しばりぱのEnglish Knight in Twitter (2011-08-13)『some』『any』のお話+ねこ
帰ってから英語のことについてつぶやこう。今日は『some』と『any』の話でもしようかな。すぐ終わりそうだったら、名詞の加算、不加算についてもつぶやきませう。
2011-08-13 15:39:35【英語文法最大摩訶不可思議大冒険な法則】:『some』は肯定文で使われるが『any』は疑問文、否定文で使われる。『いくつかの〜』と訳す。『some』を使った文章を疑問文、否定文に変える時は『some』を『any』に変える…もしもこうやって覚えているとしたら、今日から辞めましょう。
2011-08-13 18:08:25しょうがないのです、学校でこうやって嘘ばかり教えられてきたのですから。でもこれからちゃんと覚えて、使いこなせるようになっていきましょう。さっきの嘘の法則、ですが、こう言い換えれば真実です。【真実】:『some』は肯定文で使うことが多いし『any』は疑問文、否定文で使うことが多い。
2011-08-13 18:12:21では早速個々にどういう意味なのか、それからどういうイメージなのか、見ていきましょう。まずは『some』から。イメージは『ぼんやりしているが、確かにそこにある』というもやもや感。そして意味は多岐に渡りますが、基本的には『ある特定の数や量』を示すという認識でひとまずはいいと思います。
2011-08-13 18:16:46実際に例を挙げて説明します。例えば、I need to buy some salt. (塩を買わなきゃ) とキッチンで塩を切らしてしまった状況でのつぶやき。きっとアナタの頭の中にはある特定の数量が思い浮かんでいることでしょう。まぁ多分、塩の小瓶一つ、くらいで事足りるでござんしょ。
2011-08-13 21:55:16しかし状況が変わり、もしもアナタが食品会社工場の現場マネージャーだとします。この状況で、I need to buy some salt.と言えば、500kgとか1tだとか、そういった大規模な量になるでしょうし、同じ文章でもその数量は状況によって大きく変わるのです。…難しいですか?
2011-08-13 18:24:15しかしこの二つの事例に共通するのは、アナタの頭の中にその状況に応じた『ある特定の数量』がぼんやりと浮かんでいることなのです。だからさっきのI need some salt.と少しくどくど訳してみると、『(自分のこの状況に応じた『特定の量』の)塩を買わなきゃ』という風になるのです。
2011-08-13 18:28:12もう少し例を出してみましょう。I did not eat some food today. この文章ちょっとおかしな感じがします。『なんだよーそんなのsomeは否定文で使わないで、その代わりにanyを使っていないからだろ?』と言いたくなるかもしれませんが、全然説明になってません。
2011-08-13 18:31:11some saltと違ってsome foodですから今度は「ある特定の量」の食べ物、それプラス『「ある種類」の食べ物』と意味が新たに含まれます。どうしてか?と問われれば、塩は普通一種類ですが、食べ物は集合名詞なので、量と種類が一緒にこの『some』のぼんやりさに含まれるからです。
2011-08-13 18:36:12ここで問題。みなさんは『一日で世界のあらゆる食べものを、全て食べられる』と思いますか?…答えはもちろん『NO』でしょう。つまり猿の脳みそや、蝶の蛹、蠍の唐揚げなどは普通日常私たちは食べませんからね。つまり言い換えれば、私たちが普段食べるものって『ある程度特定されている』んですよ。
2011-08-13 18:40:59さっきの例文に戻りましょう。I did not eat some food yesterday. これを訳してみると、一体どうなるか。『昨日私は、ある特定の(種類の)食べ物を食べなかった。』どうですか?これ、おかしくないですか?だって、あまりにも当たり前のこと言ってるんですもの。
2011-08-13 18:43:47頭の中が『???』のみなさんへ。さぁゆっくり行きましょうね。さっきも説明したとおり、ボク達は世の中の食べ物を全て食べるなんて無理なんですよ。実際死ぬまで食べ続けても間に合わない。だから、ボク達が『毎日毎日「ある特定の食べ物」を食べない』こと、ってごく普通の営みでは有りませんこと?
2011-08-13 18:46:36ああそうか… I did not eat some food yesterday. って文は「昨日は食べなかった食べものもある」ってことか。
2011-08-13 18:47:18だから当たり前すぎて違和感を覚えるんです。I did not eat some food.は言っていることがあまりにも当たり前すぎるんですよ。もちろんこれは『someは否定文で使えないから』っていう訳の分からない法則が有る訳じゃないですよ。実際『some』も否定文で使えますから。
2011-08-13 18:50:01じゃあ、今度は『some』が否定文で使える例を挙げてみましょう。例えば、I don't like some friends of yours. これはちゃんと『some』が否定文で使える英文です。『私は君の友達の…えーと良く分からんけど、何人かは好きじゃないなぁ…』みたいな感じ。
2011-08-13 18:53:33@Chivalreaper some food を食べてないってことは、ある質or量の食べ物を食うことを想定していたってことになるの?
2011-08-13 18:55:07つまり話し手には『ある特定の人数』のボクの友達、がぼんやりとイメージされているんですが、よく分からない(または良く覚えていない、気にかけてもいない)ので、きっちりと誰と誰、若しくは人数とかもはっきりさせることができないので、この状況に一番合った『some』を使っているんですよ。
2011-08-13 18:56:32@reot2 理屈っぽくなっていますが、『some』のイメージはぼんやりしてますので、もしもそれで、れお君がある特定の食べ物を食べられなかった、と思った瞬間に、それって普通は鶏肉食べんかった、とか、野菜全然食べんかった、とか言うでしょうし、食べ物っていう名詞は使わないと思います。
2011-08-13 19:02:08@Chivalreaper ああそうか。だから「くどい」ってことになるんですね。逆に「ある特定量の食べ物を食べることを達成できなかった」とかをほのめかそうとすると、a 〜 みたいな表現になるんですか?
2011-08-13 19:06:04大丈夫でしょうか、そんなに単純な話ではないので、簡単には飲み込めないかも…。では反対に『any』はどういう意味で、どういったイメージなのかを捉えます。で、この二つ『some』と『any』を比較することで、段々とこの二つを使い分けられるようになっていきますから、焦らない、焦らない。
2011-08-13 19:08:16