米国経済状況から見えるWW2開戦前の米国の戦争願望の有無
- Nyarlathotep_44
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むしろ世界恐慌で総需要が無いからこそ、私は米国は大戦を静観して、同盟国との関係はレンダリースに留めると判断するのだけれどなぁ。当時孤立主義だった米国が、わざわざ藪をつついてヘビを出す必要があるか?というのが私の疑念。
2011-08-23 00:15:21@Nyarlathotep_44 またその当時のフーバー大統領がよりによって恐慌時に無駄の削減的なことを大々的にやっちゃったもんで、最も豊かな大国の国民が失業と餓えで倒れてゆくという馬鹿馬鹿しい事になってしまい、政治的にも非常に不安定な状況になったわけです。民主主義国だから。
2011-08-23 00:15:56@Nyarlathotep_44 そもそも 「世界恐慌で需要がない」 ではなく、米国が政策を誤って「最も恐慌経済が深刻化した、最も余裕のない国」だったのです。その状況で各国が保護主義化、ブロック経済化してゆくので、どんな手を使ってでもこじ開けなければならなかった。
2011-08-23 00:18:30@Nyarlathotep_44 重箱の隅をつつくような話ですが、戦争を望んでいた層もアメリカには結構いたのも事実なんですよね、ルーズベルト意外にもライフのボスも積極的な参戦論者だったり勿論陰謀とは関係のない話ですが
2011-08-23 00:19:28@Nyarlathotep_44 これらの状況は財政出動と金融政策のパッケージで解決が見込めるケースではあるけれど、人類史において恐慌経済は、少なくとも白人世界では初めて起きた事例で、誰も実績の裏付けある対処法を提示出来なかった。
2011-08-23 00:20:50@Nyarlathotep_44 アメリカ(特に大統領あたり)が対独参戦の口実を探していた可能性は否定できませんが、そこから真珠湾まで行くのは飛び過ぎな気がしますね
2011-08-23 00:21:11@Nyarlathotep_44 つまり政治のミスから始まった事だけれど、世界恐慌の中で金融財政の政策を間違った結果、国富や人命が瞬く間に潰えていく事態に突入した。この時点では他に手段はほとんどない。方針の転換をすれば瞬く間に政権は打倒され、またその公約も経済復興に向かない。
2011-08-23 00:23:34@Nyarlathotep_44 当時の常識から考えて、真珠湾に空母で殴り込みかけると予想が出来る軍人がいたら、そいつ左遷ですw 私としてはやはり「欧州参戦、中国支援の手段として目の前の日本を刺激した」説が有力に見えますね。序盤の敗退は予想外でしょうが
2011-08-23 00:26:01開戦前のアメリカン参戦論者で一番有名なのはヘンリー・ルースじゃないかなー、彼はかなり精力的に米国参戦のロビー活動をしていたみたいだし、ライフのトップだから陰謀論とかの話の元ネタになったりするかも
2011-08-23 00:27:46@tsumuji_wind 私もソッチの方がまだしっくり来るかなぁ。あくまで中国支援と同時に、枢軸国(ドイツ同盟国)の弱体化のための禁輸政策だろうな、とは。
2011-08-23 00:29:03@Nyarlathotep_44 恐らくは日本が折れると思ったのでしょうね。上手くいけば、ソ連への極東経由支援が可能になりますし。しかし刺激しすぎた
2011-08-23 00:29:49前も書いたかもしれないけど、ヘンリー・ルースが真珠湾攻撃を聞いた時の反応はこんな感じ
2011-08-23 00:30:01@Nyarlathotep_44 途中まで静観していた米国が参戦するに至った動機には、間違いなく戦争特需に対し軍需品の輸出で経済を回復する意図がありました。ここで問題になってくるのが、世界各国の経済規模。アメリカ一国で世界の半分に及ぶ生産力を誇っていたのです。
2011-08-23 00:30:48@Nyarlathotep_44 膨大な生産力は軍事・政治の点から見ると良い物のように見えますが、市場を確保出来ない生産力というのは、経済の点から見ると猛毒です。製品の価値を落とし、通貨の価値を上げ、生産性の爆発的な工場は雇用を縮小し、「国民」の生活を破壊してゆくのです。
2011-08-23 00:33:16「今や偉大な国民の歴史上、空前の臆病な時代1921-41までの米国史における20年間が終わりを告げた。今、幕を閉じようとしている時代は悲劇的というより恥ずべき時代だった。今日は怒りの日で有る。また希望の日で有る。この時のためにこそアメリカは作られたので有る」ライフ社説より
2011-08-23 00:34:30@Nyarlathotep_44 そして米国の膨大な生産力は、1つ2つの国家の需要を食い尽くしたところでどうにかなるような水準ではありませんでした。
2011-08-23 00:35:20@Nyarlathotep_44 これに加え政治的な意図や権力闘争、資本家からの圧力など、米国の政治家も国益の為だけに動くことが難しく、資本家や軍需産業方面からは戦争需要に対し圧力を掛けていたわけです。GMとか。
2011-08-23 00:37:29と言うわけでかつてのテレビぐらい影響力のあった雑誌のトップはイケイケGoGoで戦争に協力するのであります。ルーズベルトに「貴下の指揮の下に完全なる勝利の達成実現を報道できる事が我々一同の心からの願いであります」とか書いちゃう人でありましたとさ
2011-08-23 00:39:15@kyrierich なるほどね。確かにそうなると経済的には米国は開戦したいという意識は実際ある人は多かったと思うよ。ルーズベルトも実際開戦論者あったことも、開戦論者が一定数いたのも分かる話だし。
2011-08-23 00:39:54@Nyarlathotep_44 米国の政治家で開戦を望む人間はそう多くなかったと思います。しかし「開戦の意思」が、大統領府にしかないとは限らず、その決定権や議決機関が政治の場だけにあったわけでもない。特に資本家が発言力を強く持っている時期は大企業が国政を動かすケースが多い。
2011-08-23 00:40:07