評論家の切通理作氏、『ウルトラマンの「正義」とは何か』の中で、切通氏自身が大江健三郎批判で書いたことが大江健三郎自身が書いたものと記述され驚愕。→著者の花岡敬太郎氏がTwitterで切通氏に直接弁明・謝罪。自身の誤解を周知へ→出版元の青弓社、本を販売停止・回収の措置を執る
そういえば佐藤健志さんとは、意見は真逆ながらこだわってる部分は共通してたので、一時期かなり頻繁にやり取りしてました。お互いの本の書評も書きましたよ。お互い辛辣に(笑)。
2021-06-11 23:30:07@risaku 『怪獣学・入門!』で切通さんの書いた評論が『ウルトラマンにとって「正義」とは何か?』でしたね。 これも読み応えあり、切通さんの名が頭に刻まれました。 今回、花岡敬太郎さんの『ウルトラマンの「正義」とは何か』のタイトルの類似は、これへのオマージュかとも思ったんですが…残念です pic.twitter.com/ikpuZSPCOE
2021-06-12 00:11:56この一冊があって、いまの僕があります。 twitter.com/doctoruwatson/…
2021-06-12 00:10:38@risaku 『異人たちのハリウッド』、懐かしいです。 その本で始まった映画宝島の第2弾が『怪獣学・入門!』になったのも、切通さんの『ウルトラマンと在日朝鮮人』が契機の一つだったように町山さんが編集後記に書かれていましたね。(抜粋画像) 自分も町山さん同様に当時、目からうろこが落ちまくりました。 pic.twitter.com/7HgBuBMZ3a
2021-06-11 23:59:336月12日
京都芸術大学の高橋信之教授のFacebookの投稿で気付きましたが、元となった博士論文にも同様の誤謬があったとするなら、筆者は提出した明治大学側にも連絡を取り、対処を考えてほしいなと思います。これが「正史」になるかと思うと、ゾッとします。 twitter.com/hanapie10/stat…
2021-06-12 08:00:42@risaku もし、増版等の可能性があるようであれば出来るよう努めます。また、自分が「間違った」という事も残るようしたいと思っています。 無為な謝罪の繰り返しは却って失礼になるかとは存じますが、改めて申し訳ございませんでした。
2021-06-11 22:57:45↓RT↓ 出版社・編集は?…も確かにそうなのだが、いちおう研究者ということになっている?人物が《切通理作の本も大江健三郎の本もろくに読まずに出版》が凄いし、これまでの仕事全部が疑われることになるのでは(ところで応答しているアカウントは本当に問題の筆者本人だという保証はあるのかしら) pic.twitter.com/UdXYDXfu8h
2021-06-12 07:52:07たしかに、このアカウントでは、フィックスされた回答の場としては不安定感がありますね。 twitter.com/nigellanoire/s…
2021-06-12 08:15:476月13日
くだんの誤謬箇所以外では、この本のために貴重な証言をなさった人々の声が収められているので、即「絶版」を、現実的かどうか以前に気持ちとしても訴えるのには躊躇があります。しかし当該部分を訂正して出し直すことが出来るのだったら、それが一番いいとは思います。 twitter.com/Z4pnze43HYAZ03…
2021-06-13 02:36:55@ShinHori1 「破壊者 #ウルトラマン 」 #大江健三郎 は 大学の図書館 #岩波書店 「世界」のバックナンバーで読んだ。開架図書だったから立ち読みで。あんな簡単にアクセスできるものを、ちゃんと読まず、正義云々なんて、書き手としての倫理観が欠如。絶版しかない。 #切通理作
2021-06-12 12:23:26@pmtv0GVEEr4Ppd2 @risaku 差し込みで対応するんですかね。 pic.twitter.com/b2sI6X91oM
2021-06-13 01:06:03『ウルトラマンの「正義」とは何か』の出版物と論文に関し、私の一連の指摘部分を含む限りにおいて、事実と全く違うという事をアクセスする人間が必ずわかるようにする必要があります。それは花岡さんは勿論、公的出版物として認めた出版社、論文として社会的評価を与えた大学も分け持つ事ではないかと twitter.com/M9jCxyGxWW8sbW…
2021-06-13 02:54:31その後花岡さんからは別ルートで私信がありました。そことやりとりする渦中で、整理された私自身の考えについては今後もツイートしていきます。出版社からはいまだなんの連絡もありません。 twitter.com/risaku/status/…
2021-06-13 02:59:05正義というものはウルトラマンが持ってきてくれるものではなくて、我々一人一人が考えなければならないものなんだと、教えられたと私は思っているのですが……。 twitter.com/doctoruwatson/…
2021-06-13 03:09:31スルーされました。実は花岡氏の大江ウルトラマン論要約を最初読んだ時、私の批判に大江健三郎が応えてあらためてウルトラマンと金城哲夫の在り方を位置づけた論稿をその後書いたのかと一瞬思って、当該箇所の参考文献を見たら「破壊者ウルトラマン」とあり、目を疑った・・・という経緯です。 twitter.com/shinichiroinab…
2021-06-13 03:19:29ところで大江自身は切通の批判にどう応えたのだろうか? togetter.com/li/1728878#c92… 「評論家の切通理作氏、『ウルトラマンの「正義」とは何か』の中で、切通氏自身が大..」togetter.com/li/1728878 にコメントしました。
2021-06-12 18:30:58もし大江健三郎が金城哲夫のことも、ウルトラマンを書いた作家に沖縄の人が居たことも、ドラマ内容とも照応しすでに書いていたなら、私があらためて書く必要はなかった。つまりこの時点で物書きデビューしていない。担当編集者の町山さんと「このことは書かなきゃ」と話し合う機会もなかったはず。 twitter.com/doctoruwatson/…
2021-06-13 03:08:15歴史が変わるというのは、そういうことでもある。つまり私という物書きが、いまここに居るという事もなかったかもしれない。少なくとも、まったく違う道筋をたどっていたかもしれない。
2021-06-13 03:13:06当然町山さんと作った『怪獣使いと少年~ウルトラマンの作家たち』という本も、あの一連のタイミングでは出せなかった可能性がある。つまり私に引き寄せて言えば二十代では著書を出せなかったかもしれない。違う人生になっていたことは間違いがない。
2021-06-13 03:50:556月15日
「誤謬部分を訂正しても問題ない論旨」ではありません。『ウルトラマンの「正義」とは何か』は先行研究が陥りがちな枠組を乗り越えるために書かれており、その枠組設定が、大江健三郎はこう言っているに違いないという、事実と正反対の思い込みが基礎になっている、本の基底を成す部分の誤謬です。 twitter.com/doctoruwatson/…
2021-06-15 08:31:51『ウルトラマンの「正義」とは何か』(青弓社)。 自分もこの切通さんの提案が妥当と思う。 出版社としては出費になるだろうけど、ウルトラシリーズにかかわった方々の証言には興味深いものも多いし、著者の論もなかなかに面白いもので、絶版はもったいない。誤謬部分を訂正しても問題ない論旨ですし。 twitter.com/risaku/status/…
2021-06-14 23:26:38『ウルトラマンの「正義」とは何か』の著者が想定している大江論稿への批判を、今度はそれを批判した切通への批判に置き換えれば訂正になるというわけではありません。切通論稿は、当然のことながら花岡氏がまとめた、大江がこう言っているであろうという思い込みともまた違う内容だからです。
2021-06-15 08:35:46たしかに実際には大江論稿にはない金城哲夫、および彼が書いたドラマ、その背景についての考察も、大江論稿を批判する私の側の論稿の中にあったものですが、私の文章および単行本は、そこについての勘違いに基づいた上で花岡氏が言う「既存の保守対革新」の区分けのために書かれたものではないからです
2021-06-15 08:41:19大江ではなく切通が書いているのは、政治思想に基づいて、あるいはそこに偏って対象に向き合うことなく簡単に断罪してしまうことに象徴される、単なる社会派的視点での作品理解こそに反撥し、花岡氏が言っている「社会の大状況からの外的規定による作品理解」をまさに乗り越えようとしたものです。
2021-06-15 08:48:13著者自身が子どもの時に作品と出会った最初の衝撃や感動という視点を忘れず向き合い、場合によっては成長して作者と話し確認したことを交えるのが私の姿勢であり、私にとってそれが一冊にまとまった最初の本が『怪獣使いと少年――ウルトラマンの作家たち 金城哲夫・佐々木守・上原正三・市川森一』です
2021-06-15 08:49:55これは『ウルトラマンの「正義」とは何か』の全体にとって主要テーマである「先行研究の整理」および乗り越えという前提に関わる問題であり、当該箇所だけを直せば全体としては変わらず成立するものではないと考えます。
2021-06-15 08:53:11