミナル的に目にしているものだ。そして「すり潰す」という言葉はそれとほぼ同時刻、久宝阿佐美に電話を掛けていた人物のものでもあり。夏芽真砂子、まだまだ謎の女子高生だ。

2011-08-06 07:10:06
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム5話。クリムト作「接吻」。愛の成就した恍惚を描きながら足元は断崖絶壁という絵画。荻野目苹果はその絵画に自分と多蕗を重ね合わせる。皮肉にもそれは直後、現実を象徴することになる…が、苹果は断崖絶壁にそのまま落ちるような女ではないのである。文字通りに。まじすごいやつだ。

2011-08-06 07:12:09
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム5話。冠葉はありふれた街の中でありふれたトラックを追い、走る。ありふれた日常の中では悪意ですらない、ありふれたアクシデントで大切な人の命の危機が訪れる可能性がある。運転手が、人間が操っていることを映す必要もない、それはいつでも起こり得る、ありふれた社会の厳しさだ。

2011-08-06 07:15:17
枝松聖 @EDAKIO

おはようございます。本日はタツノオトシゴのものまねでスタート。うそです。ややリラックスの調整日をスタート。

2011-08-07 07:38:11
枝松聖 @EDAKIO

朝のコーヒーで「輪るピングドラム小説版」5話まで。冠葉を冠葉にしたもの。冠葉の決意。冠葉の想い。ていうか冠葉にときめく。前回、阿佐美が想った記憶といい、小説版の目が見つめる冠葉はワイルドでファビュラスだ。うっとり。

2011-08-07 07:38:46
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム小説版「5」。雨の重さ、血と水のにおい。痛み。体温の熱さ。読んで呼び起こされる記憶や感覚がとても「生」っぽい。絵とは違う、文字の力。その武器、その威力にじわじわ侵略される。

2011-08-07 07:40:29
枝松聖 @EDAKIO

輪るピングドラム小説版「5」。感覚を呼ぶ、文字の力。それでいてカレー風味の肉じゃが等の「味」は読み手に委ねられていて。それは「生」そのものよりは順位が下の、与えられるものだから、なのかな。あと、あの状態の陽毬の言葉が、かわいい「声」がないと本当に非道いwものすごい、文字の力だ。

2011-08-07 07:40:59
枝松聖 @EDAKIO

おはようございます。今週のTBSは「輪るピングドラム」の放送はおやすみ。それでも本日はこの言葉でスタート。せいぞんせんりゃくー。もちろん、声マネで。

2011-08-13 07:30:36
枝松聖 @EDAKIO

「輪るピングドラム 試運転マニュアル 公式スターティングガイド」を朝のコーヒーとともに。放送前、メインキャスト座談会で感じていた「ゲロ豚?ファビュ?え?いったい何言ってるのこの人たち」ポカン感がようやく解消したw作品で描かれていることを実に正しくお話していたのですね…。

2011-08-14 07:48:14
枝松聖 @EDAKIO

試運転マニュアル。第5話までで誌面に掲載されている登場人物がすべて登場。「有名人」として紹介されるゆりや阿佐美が本編ではFANには有名だけど晶馬たちは知らなかったり、あっさり日常風景に溶け混んでいたり。「スター」性の影響力、範囲みたいなものがすごくリアルだと思った。

2011-08-14 07:48:39