放射線防護 ─ いのちとくらしを守る安全保障
妊娠中のお母さん、授乳中のお母さん、将来のお母さんへ
妊娠中のお母さん、授乳中のお母さん、将来のお母さんへ(日本核医学会 4/7) http://www.jsnm.org/japanese/11-03-28
2011-04-17 06:44:19ふつうの子供産めますか、とか自分は被ばくしてるから結婚は諦めてる、ともし言われたら、「この原発事故による被ばくが原因でおなかの赤ちゃんや未来の赤ちゃんに何か悪影響があることなどありえない。だから何の心配も要らない。」これ以外に科学的事実に基づく答えはない。
2011-09-09 00:27:44原発事故のことは報道や公的情報から言えることだけ言う、わからないことや不確定なことなど言わないことにしてる。だから大したことは言えない。何のメリットもない不要な被ばくは理不尽でしかなく、不安になるのが当然だと思う。だからこそ、お母さんたちには安心してもらいたいと思うだけです。
2011-09-01 00:52:17放射能は「毒」ではないし、汚染は人体影響に直接関係しない
放射線を光に例えると、人が光を浴びるのが被ばく。光を出す性質を持つ物質が放射性物質。放射性物質には放射能(光を出す能力)がある。放射性物質が付着して汚れるのが汚染。人への影響は「浴びた光の量」により、この指標が「被ばく線量(Sv)」。何を今さらのようで、超重要な専門用語です。
2011-08-07 02:15:24放射線が人にどんな影響を与えるかを学ぼうとすると、原子核崩壊、放射性同位体、α線、β線、γ線から始まって物理、化学、生物学…といった知識が必要になりますが、ものの見方を変えて、人が放射線によってどんな影響を受けるのかと考えれば話は単純です。必要な情報は被ばく線量、Svだけです。
2011-07-18 00:36:45放射能は毒でも雑菌でもないし、汚染が人への影響には直接関係しない。でも、セシウムさん事件や後を絶たない間違った除染法のPR、恐怖を煽る記事を見ると、放射線より「放射能」、被ばくより「汚染」という言葉の方が、何となく「漠然とした不安」を感じさせるのだと思う。
2011-08-07 01:52:11「放射能汚染」というと恐ろしいですが、放射能汚染の程度(ベクレル)は人への影響に直接関係しない。人への影響の指標は被ばくした量(シーベルト、Sv)だけ。でもSvといっても実感しにくいので、わかりやすいスケールで考えてみます。
2011-07-27 01:03:18重量の単位はグラム。グラムの千倍がキログラム、そのまた千倍がトン。被ばくした量の単位はSv。Svの千分の一がmSv(ミリシーベルト)、そのまた千分の一がμSv(マイクロシーベルト)。概ね1gが10μSvみたいなイメージです。
2011-07-27 01:06:40全身への1g(10μSv)の負荷は無視できる。1kg(10mSv)はそれなりの負荷だが健康影響のおそれはない。1t(10Sv)になると致死量。放射線に被ばくしたことによってどんな影響があるかはSvの大小が問題。
2011-07-27 01:14:15同じ負荷でも、全身に1tと手足など部分的に1tでは健康影は違う。1度に1kgなのか、年間合計1kgなのかによっても違う。「放射線被ばくにより人が受けた負荷」の単位であるSvも同じです。
2011-07-27 01:21:15経口摂取した放射能(ベクレル)に「実効線量係数(mSv/Bq)」をかけると被ばく線量(ミリシーベルト)が計算できます http://search.kankyo-hoshano.go.jp/food2/Yougo/j_senkeisu.html
2011-03-20 13:04:27微量に放射能汚染された飲食物の長期摂取に関して(日本核医学会 3/25) http://www.jsnm.org/japanese/11-03-25
2011-04-17 06:43:50リスク と 危険性 の違い リスクとは 「不確実性」 のこと
いろんなところで放射性物質と安全確保の話をする機会がありますが、「リスクとは予見できない、あるいは定量できない可能性のこと」、それと「可能性と事実は違う」という定義は必ずします。放射線の知識豊富な人でも意外と誤解してることが多いからです。
2011-05-31 01:37:01どんなにわずかな量の被ばくでも人体に有害である。YESかNOかという質問をすると、多くの人がYESと答えます。放射線教育で「しきい値のない確率的影響」は基本中の基本の知識で事実だと誤解している人が多いのですが、事実ではありません。
2011-05-31 01:44:36なぜ事実ではない知識をわざわざ教えられるのかというと、わずかな量の被ばくでも将来のがん化の可能性を否定できないからです。一方、科学的事実は「疫学的に100mSv程度以下の被ばくでは発がん確率の上昇は認められない」です。 このように、可能性と事実はまるで違います。
2011-05-31 01:49:43現実に起こりうる微量の放射線被ばくの影響は、1.有害 2.影響はない 3.むしろ健康に良い どの説もそれぞれ可能性があり否定できない。結局、わからない。だから「リスク」っていうのは「危険性」というより「不確実性」のことだと僕は理解してます。
2011-09-13 00:55:42病気の発見や治療は放射線なしでは成り立たないし、ラドン温泉なんかは古くから湯治場として愛されてきた。問題視する必要はない。あくまで「メリットのない人工放射線の被ばく」をどう考えるか。それが放射線防護のスタンスで法規制や基準値の基になってます。
2011-09-13 01:03:55原発事故の影響による被ばくは何のメリットもない。だから不要な被ばくをしないようにする。ただ、何が不要でメリット/デメリットが何なのかが平時と違って難しい。そこで特別な暫定基準が必要。結局、基準値を安全/危険で考えるからわかりにくい。適/不適を示すものというのが僕のイメージです。
2011-09-13 01:12:35何がわかってて、何がわかってないのか 「確率的影響」 の誤解
反核デモのコスプレの件、表現方法以前の問題として、福島第一原発事故に伴う被ばくによる胎児の奇形の可能性はゼロです。あり得ないです。
2011-06-11 14:54:21大学の先生がこんなに理路整然とデタラメな解説をしてるのを見ると、デマよりタチ悪い気がします: 首都圏の人口は3500万人である。この集団が一様に10mSvを浴びた場合、首都圏での~ http://bit.ly/h1Jhjg
2011-06-29 23:32:07